おまけの話 16 ららお姉ちゃんは今日もズドドド、ドンかいじゅうから逃げるんだにゃ! 4
危なかったけど、ららお姉ちゃんはバリアに入って無事だったんだにゃ。
その時、ららお姉ちゃんがにゃんて思ってたか。
それから ららお姉ちゃんが始めた行動がわかるおまけのおまけのお話だにゃ♪
私は、らら様。
私は頭がとっても良いの。
だから、人間達が次にどんな行動をするのか分かってる。
ほぉら、ズドドド、ドンかいじゅうは朝ごはんを食べ終わったら私を狙ってきた。
ふん。
本当に分かりやすいったらありゃしない!
でも、ここはバリアだからズドドド、ドンかいじゅうは私を触ったりはしないわよね?
だけど、
「らら様!! そこは、くるちゃんのバリアだけど、らら様は違うんだぞ!!」
て、言って、ズドドド、ドンかいじゅうが私の傍に近づこうとしてる!?
何言ってんのよ?
そもそもこのお部屋は私のお部屋なのよ?
だから、くるちゃんの物は私の物。
私の物も私の物なの!
このバリア機能だって健在のはずよ!!
なのに、なのにズドドド、ドンかいじゅうが近づいて来たわ!?
うわーん!!
誰か何とかしてぇ!!
私が絶体絶命になった時だったわ。
「違わないよぉーだっ! ららちゃんは頭がいいからそこがバリアだって分かってるんだよ?
だから、手を出しちゃ駄目だからね!」
使えない女 紅pがこう言った。
「うるさい紅p!! 誰が何と言おうと らら様を触るんだい!!」
だけど、ズドドド、ドンかいじゅうが文句を言った。
「うるさくったっていいの! ほら、さっさとあきらめて上がりなよ!」
でも、紅pがそれに対して文句を言った。
「もうっ!! おぼえてろよ!!
ガチャッ! ズドドド、ドン!! ズドドド、ドン! ……」
そしたら、ズドドド、ドンかいじゅうはぷんぷんしながらガチャッの向こうに行ったわ。
ふぅーん……。
まあ、たまには紅pでも役に立つのね。
後で毛の一本でもあげようかしら?
そう言って、ららお姉ちゃんは紅pをチラッと見たんだにゃ。
わたしは、くるちゃん。
今、召使である紅pの うぉーたーべっと(膝)の上から ららお姉ちゃん達を見てたんだにゃ。
そしたらね、ららお姉ちゃん、危なかったけどバリア(籠)に入ったから無事だったんだよ。
すごい!
そんな ららお姉ちゃんはこの日からもっとバリアに入るようになったんだにゃ!
たとえばね。
「……、ズドドド、ドン! ズドドド、ドン!! ガチャッ」
て、いつもみたいにズドドド、ドンかいじゅうがガチャッの向こうから現れると、
「あぁーーーっ!? 何で儂が来た途端、らら様はバリアに入る?」
て、叫んでるズドドド、ドンかいじゅうを無視して
すぐに ららお姉ちゃんはバリアに入ってズドドド、ドンかいじゅうをにらむんだよ!
他にもね、ズドドド、ドンかいじゅうがららお姉ちゃんに近づいたら、
ららお姉ちゃんはバリアの前までいくんだけど、バリアには入らにゃいの!?
でね、
「うら様……。何してる!?」
て、ズドドド、ドンかいじゅうが言うと、ららお姉ちゃんは右前足を軽く上げて、
「それ以上私に近づいたら、バリアに入るわよ?」
て、言って ズドドド、ドンかいじゅうをキッてにらむんだにゃ!
そうしたら、ズドドド、ドンかいじゅうは怒るけど、紅p達が大喜びする。
それを見た ららお姉ちゃんはとっても機嫌が良くなるんだにゃ♪
にゃんでそうなるのかはわからにゃいけど、
ららお姉ちゃんが嬉しそうだから、それでいっかって思うくるちゃんでした♡
私は、らら様。
【紅p】へ。
ふん! たまには【紅p】でも使えるのね……。
毎回そうであってほしいわ!
……ま、まあサービスでもしてあげようかしら?
そう思った私は【紅p】の うぉーたーべっとを軽く踏んであげたの♪
ふふっ、優しいでしょ?




