おまけの話 9 ららお姉ちゃんの気の迷い 1
わたしは、くるちゃん。
今回からは大好きな ららお姉ちゃんが主役の話だにゃ♡
ららお姉ちゃんはね、紅pが好きで嫌いにゃの!
どっちにゃの?
にゃんでそんな事を言うのかにゃ?
その理由が少しだけわかるお話だにゃ!
私は、らら様。
この家で一番偉いの。
なのに紅pだけは分かってない。
すぐ、紅pは、くるちゃん、くるちゃんって言うんだから!
くるちゃんだけ甘やかすんだから……。
へぇ、そんなに私より、くるちゃんがいいんだ……。
いつも くるちゃんだけに何かあげてるもんねぇ。
いつも くるちゃんだけ、ガチャッの向こうに連れてくんだもんねぇ。
くるちゃんだけ連れてって、その後、カチャカチャするんだから……。
私が、ガチャッできないように!
紅p……。
あんまり私を怒らせない方がいいわよ?
じゃないと、紅pが嫌がる事しちゃうんだから!!
ふん、まあ、いいわ!
今日のところは、ママに免じて許してあげる。
ららお姉ちゃんは、紅pがいつも座る所にトラップをしかけようとした。
けど、ママの視線が気ににゃって、やめたにゃ。
わたしは、くるちゃん。
今日も、ららお姉ちゃんを観察中なの。
だって、ららお姉ちゃんが大好きだから!
でね、ららお姉ちゃんは紅pの事好きだけど、嫌いにゃの。
紅pの うぉーたーべっと(膝)とか、なでなでされる事は好きみたいにゃんだけど……。
紅pがわたしの事、好き好きしたら、紅pの事、嫌いににゃるんだって!
どうしてかにゃ?
そんな、ららお姉ちゃんはママが一番好きにゃの!
ママに すりすりしたり、ママのほっぺたをペシペシ叩いてる。
あと、ママが呼ぶと、首をふりふりしながら、ママの所に行くんだにゃ。
そんにゃ事すると、ママが大喜びして、ママの秘密の缶々から【おやつ】が出て来るんだにゃ!
わたしは、そのおこぼれをもらえるんだけどにゃ♡
あとね、ららお姉ちゃんはママから食べ物をもらってるんだにゃ!
紅pによると、あれは どら焼きとか、シュークリームとか、パンケーキって言うんだって。
あんまりおいしそうじゃにゃいから、わたしは興味にゃいんだけどね。
それから、ららお姉ちゃんはパパからももらってるんだ。
ママが忙しい時、パパに、すりすりすると、ららお姉ちゃんにメロメロなパパは、
う~ら様って言って、あげてる。
パパ、うら様じゃにゃくって、ららお姉ちゃんだよ?
んにゃ?
そう言えば、ららお姉ちゃんをそう呼ぶやつが他にもいた気が……。
そぉーにゃ!
ズドドド、ドンかいじゅうだにゃ!!
「……、ズドドド、ドン! ズドドド、ドン!! ガチャッ!」
「んにゃにゃ! ズドドド、ドンかいじゅうが、ガチャッの向こうから来たんだにゃ!
逃げろぉ!」
あるのんびりした朝だったにゃ。
のんびりしてても、ズドドド、ドンかいじゅうは、ガチャッの向こうから現れる。
わたしは、ズドドド、ドンかいじゅうから、ぶーーっされにゃいように逃げるの!
それは、ららお姉ちゃんもだけど……。
でも、今日の ららお姉ちゃんはそうじゃにゃかったんだにゃ!?
私は、らら様。
【紅p】へ。
あんまり私を怒らせない方がいいわよ?
私は紅pが嫌がる事をいっぱい知ってるんだから!
そうねぇ……。
例えばのろのろ歩いている紅pの前で振り返ってみるとか。
パソコンって物のキーボードってトコに座ってあげるとか。
紅pの上に寝て、私の方が位が上ってのを見せつけるとかね!
ふふっ♪
さぁ~て、次はどんな事をしようかしらね?




