No.2 現実
先程も述べた様に、俺が今居るのは「エターナルエンド」に存在するリシーヤ島。
世界の南に位置する小さな島だ。
今から10年前、俺が5歳の時に大戦争が起こり、俺の父さんと母さんもその戦争へ参加した。
父さんは凄腕の剣士だったと聞いていたが、その戦争で両目を失い、もうこの先の戦争には参加出来ないだろうと。
それでも、目が見えない中で、俺とブンブンに剣の稽古を毎日付けてくれている。心から尊敬出来る良い父だ。
母さんはこの世界でも希少な治癒を扱う魔道士だったと聞いている。戦争で両手が焼け、上手く治癒魔法が使えなくなったと言っていた。今はリシーヤ島でポーションの調合や簡単な治癒を行い、島のみんなから親しまれている。
この世界には「序列」と言う称号が存在する。
序列は1位から10位まで。
世界の中心の穴を15年間、結界を張り、この表の世界を守り続ける「絶対王 ビビア王家」
この穴に結界を張る「能力」を保有出来るのは、このビビア王家の血筋以外には受け継がれないそうだ。
その絶対王のビビア王家の王が、「能力」「戦闘力」を総合判断し、序列1位から10位までを、この世界の最高戦力として認可、様々な特権を与えられる。
この世界では、もれなく1人1つは必ず得意な能力を持って生まれる。
ランダムに生まれ持って能力を保有しているのだが、生活の役に立つ能力や、戦闘系、魔法系、隠密系、農業系など様々だ。
みんな自分の能力に合った人生を生きて行っている。




