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No.11 親玉討伐

目の前に佇むモンスターは明らかに俺達に敵意をむき出していた。


ユーム「おいおい、これも討伐依頼にあったファングファンファンであってる?明らかにやばい雰囲気出してるけど」

俺はひとつ唾を飲み込みながらブンブンに話しかけた。


ブンブン「これは、、あれだな。「親玉ファング」だな。知らんけど」

緊張感を持ちながらもブンブンは適当な言葉を吐き出す。


ユーム「でもよ。こいつをちゃんと仕留めないと、おばぁさんが畑仕事出来ないもんなぁ。ブンブン、やるよ。」


ブンブン「そうだな。単純に考えて、ファングファンファンより5倍大きく、5倍早く、5倍の攻撃力があると仮定して戦おう。普段とは逆になるけど、俺が前衛に立つぞ、良いな?ユーム」


ユーム「そうだね、ブンブンの固有能力でスキを作りながら俺が重たい一撃を頭頂部にお見舞いするのが良いだろうな」


「ガマ油」


ブンブンの身体の表面がみるみる粘液で纏われて行く。


ブンブン「これで俺に対しての物理攻撃はほぼ受け流し状態になる。スキを作る、頼むぞ、ユーム」

ブンブンが間髪入れず親玉ファングへ向け駆け出す


ブォォォオォォォォーーーッ!!


親玉ファングは想像以上の速さで突進してきた。


飛び込んでいたブンブンの目前には既に親玉ファングが居る。


!?


ブンブンが瞬間、身体を反転させ間一髪で交わす。いや、交わせていないが、固有能力の1つ「ガマ油」の粘液で摩擦が極限まで減少され滑り避けれていた。


ブンブン「これは中々骨が折れそうだな」

ブンブンが焦った表情で言った


ユーム「ブンブン、気をつけて。撹乱して、俺の方へ真っ直ぐ誘導してくれ!」


ブンブン「分かったよ!任せろっ!」


ブンブンは持ち前の俊敏さを駆使し、親玉ファングを撹乱する。

ブンブン「ユーム、行くぞ!」

掛け声と共に俺の目の前にブンブンが静止した


ブォォォオォォォォーーーッ!!


親玉ファングはブンブンに狙いを定め突進してくる。

ギリギリまで惹き付け、ブンブンは身体を交わした。


ユーム「これが渾身だっ!おりゃゃゃあぁーーーっ!」

俺は飛び上がり、しっかり溜め込んだ力を剣に乗せ親玉ファングの頭頂部へ一気に振り下ろした。


どーーーーーッん!


親玉ファングは突進した勢いの感性を残しつつ、前足に力は無く、前方へ倒れて滑り込んで行く。


ブンブン「やったか!?」


ユーム「多分!」


動かなくなった親玉ファングを暫く眺め、2人はホッと腰を下ろした。


ブンブン「何とか初依頼達成だな」


ユーム「あははっ、やったね、ブンブン」

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