おまけの話 12 ららお姉ちゃんの気の迷い 4
あるのんびりした日の事だったにゃ。
ズドドド、ドンかいじゅうにスプレーをかけられたのに
ららお姉ちゃんはまたズドドド、ドンかいじゅうのそばにいったんだにゃ!?
そして、帰って来たらとっても機嫌が悪かったんだにゃ!?
そして、わたし、くるちゃんが……!?
色々とわかるお話だにゃ!
私は、らら様。
ふんっ!
この前は、ズドドド、ドンかいじゅうのせいで酷い目に合ったわ!!
せっかく、私が、ズドドド、ドンかいじゅうの傍まで行ってあげたのに……。
それに、紅pよ!
あの女は私が困っているのに、くるちゃん、くるちゃんばっかり言ってさ!!
紅p、覚えておきなさいよ?
まぁた、仕掛けてあげるから♪
えっ!?
な、何よ?
今日もまた美味しそうな匂いがするものを
ズドドド、ドンかいじゅうが食べようとしているじゃない!?
んあーん!
パパはもういないの!?
それに、使えない紅pはいるけど、あの女は私が食べれるものは食べないのよねぇ……。
本当に役立たずなんだから!!
うぅーん!
そんな事を言っている場合じゃないんだったわ!
何とかしないと、また ズドドド、ドンかいじゅうにスプレーをかけられちゃうわ!
で、でも、私が ズドドド、ドンかいじゅうにちょうだいって言うの?
何課それは嫌なのよねぇ……。
そもそも、ズドドド、ドンかいじゅうが私にこの前の詫びを入れるのが筋なんじゃないのかしら?
そうよ!
そうに決まってるわ!!
じゃあ、そういう事で……。
ららお姉ちゃんはこの前みたいにそわそわした後、
ズドドド、ドンかいじゅうに近づいていったにゃ。
わたしは、くるちゃん。
今日も大好きな ららお姉ちゃんを見張ってるの。
にゃんでかって?
だって、ららお姉ちゃんが変だからにゃ!
また、ズドドド、ドンかいじゅうの傍にゃんかに行っちゃったにゃ……。
今日はどうにゃっちゃうの?
わたしは、ららお姉ちゃんを静かに見守ったにゃ。
すると、ららお姉ちゃんは、ぷんぷん怒って帰って来たにゃ!?
気になったから、わたしは ららお姉ちゃんの傍に行ったんだにゃ。
「ねえねえ、ららお姉ちゃん。どうしたの?」
「ズドドド、ドンかいじゅうなんて、大っ嫌い!」
「でも、それはいつもの事だにゃ?」
「そうだけど、大っ嫌いなの!!」
「うにゃ? どうしてにゃ? ねえねえ ららお姉ちゃんってば!」
「もう、くるちゃん! しつこいわよ!!」
「うにゃあぁーーー!?」
わたしは、ららお姉ちゃんから右ストレート猫パンチをいただいたんだにゃ!
にゃんでぇ……?
悲しくなったから、紅pの処にでも行っこおっと♪
「ねえねえ、紅p!」
「あら? くるちゃん、どうしたの?」
「ららお姉ちゃんから怒られたにゃ……」
わたしは、紅pの うぉーたーべっと(膝)をトントン叩いた。
こうすれば、紅pは、わたしを うぉーたーべっとに乗せてくれるの。
すると、計画通り!、紅pはわたしを紅pの うぉーたーべっとに乗せてくれたんだにゃ。
そして、紅pはわたしの顎をなでなでしてくれる。
こうしてもらうと、わたしは幸せな気分になるんだにゃ……♡
そんな中、紅pがお話してくれたにゃ。
「くるちゃん。ららちゃんはね、今、とても機嫌が悪いの。
だって、ズドドド、ドンかいじゅうがららちゃんにパンをあげる前に全部食べっちゃったからねぇ」
すると、ズドドド、ドンかいじゅうが話に入ってきたんだにゃ。
「紅p!? 人聞きの悪い事を言うな!!
わしは、ららちゃんの為に人が食べるものをあげないんです!!」
「そうかもしれないけどさ。所詮、ららちゃんは食べても二齧りぐらいでしょ?
ちょっとぐらいあげたっていいじゃない? そういう事をするからさ……。
あーぁっ! ズドドド、ドンかいじゅうがまた ららちゃんに嫌われちゃった!」
「うるさい! わしは、ららちゃんに一番好かれてるんです!」
こうやって今日も ズドドド、ドンかいじゅうは勘違いをしたんだとにゃ♪
私は、らら様。
【ズドドド、ドンかいじゅう】へ。
私の事を好きなら、何か貢ぎなさいよ!
私が気に入るものを一つでも貢いだら、私の毛の一本でもあげてもいいわよ?
そんな事もしないで私を触ろうなんて、百年早いわ!
ふん! これでもお見舞いするわ!
くるちゃんが言う 右ストレート猫パンチを!
まあ、ただの猫パンチなんだけどね♪




