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我が家の動物家系図  作者: 紅p
ふん! 主役は私よ! らら様のお話
33/36

おまけの話 24 ららお姉ちゃんは、とっても素早いんだにゃ! 8

 わたしは、くるちゃん。

 今回も前のお話の続きだにゃ!

 今回のお話はまだまだ続くんだよ。

 そして、ついに ららお姉ちゃんがあれをしかけちゃったんだけど……。

 にゃんで、ららお姉ちゃんがそうしたのかがわかるお話だにゃん♪

 私は、らら様

 今、机の下で、ママが下りて来るのを待ってるの。

 でも、ママったら、遅い!

 私は待つのはとっても嫌いなんだけど……。

 ふんっ! でも、待つの!!

 大好きなママのためだもの。

 でも、遅い……。

 そんな時だったわ。

「……トントントンっ、トン! ガチャッ!」

 紅pの方が先に足音を鳴らしながらガチャッの向こうから現れた。

 つまんないの!

 でも、そんな紅pに、くるちゃんが大きな声でこう言った。

「紅p 紅p 紅p♡♡

 お帰りだにゃ!!」

 私じゃそんな声は出せないわねって思った。

「あらぁ、くっちゃん♡♡ そんな大きな声で、お帰りって言ってくれるの?

 嬉しすぎるぅ!!」

 すると、紅pも大きな声でこう言った。 

 二人共、うるさいわね!!

 でも、私がイラっとしたのに紅pったらさらに私がイラってする事をしたの。

 何よ? そんなに、くるちゃんに、ぎゅーうぎゅう、すりすりしちゃって……。

 何よ?

 何が、「くっちゃん♡」 「にゃあに?」 紅p!」 「あーい♡」、よ……。

 何よ……、何よ 何よ!

 何で、くるちゃんばっかに好き好きすんのよ!!

 私には何かないの?

 ねえ、紅p!!

 イライラした私は、紅pの足を踏んであげた。

 けど、気付かない。

 何でよ?と思った私は、特別サービスで紅pの足に、すりすりしてあげた。

 けど、やっぱり気付かない……。

 ふんっ! 馬鹿じゃないの!!

 もう、いいわ!

 紅pなんて知らない!!

 ママにいっぱい好き好きしてもらうんだから!!

 そう思った私は元の位置に戻った。

 でも、紅pのせいでこうなった。

「あっ! くるちゃん。そろそろ、ママが下りてくるよ?

 お帰り、出来るかな?」

 「ぐるにゃ!」

「……トン、トン トン! ガチャッ!」

「ママちゃん、ママちゃん。くっちゃんが『お帰り!』だって!」

「あら、くるちゃん。そうなの?」

「ぐるにゃ!」

 ママは、私より早く くるちゃんををだっこした……。

 そして、好き好きした!?

 ママは、私が一番だって思ってたのに……。

 酷いわ、ママァ!!

 でも……。これも全部、紅pのせい……よね?

 絶対に許さないんだから!!

 紅pなんか、大っ嫌い!!

 紅p、これでも踏んじゃえ!!

 そうして ららお姉ちゃんはトラップをしかけたんだにゃ。

 わたしは、くるちゃん。

 いま、ママにだっこされて好き好きされてたの。

 ママの好き好きも、はげしいんだにゃ♪

 って、そんにゃ事を言っている場合じゃにゃい!!

 ららお姉ちゃんがトラップをしかけたんだにゃ!!

 にゃんで?

 ららお姉ちゃん、にゃにかイラっとした事があったかにゃ?

 って、そんにゃ事でもにゃく、紅pに教えなきゃ!

 また、紅pはおドジさんだから踏んじゃう!!

 でも、そう思ったわたしが紅pに教えようと思ったら、とんでもにゃい事ににゃったんだにゃ!?



 私は、らら様。

 【ママ】へ。

 ねぇん、ママァン?

 私、お利口さんでお留守番してたんだけどぉ……。

 早くぅ下りて来てくんないかなぁ?

 もう、お腹ペコペコなんだけどなぁ……。

 ……あぁん、もうっ!!

 下りて来たかと思ったら、また二階に行っちゃったの!?

 何でヨ信じられない!!

 あっ!? ママ! 早く下りて来てぇ!!

 紅pが、くるちゃんにだけ何かあげてるわよーー!!

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