No.40 俺達は弱い
はぁ...はぁ...はぁ...
ユーム達はボロボロである。ボロ雑巾の様に。
ユーム「...死ぬ...かも...」
ユームの目の上は腫れ上がり、意識を保つ事で精一杯だ。
?!
魔物とモンスターの動きが止まり、そそくさと引き上げて行く
ユーム「はぁ...はぁ...なにが.....助かった...」
バタッ。意識を失い、雪の上へ倒れ込んだ。
なぽぽ「うふふ...。マリア様、おかえりなさいませ」
遠く、豆粒ほどの大きさで常人には人なのか物なのかも認識出来ないほどの距離にいるマリアを見つけて喜ぶなぽぽが居た
4人が意識を失い2日、続々と目覚め、それでも完全復活とはいかなかった。
ベビウスの宿舎に泊まらせてもらい。宿舎の食堂で食事中
マリア「やっと起きたか。」
ユーム「マリア姉さん、こんにちは。ベビウスのモンスター達は、想像以上でした。。」
暗い顔のユーム
マリア「4つの門を4人で手分けして1人1つずつ守ったと、なぽぽに聞いたぞ」
ブンブン「あんなに大きな門。1人で守り切れる訳ないでしょ。無茶苦茶過ぎる」
マリア「ブンブンよ。それはお前達が弱いからだ。」
マリアは冷たく、ため息を吐く
マリア「なぽぽなら。1人で全ての門を守りきる。お前たちの旅は一旦中止とする。私がお前たちを鍛えなおす。」
ユーム「...分かりました.....」
マリア「私やなぽぽが鍛錬すると、多分全員死んでしまうだろうから、当面の間、チェスパの部隊に入り、チェスパに鍛錬してもらえ」
それから、チェスパさんと過ごす日々が続いた。
チェスパさんの仕事は思いの外忙しく、街の治安維持、ギルドの緊急クエスト、護衛。ありとあらゆる仕事の後、夕方からはチェスパさんとの鍛錬が続く毎日だ。
そして、チェスパはこのベビウス軍国家の民達からは大人気だ。
チェスパが街を歩くとほとんどの民から声を掛けられ、中には差し入れをする者もいる。
訓練場
チェスパ「リーナ!補助魔法が遅い!何を見ていた?そもそも見てからでは遅い!感じるんだ!俯瞰で動け!」
リーナ「はいっ!」
チェスパ「ブンブン!なぜそこでスキルを混ぜない?武器とスキルの特性を使え!相手を騙し、確実に仕留めにこい!」
ブンブン「はいっ!」
チェスパさんの鍛錬は本当に丁寧で、アドバイスも的確だ。多くのスキルを取得し、攻撃力も攻撃パターンも増えた。
チェスパ「今日は終わりだ!風呂入って飯にするぞ!」
毎日鍛錬を行い、一緒にお風呂に入り、一緒にご飯を食べる。本当の兄貴分のような存在だ。
たまにの休日。
感動作の映画を観ながら誰よりも涙脆いチェスパもこれまた魅力的である。
そんな生活が1年続き。
唐突に。
事件は起きた。




