No.9 依頼主のおばあちゃん
ブンブン「初めての依頼でワクワクするけど、トンガの町から近いせいか、モンスターや魔物なんて全く見かけないな」
2人は村までの道をワクワクしながら歩く
ユーム「そうだね。でも、気は抜けないよ。父さんからもクポ村長からも俺達は「弱い」ってお墨付きがあるんだから、まずは死なないように心がけよう笑」
ブンブン「そうだな笑 俺達ってそんなに弱いのかな?自分では分かんないよなぁ、一生懸命修行してきたつもりだけどなぁ笑」
ユーム「そうだね笑 2人で力合わせて頑張ろう!」
2時間ほど歩き、小さな村が見えて来た
ブンブン「ユーム、あれが依頼の村じゃねーか?俺達が育った村より小さいけど、故郷って感じで安心するなぁ笑」
ユーム「あの村だね!まずは依頼主の所へ行ってみよう」
村へ入り、村人へ依頼書を見せ、依頼主の家を教えてもらった。
ユーム「こんにちは〜、トンガの町から来ました冒険者です。ファングファンファン討伐依頼をこなしに来ました〜」
おばぁさん「いやぁ〜やっと来てくれた。私はそんなにお金を持って無くてねぇ。こんな安い依頼を受けてくれてありがとうねぇ。私の畑は村の1番外側に有って、最近ファングファンファンが作物を食い荒らして大変だったんだよ」
白髪混じりのお団子頭、まん丸いメガネを掛けた可愛らしいおばぁさんが出てきて言った
ブンブン「俺達が来たからもう大丈夫だよ、サクッとファングファンファンってのをやっつけてやるから!何匹ぐらい居るんだ?」
おばぁさん「何匹居るかは分からないけど…私の畑に数匹走り回ってるよ。私ももう歳だからねぇ、ファングファンファンに体当たりされたら怪我しちゃうなぁ...って怖くて困ってたんだよ。この細い道を真っ直ぐ行ったら私の畑があるよ。よろしく頼むわね」
ユーム「分かりました!それでは行ってきます!」
おばぁさんの畑を向け2人は出発する




