ららお姉ちゃんのルーツ 俺の名は、次郎 後編
【紅p】は、どうして、あの言葉の後、あんにゃ顔をしたのかにゃ……。
【ズドドド、ドンかいじゅう】の次の男の子の話の続きだにゃ♪
わたしは、くるちゃん。
今、紅pの うぉーたーべっと(膝)の上で、あるお話を聞いてる。
そう、ズドドド、ドンかいじゅうが、愛は、一方通行になったルーツとやらを!
でも、紅pは次郎って猫のお話をしてる……。
んにゃ?
聞きたかった猫のお話は、うららちゃんだったのに……。
にゃんでそうなったのかにゃ?
まあ、わたしは紅pの主人だから、聞いてあげるにゃ♪
「次郎はね、リロちゃんが死んで我が家に来たんだ」
「にゃっ⁉」
びっくりしたにゃ……。
リロちゃん、死んだのにゃ?
ママは、大丈夫だったかにゃ?
わたしが紅pを見上げると、紅pは悲しそうな顔をしてた。
紅pも、リロちゃんが死んじゃって悲しかったんだね。
わたしは泣き虫な紅pが泣かないように、どんっ!て背中をおしあてた。
「紅p、泣かにゃいで、お話して!」
「くるちゃん……。今日は攻撃的だね」
紅pは、ちゃんとお話した。
全く、紅pはわたしがいにゃいと、だめだめにゃんだから!
ふむふむ……。次郎なる猫は、男の子にゃんだって。
ズドドド、ドンかいじゅうの後に来た男の子だったから、次郎にゃんだって。
にゃんで?
紅pは教えてくれなかった。
でも、続きを話してくれた。
リロちゃんが死んじゃって、ママはもう猫を飼うつもりはなかった。
でも、パパは、飼いたい。
ママは、考えた。
珍しい猫をリクエストすれば、パパはあきらめる!
でも、パパは、あきらめなかった。
探した。
探し続けた。
見つけた。
それが、次郎。
女の子じゃなかったけど……。
へえ、紅pのお家にも、男の子を飼ってたんだ!
にゃに⁉
その後にも、男の子がいたんにゃと⁉
ところで、紅p……、男の子って、にゃに?
紅pは、男の子を教えてくれなかった。
けど、話してくれた。
次郎って猫は、乱暴だったんだって!
カーテンを、よじよじしたり、ズドドド、ドンかいじゅうの背中に、よじよじしてたみたい。
カーテンはだめだけど……、ズドドド、ドンかいじゅうは、いいいにゃ!
でも、次郎って猫は一番やっちゃだめな事をしたにゃ!
それは、紅pの右手首にかみついて、ぽっかり穴を開けた事にゃ‼
酷いにゃ‼
紅pの右手首は、ぱんぱんにはれちゃったんだって!
そして、病院って処で大きな注射針を、ぽっかり穴に向けられたみたい……。
ど、どうにゃったかにゃ⁉
にゃんと!
ぽっかり穴から、白いにゃにかが出て来て、ぱんぱんは、小さくにゃたとさ!
めでたし、めでたし!
そんな酷い事をした次郎だったけど、最期のお別れを紅pだけに言ってきたんだって。
紅pは、やっぱり泣いたみたい。
でも……、最期のお別れって、にゃににゃ?
わたしは、紅pに聞いた。
すると、
「ピンポーン!」
「あっ! 誰か来たみたい。くるちゃん、ごめんね!」
そう言った後、紅pは、わたしを うぉーたーべっとからどけた。
そして、
「ガチャッ! 今、行きまーす!」
ガチャッの向こうに行っちゃった。
もうっ!
紅pったら‼
まだ、いっぱいお話してほしいのににゃ!
紅p……、覚悟しとくにゃ!
次は、うぉーたーべっと、三時間の刑だからにゃ‼
わたしは、くるちゃん。
【紅pへ】。
【紅p】に、痛い思いをさせる奴は、わたしが許さにゃいから‼
んにゃ?
【紅p】……。
首と、背中が、ヒリヒリして痛いにゃって⁉
にゃんで?




