おまけの話 24 ららお姉ちゃんは、とっても素早いんだにゃ! 8
わたしは、くるちゃん。
今回も前のお話の続きだにゃ!
今回のお話はまだまだ続くんだよ。
そして、ついに ららお姉ちゃんがあれをしかけちゃったんだけど……。
にゃんで、ららお姉ちゃんがそうしたのかがわかるお話だにゃん♪
私は、らら様
今、机の下で、ママが下りて来るのを待ってるの。
でも、ママったら、遅い!
私は待つのはとっても嫌いなんだけど……。
ふんっ! でも、待つの!!
大好きなママのためだもの。
でも、遅い……。
そんな時だったわ。
「……トントントンっ、トン! ガチャッ!」
紅pの方が先に足音を鳴らしながらガチャッの向こうから現れた。
つまんないの!
でも、そんな紅pに、くるちゃんが大きな声でこう言った。
「紅p 紅p 紅p♡♡
お帰りだにゃ!!」
私じゃそんな声は出せないわねって思った。
「あらぁ、くっちゃん♡♡ そんな大きな声で、お帰りって言ってくれるの?
嬉しすぎるぅ!!」
すると、紅pも大きな声でこう言った。
二人共、うるさいわね!!
でも、私がイラっとしたのに紅pったらさらに私がイラってする事をしたの。
何よ? そんなに、くるちゃんに、ぎゅーうぎゅう、すりすりしちゃって……。
何よ?
何が、「くっちゃん♡」 「にゃあに?」 紅p!」 「あーい♡」、よ……。
何よ……、何よ 何よ!
何で、くるちゃんばっかに好き好きすんのよ!!
私には何かないの?
ねえ、紅p!!
イライラした私は、紅pの足を踏んであげた。
けど、気付かない。
何でよ?と思った私は、特別サービスで紅pの足に、すりすりしてあげた。
けど、やっぱり気付かない……。
ふんっ! 馬鹿じゃないの!!
もう、いいわ!
紅pなんて知らない!!
ママにいっぱい好き好きしてもらうんだから!!
そう思った私は元の位置に戻った。
でも、紅pのせいでこうなった。
「あっ! くるちゃん。そろそろ、ママが下りてくるよ?
お帰り、出来るかな?」
「ぐるにゃ!」
「……トン、トン トン! ガチャッ!」
「ママちゃん、ママちゃん。くっちゃんが『お帰り!』だって!」
「あら、くるちゃん。そうなの?」
「ぐるにゃ!」
ママは、私より早く くるちゃんををだっこした……。
そして、好き好きした!?
ママは、私が一番だって思ってたのに……。
酷いわ、ママァ!!
でも……。これも全部、紅pのせい……よね?
絶対に許さないんだから!!
紅pなんか、大っ嫌い!!
紅p、これでも踏んじゃえ!!
そうして ららお姉ちゃんはトラップをしかけたんだにゃ。
わたしは、くるちゃん。
いま、ママにだっこされて好き好きされてたの。
ママの好き好きも、はげしいんだにゃ♪
って、そんにゃ事を言っている場合じゃにゃい!!
ららお姉ちゃんがトラップをしかけたんだにゃ!!
にゃんで?
ららお姉ちゃん、にゃにかイラっとした事があったかにゃ?
って、そんにゃ事でもにゃく、紅pに教えなきゃ!
また、紅pはおドジさんだから踏んじゃう!!
でも、そう思ったわたしが紅pに教えようと思ったら、とんでもにゃい事ににゃったんだにゃ!?
私は、らら様。
【ママ】へ。
ねぇん、ママァン?
私、お利口さんでお留守番してたんだけどぉ……。
早くぅ下りて来てくんないかなぁ?
もう、お腹ペコペコなんだけどなぁ……。
……あぁん、もうっ!!
下りて来たかと思ったら、また二階に行っちゃったの!?
何でヨ信じられない!!
あっ!? ママ! 早く下りて来てぇ!!
紅pが、くるちゃんにだけ何かあげてるわよーー!!




