No.28 その後のアイ
コラルの町壊滅から1ヶ月が経ち
アクセイラン繁華街にて
リーナ「アーーーイさんっ!ユーーーリアちゃんっ!おはっようーございまーす!!」
アイとコラルで生き残った獣人族の女の子ユリアは、仲良さそうに街で買い物をしていた
アイ「おう、リーナ、おはよう。そろそろ旅立つそうだな。旅の準備の買い物か?」
アイはユリアの手を繋ぎ幸せそうだ
ユリア「おはよう…ございます!」
ユリアは少しずつ心を開き始めたようだ
リーナ「そうですね!寂しいですが、旅を続けます。このまま北へ上り、ユームのお姉様がいらっしゃるベビウス軍国家を目指します」
アイ「そうか。寂しくなるな。ベビウス軍国家までは相当な距離がある。間に小国がたくさんあるから大丈夫だとは思うが気をつけて行けよ」
リーナ「ありがとうございます!あっ、そうだ、これ!」
リーナは可愛い首飾りを差し出す
リーナ「これねっ!私の村に伝わるお守りの首飾りなんだ!贈った相手に多くの幸せがおとずれますよーにっ!って贈り合う物なの!ユリアちゃんにあげるね!」
ユリア「あ…ありがとう…」
少しほっぺたを赤らめながら、恥ずかしそうにユリアが受け取る
アイ「ユリア!良かったな!良く似合うぞ!リーナ、ありがとうなっ!」
リーナ「いえいえ!ユリアちゃん、これで私達、ずっと友達だね!さっ!買い物買い物!」
リーナは気分良さそうに買い物を続ける
ユリア「嬉しい…なぁ」
ユリアの喜ぶ顔を見てアイの表情が綻ぶ




