No.29 旅立ちはコッソリと
ユーム「さぁ、行こう!!」
アクセイランの街を出て北上して行く、目指すはベビウス軍国家
リーナ「リファ様へ挨拶しなくて良かったの?」
ブンブン「もう分かるだろ?今から街を出ます!なんて、リファに言ったらユームは一生アクセイランの街から出れねーよ」
リーナ「笑 たしかに笑」
ユーム「これで良いんだ。俺達には俺達の旅があるから!リファ姉さんとは、きっとまた会えるよ!」
ブンブン「なぁリーナ、ところでベビウス軍国家ってどうゆう所か知ってるか?」
リーナ「えっ、逆に知らないの?」
リーナは驚き目を丸くして答えた
ユーム「マリア姉さんが軍団長をしてるって以外、実はほとんど知らないんだぁ笑」
リーナ「本当に2人共世間知らずなのね笑」
リーナ「ベビウス軍国家っていうのは、世界の最北に位置していて、1年を通して吹雪と氷に覆われた国家よ。世界三大都市とされ、この世の新たな武器、兵器はだいたいベビウス軍国家で生まれるわね。ドワーフ族が多く住み、武器輸出とあちこちで起こる紛争鎮圧。傭兵の派遣も大きな産業になっているわね。どこの国とも一線を引き、完全中立を掲げているわ。自国から戦争行為は絶対にしない、ある意味、世界一平和な国とも言えるわね。」
ユーム「へぇ、三大都市って事ぐらいしか知らなかったなぁ。ワクワクするね!」
ブンブン「俺はベビウス軍国家に行って新しい武器作るんだァ!」
リーナ「楽しみだね!」
モンスターを狩りながら、小さい村へ着くと素材を売り、旅は平和に続いて行く。
小国エルドーラへ到着
ユーム「やっと村以外の町に着いたね」
ブンブン「飯だ飯っ!まずは腹ごしらえっ!」
ブンブンは鼻をクンクンと右へ左へ店を探す
リーナ「小国エルドーラの町よ。正直、あまりいい噂の聞かない国だけど」
ユーム「そうなの?どんな噂があるの?」
リーナ「不法な人身売買、公にはされていないけど、無許可な奴隷落ち制度を取っているとかいないとか。」
ユーム「ふーん。次の大戦争に備え、世界で力を合わせて立ち向かう準備をするべきだとおもうけどなぁ。」
ブンブン「そんなもんだろ。自分さえ良ければ良いって奴はこの世界にわんさか居るよ」
ブンブン「よしっ!あの店へ入るぞ!」
店主「いらっしゃいっ!旅人かい?なんでも美味しいから好きなだけ注文してくれな!」
ブンブン「美味そうな匂いだなぁ〜なんにしようかなぁ〜」
食いしん坊なブンブンはメニュー表に釘漬けだ




