おまけの話 25 ららお姉ちゃんは、とっても素早いんだにゃ! 9
わたしは、くるちゃん。
今回も前のお話の続きだにゃ!
でも、ららお姉ちゃんがトラップをしかけたのをママが見ちゃって大変な事になってる!!
さあ、ママの怖さがちょっとだけわかるお話の始まりだにゃ♪
そして、わたし、くるちゃんがどんにゃ事をするかもわかるんだよ~♡
私は、らら様。
ふぅんっだ!
紅pなんか、大っ嫌い!!
私には何にも言ってくれないし、私が近くに来てもまるで私が存在しないみたいに無視するし……。
紅pのせいで、くるちゃんにママの一番がとられちゃったじゃない!!
どうしてくれんのよ?
ぅもぉーうっ! こうなったら特大のトラップを仕掛けちゃうんだからね!!
……えぇいっ!
そうして、ららお姉ちゃんはトラップをしかけた。
でも、その時だったにゃ。
「こらぁーーーっ!! らぁーーちゃん!? 何してんのよ!!」
ママの怒号が飛んだ……。
わたしは、くるちゃん。
今、ママにだっこされてる。
けど、ママはお怒りだにゃ!?
それは、ららお姉ちゃんがトラップをしかけたのを見ちゃったからにゃの。
しかけた所を見られにゃきゃ、ここまで怒られにゃいんだけどねぇ。
見られちゃったら、最後!
ららお姉ちゃんはママからとんでもにゃく怒られちゃうの。
それは、それは口に出せにゃいくらい怖いんだにゃ……。
ど、どうしよう?
このままじゃ、ららお姉ちゃんがとんでもにゃい事になっちゃう!?
でも、わたしが、ららお姉ちゃんを心配した時だったにゃ。
「あぁっ!? らーちゃんがもういない!!」
ららお姉ちゃんの姿は、もう消えてた。
そして、ママのさらなるお怒りの声と、
紅pがじゅうたんを掃除するトントントンって音が響いたんだにゃ……。
ららお姉ちゃん、素早いのもいいけど、ママにちゃんと「ごめんにゃさい」て言わなきゃだめだよ?
じゃにゃいと、ママ、すんごく怒ってるよ?
そんにゃママをわたしは、ふんふんしてあげた。
それから、「ぐるにゃ!」からの、「ちゅう!」を決めた。
さらにサービスで、ママの顔に、すりすりしたんだにゃ。
すると、
「あらぁ? くるちゃん、どうしたの?
も~うっ! 可愛いんだから♡」
て、ママのお怒りはちょっとだけ静まったんだにゃ♪
わたしは、こうやってママのお怒りを鎮めるんだにゃ。
それは勿論、ららお姉ちゃんのため!
あとね、ママのお膝で怒られてちぢこまってる ららお姉ちゃんをかばう事もするんだよ?
「ママ、わたしのららお姉ちゃんをそんにゃに怒んにゃいで!!」て言ってね♪
だけど、ららお姉ちゃんはわたしをかばってくれた事はにゃい……。
でも、いいの!
わたしが、ららお姉ちゃんが好きでそうしてるんだもん♪
そうやって今日も大好きな ららお姉ちゃんを守れて満足したわたしは鼻高々ポーズを決めた。
すると、紅pが ららお姉ちゃんを連れて来たんだにゃ!?
そして、紅pの腕の中にいる ららお姉ちゃんの黒目が大きい……。
あれは、ららお姉ちゃんがびくびくしてるって事にゃの。
紅p、そんにゃ ららお姉ちゃんをママにつき出してどうする気だにゃ?
ママの目は、まだお怒りだよ?
しかも、ママの頭に角が見える!?
わたしが、じっと紅pを見ていると、
紅pは、ららお姉ちゃんをそんにゃママに近づけたんだにゃぁ!?
この後、ららお姉ちゃんはどうにゃっちゃうの?
ららお姉ちゃんの運命はいかに、だにゃ!
私は、らら様。
……。
……。
……ど、どうしよう……。
もう、誰かに何か言う余裕なんて、ないの……。
だって、私の猫人生、終わったんだもの……。
だから、もし私が次の作品まで生きてたら、その時はみんな私を応援してね?




