No.32 銀遊の実力
野盗達が身構える
貴族は護衛にしっかり守られている。
セナ「パンツェ。鎮魂だ。あの後ろで亡くなってる者たちへ祈りを」
パンツェ「はい。もちろん」
パンツェは手を合わせ、黄金色に光り輝く
リーナ「これって、、!光属性魔法っ!!」
光属性魔法は本当に稀な属性だ。代表的なのはビビア王も光属性魔法の魔道士だと言う事
野盗頭「シャドウ テイム」
野盗頭から漆黒な、不快な影が延びる
パンツェ「あなた。私との相性が悪いですね。私は闇属性、魔族属性の攻撃は、魔法物理共に効きません」
野盗頭「くそっ」
セナ「ほう。禁忌テイムか。その能力で色んな奴をテイムして奴隷に落としてたのか。胸糞悪いな。」
ユーム「加勢します!!」
ユームとブンブンが武器を抜き、構える
パンツェ「大丈夫ですよ。セナさんはああ見えて本当に強いですから。」
セナ「楽には死なせてやれねぇーよ? 」
「銀よ穿て ヤドリギの矢」
セナの周りに無数の銀色の矢が現れた。
セナ「射抜け」
音速をも超えるスピードで野盗達は一瞬にして射抜かれ、砕け散った
「強すぎる…!」
貴族「お、お前…!なかなかやるな!お、俺様がお前達を召使いと護衛として雇ってやる!エルドーラ3大貴族筆頭のこのワシが!一生食うに困らない生活を約束してやる!」
セナ「お前はいちいち感に触る。しゃべるな。貴族だ?俺には関係ねぇ」
貴族「貴族をバカにするな!俺に何かしてみろ!世界評議会…!序列称号達が黙ってねぇぞ!お前は序列称号を持つ化け物達に一生命を狙われる!へへへ。どうだ!ビビったか!貴族を舐めるな!!」
セナ「はぁ…。なんでお前のような奴が貴族になれたんだよ。評議会での議題が1つ増えちまったじゃねーか。」
セナは深いため息を漏らし、不快感を露わにする
セナ「まぁ、ルールだから仕方ない。良く聞けよ」
セナ「宣誓する。我、序列称号5位、銀遊のセナの名に置いて現時刻をもってお前の一族の貴族階級を剥奪とする。罪名は不法奴隷売買及びその主導。我、序列称号5位、銀遊のセナの名に置いて決定する。お前の一族は前後3代に渡り死罪とする。」
?!?!?!?!?!?!?!?!?!
セナは冷酷に言い放った
貴族「お前が…銀遊のセナだと…!信じない!そんな事有り得ない…!やれ!衛兵ども!!」
衛兵はガダガダと震えて動けない。中には失禁している者もいる。
セナ「貴族がなんだ?貴族の仕事は民を幸せへ導くもんなんだよ。俺たち序列称号保有者は世界の均衡を保つため。不平等を無くすため。みんなが幸せな未来を歩けるために存在してんだよ。そのために、大戦争で前線張って、命かけて、世界全ての民の命のために命かけてんだよ。もう良い。死ね。」
セナのヤドリギの矢は冷たく、無慈悲に貴族と護衛を貫く。
パンツェ「セナさん、鎮魂も終わりました。ありがとうございます。」
セナ「おう!サンキューなパンツェ!いやー、今日も胸糞の悪い1日だったな!パンツェのお陰で、不当に奪われた者たちの魂は、次は幸せな人生を送れるだろうよ!」




