おまけの話 21 ららお姉ちゃんは、とっても素早いんだにゃ! 5
わたしは、くるちゃん。
今回は前のお話の続きだよ!
さぁ~て、ママが、ふりふりしてた袋はにゃんでしょうか?
そして、ららお姉ちゃんが、とっても素早かったのはどんにゃ事でしょう?
あと、わたし、くるちゃんが チェッくるちゃんした事とは……!?
それがわかるお話の始まりだにゃ!
私は、らら様。
今、カーテンに隠れて日向ぼっこしながら寝てるの。
ここは窓の処で、近くに猫ポールと猫タワーがある。
だから、人間達はなかなか私には触れないの。
さっきからママが呼んでる気がするけど、無視しても平気なのよ。
たまには放っておいてほしいものだわ……。
そんにゃ ららお姉ちゃんは、ねんねしたままだったにゃ。
わたしは、くるちゃん。
猫タワーの二番目にいるんだけど、さっきからママがずっと ららお姉ちゃんを呼んでる。
そんにゃ ママの声が悲しくなってきたから、
かわいそうって思ったわたしは、ママを、じっと見たんだニャ。
すると、ママはある袋を私に、ふりふりして見せてくれたんだにゃ!
んにゃにゃ!?
あれに見えるは、おやつかりかりが入った袋じゃにゃいの?
わたしが目を丸くすると、ママはその袋をさらに、ふりふりしてくれたんだにゃ!
ああすれば、ママが、おやつかりかりをくれる合図なの♡
ママ、今行くにゃぁーーー!
「ドンッ! タタタッ!」
「あら、くるちゃん。いらっしゃい♡
お利口さんねぇ。いつもの場所に来るんだから!」
そう、わたしが、おやつかりかりを食べる場所は決まってる。
ママの左手の横って、決まってるんだにゃ♪
そこで、前足をそろえて待つの。
そうやって待ってたら、
「パリパリパリ……」
て、ママがその袋を開けてくれる。
から~のぉ……、
「はい。くるちゃん。食べてねぇ♡」
て、ママがわたしの前に、おやつかりかりを置いてくれるんだにゃ!
だから、
「いっただっきまーす! カリカリカリ……」
て、わたしは食べるんだにゃぁ……♡
そんにゃ幸せな時間だったにゃ。
「あら? ららちゃん、いつの間にいたの?」
「いたわよ! ママ、くるちゃんにだけあげないでよね!!」
「はいはい。じゃあ、ららちゃんもいつもの処に入りなさいねぇ」
いつの間にか ららお姉ちゃんったら、ママのお膝にいたんだにゃ!?
そして、文句を言った。
でも、ママは優しいからそう言ったんだけど、
それを言い終わる前に、ららお姉ちゃんはある処でスタンバイしてたんだにゃ!?
そこはいつも ららお姉ちゃんがおやつかりかりを食べる所で、丸い籠型の爪とぎにゃんだけど……。
そこにもういるにゃんて、ららお姉ちゃん、本当に素早いんだから!!
ちょっと呆れたわたしが ららお姉ちゃんをみると、
ららお姉ちゃんは、ゆっくり おやつかりかりを食べてた。
そこは素早くにゃいんだ……。
どうせなら、ららお姉ちゃん。
おやつかりかり、残してくれにゃいかにゃ?
わたしがそんにゃ風に見てたら、ららお姉ちゃんが、ペロペロしながら わたしの前を歩いた。
……、おやつかりかり、残ってにゃいかにゃ?
ちょっと、くるちゃん。チェックしてみよっと♪
そして、わたしはチェックしに行った。
けど、にゃんにも残ってにゃかった……。
くるちゃん、がっかりだにゃ!
私は、らら様。
【ママ】へ♡
ねぇん、ママァ?
どうせならねぇ、私が寝てる処まで おやつかりかりを持って来てくれてもいいのよ?
ぅん、ほらぁ……。
朝とか夜のごはんはそうしてくれるじゃなぁ~い?
そんな風にね、私の口の所に おやつかりかりを1つずつ、近付けてくれれば……。
ねぇん、ママァったらぁん……。
あぁっ!? マ、ママ!!
待って 待ってっ!
食べてあげるから、怒んないでよぉーー!!
あ、あのね! まだ私の素早い話は続くのよぉーー!!
チェックしてねえぇ……。




