おまけの話 18 ららお姉ちゃんは、とっても素早いんだにゃ! 2
わたしは、くるちゃん。
前のお話から言ってるように、ららお姉ちゃんは、とっても素早いんだにゃ!
そんにゃ ららお姉ちゃんの素早さがまたわかるお話だにゃ。
それと、ひさしぶりに歌が聞けるんだにゃ♪
でも、わたしの歌じゃにゃいよ~!?
私は、らら様。
ふん。
本当に くるちゃんはしつこいんだから!
それに、私 好き好き大作戦って何なのよ?
私が可愛いから好きになるのは仕方がないとして、いきなり体当たりをするのは止めてほしいわ!
それとね、私の上に寝て来るのも本当に止めてほしいの!
くるちゃんと私じゃどんだけ体重差があると思ってんの?
それなのに私が寝てたらいきなり私の上にドンッ!て伸し掛かってくるんだから!!
苦しいから、むきゅぅ……って言っちゃうじゃない!!
しかも、ママが変な歌を歌ったら特に酷いんだから!!
それを分かってママは変な歌を歌うんだから困ったものだわ!
ふんっ!
猫タワーの一番上のお部屋でねんねしてる ららお姉ちゃんは機嫌が悪そうだにゃ。
わたしは、くるちゃん。
今、ごはんを食べてご機嫌にゃの♪
お腹いっぱいだし、紅pの うぉーたーべっと 2(腹)で体をきれいにしてるから!
紅pの うぉーたーべっと(膝)もいいけど、うぉーたーべっと 2も広くって好き♡
そんにゃ わたしは体をきれいにしたら、眠たくなってきたんだにゃ……。
とっても いい気分だにゃぁ……。
そんにゃ気分だったのに、あの変にゃ歌が聞えてきた!?
「〽 わったしぃの 可愛い らぁーらぁちゃんは~。
とぉっても とっても 可愛い らぁーらぁちゃんは……」
んにゃにゃ!?
こ、この変にゃ歌は、ママの変にゃ歌だにゃ!
何故かこの変にゃ歌を聞くと、わたしは行かなくっちゃって思う……。
ららお姉ちゃんの下へ!!
にゃにがママの可愛い ららお姉ちゃんだにゃ?
ららお姉ちゃんは、わたしのだにゃぁーーー!!
「ドダダダッ!!」
私は猛ダッシュで ららお姉ちゃんの下へ向かったんだにゃ。
紅pの うぉーたーべっと 2を蹴ったくって行ったんだにゃ。
紅pが「うげぇ!?」て言っても気にせずに。
それから猫タワーを一気に駆け上がって、いざ ららお姉ちゃんの下へ!
そう思ったのに、やっぱりママが ららお姉ちゃんに覆いかぶってるんだにゃ!?
「ママ、どいてにゃ!!」
「あらあら!? くるちゃん? いらっしゃい♡」
「ドンッ!」
「むきゅぅ……!?」
わたしはママを押しのけて、ららお姉ちゃんがねんねしてる猫タワーのお部屋に入った。
遠慮にゃんかせずに、思いっきりドンッ!て入ったんだにゃ。
たまには、「ちょっと失礼するにゃ♡」て言って、お尻から入る時もあるんだよ?
でもね、今はママが ららお姉ちゃんをわたしから盗ろうとしてたから、
急いじゃって、ドンッ!て入ったの♪
そしたら「むきゅぅ……」て、ららお姉ちゃんの声が聞えた気がしたけど、気にしない!
そんにゃ事より、ららお姉ちゃんについちゃったママの匂いをどうにかしにゃきゃいけにゃいの!!
ららお姉ちゃんはわたしのだって証明しなきゃいけにゃいからね♪
って!? ららお姉ちゃん、どこ??
ついさっきまで ららお姉ちゃんを、ぎゅってしてたのに、
もう ららお姉ちゃんはそこにいにゃかった……。
ららお姉ちゃんに、逃げられちゃったにゃ……。
やっぱり、ららお姉ちゃんは、とっても素早かったんだにゃ!
私は、らら様。
【ママ】へ!
あの変な歌を止めてくれる?
ママ、あの歌を歌ったら、くるちゃんが来る事分かって歌ってるでしょ?
どんなに小さい声で歌っても くるちゃんは来るんだから、本当に止めてよね!!
あぁっ!? 言ってる傍から歌って楽しまないでぇーーーーっ!!
むきゅうぅ……!?




