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アニメ感想の部屋

なろう原作も凄かった2024年秋アニメ22作品の紹介と感想

作者: fuuku

2024年秋アニメが終わりました!


私は普段なろう系・異世界物のアニメを中心に楽しんでいます。皆さんはいかがでしょう?


なろうエッセイをお借りし、紹介と感想をまとめました(ネタバレはなるべく抑えます)


個人的な満足度という形で点数付けもします。私の中では50点いまいち、60点まあまあ、70点良作レベル、80点名作レベルで満足したというイメージです。


(評価基準についてはどくアニというアニメレビューサイトに大きく影響受けています。さらにいうと視聴前再生ボタンを押す際、どのくらい楽しみでテンション上がるかを1つの基準にしています)


個人的に作画よりストーリーが合うか重視する傾向があるため、私が個人的に楽しんだ度合いについては個人的満足度、作画やアニメの演出が良く、配信人気等も含めより多くの視聴者に薦められると思った度合いについてはおススメ度と、2つの基準で評価する方式を取ります。


※22作品紹介するため相当な長文になってます。最後に総括もまとめているので飛ばしつつ最後まで読んで頂けると幸いです。

秋アニメで小説家になろうで連載している、あるいは連載していた作品は全15作品でした。その内「齢5000年の草食ドラゴン」を除いた14作品を最後まで視聴したのでまずはそちらを五十音順に紹介します。




・ありふれた職業で世界最強 Season3

個人的満足度 80点 おススメ度 ☆4


神の使徒ノイントを撃破し、魔人族による王都侵攻を退けたハジメたち。 残る2つの大迷宮攻略の前に、被害を受けたハイリヒ王国への助力をヘルシャー帝国に求めるため、王女リリアーナを帝都へ送り届けることに。 その道中、帝国兵と戦うハウリア族と出会ったハジメたちは、魔人族と帝国兵の侵攻を受けたフェアベルゲンの現状を知る。 さらに族長のカムが帝国に囚われていると知ったハジメは、シアのためにその力を惜しみなく使うことを誓う!!


なろう累計ランキングでもトップクラスに位置する人気作の3期。2期からだいぶ時間空きましたが、その分抜群に面白く、今までで1番楽しかった!

1期2期も面白かったですが苦難に挑むクラスメイト達との関係性を描かねばならず、どこか暗い感じがありました。3期は関係性が一段落し余裕が生まれ、エンタメ性のある話が多くなって勢いがついたなと。前半はハウリア族のはっちゃけぶりが面白かったし後半の大迷宮攻略もさまざまなギミックがあって飽きない。全16話ということで冬アニメとしても追えるので楽しみにしています。

原作本編はそこまで長くないので4期があれば完結するはず。100以上あるなろうアニメですが、現時点で完結している作品は1クールで終わる短い作品だけなので、長編なろうアニメ完結1番乗りを期待しています!



・最凶の支援職「話術士」である俺は世界最強クランを従える

個人的満足度 85点 おススメ度 ☆4


不滅の悪鬼オーバーデスと呼ばれた英雄を祖父に持つ少年ノエル。 祖父に憧れ、最強の探索者シーカーを志す彼の持つ職能ジョブは最弱と評される支援職【話術士】だった。 祖父の遺志を継ぎ、並々ならぬ努力により探索者として力をつけたノエルだが、生まれ持った才能の差を埋めることはできなかった―― しかし類稀なる才略をも開花させた彼は最強への道を見出す。手段は選ばない。


アニメの課題の1つが主人公の魅力をいかに出すかだと思うのですが、本作はそれに特化していてめちゃくちゃ面白かったです。努力を積み、策謀を練り、信念も胆力もある。主人公の魅力をいかに出すか練るに練られていました。アンチヒーロー的性格の主人公は他作品にもいますが、王道ストーリーと整合合わせる関係でどうしても丸くなってしまう。そんな中ノエルは全くブレず清々しい。

しかも毎回のように見せ場あって、毎週視聴前主人公が何をしでかしてくれるのか?ワクワク感は今期1位。サブキャラも子安さんの声が合いすぎるマフィアの親玉や、芹澤さんの暗殺者がヒロインの枠超えたヤンデレで魅力的でした。

これだけ特徴ある主人公だと好きになれるかで作品の評価が分かれるのは当然で、ネットの感想はかなり賛否分かれていましたが配信では大人気でした。コードギアス的な刺激も味わえ、異世界物でも尖がった作品が好きな私にとって直球ど真ん中。事前の期待値を遥かに超えた、凄まじい作品でした。



・さようなら竜生、こんにちは人生

個人的満足度 75点(前半75点後半65点終盤80点)  おススメ度 ☆3.5


ある時、最古の神竜が人間に討たれた。 悠久の時を生き、神々すらひれ伏す絶大な力を持つその竜は、孤独と共に己の死を受け入れた。 しかし、次に気がついた時、竜は辺境の村人ドランとして第二の生を受けていた。質素ながらも温かい村での生活に、ドランの心は竜生では味わえなかったささやかな喜びで満たされていく。しかしそんなある日、沼地の調査に出かけたドランの前に、セリナと名乗る半身半蛇のラミアが現れる。


はるか昔、なろうを読み始めるよりさらに前、Arcadiaというサイトで読んだことがありアニメ化発表を聞いた時は目から鱗でした。昔過ぎてガチで内容忘れており、ほぼ新規勢として楽しめるのは新鮮。子供の頃憧れてたヒーローが帰ってきた心境。

気になる内容ですが、古すぎてやり尽くした内容になるだろうとか、こういうのは低予算になりがちとかあまり期待していませんでした。

しかしいざ見出すと期待以上に面白い!人間に生まれ変わった主人公が郷土愛を持って村で育つということで、温かい世界観が丁寧に作られていました。決して奇抜な内容というわけではないですが、丁寧に作れば異世界ファンタジーってやはり面白いんだと思います。

欠点としては後半の魔界門編。これは戦闘シーンが大半だったのでこの作品の特徴を活かせてないなと。決して悪い戦闘ではなかったですがさすがにトップレベルのクオリティ作品には劣るので同じ土俵に上がってしまったのはもったいなく短くまとめても良かったのでは

しかし最終話は挿入歌も効果的に投入され心に残る最終話でした。ヒロインにオチがついたのでどうなるか今後も気になります(笑)

EDもEverdreaMさんによる心温まるもの。このユニットは暴食のベルセルクやリモンスターなどレトロな異世界物のED曲を多く手掛けており、今後も注目しています。



・シャングリラ・フロンティア2ndSeason

個人的満足度 65点 おススメ度 ☆4


「クソゲー以外をプレイするなんて、いつ以来だろうな」 ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。 この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない、いわゆる“クソゲー”と呼ばれる作品が大量にリリースされていた。 そんな数多のクソゲーをクリアすることに情熱を捧げてきた1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。 彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった。


1期に続き相変わらずクオリティ高いですが、あまりテンション上がる作品ではなかったなと。理由を探すとSAOの2クール目等もそうですがやはりVRMMOなので生きるか死ぬかのせめぎ合いがなく激しい戦闘が活かせてない。漫画なら良いかもですがアニメになると登場人物に感情移入する上で問題だと思うんです。以前なろうアニメのジャンル調べたことありVRMMOは少なかったですがちゃんと理由があるんだなと。

それから冒頭1期からの続きで変化が少ないのもテンション上がらなかった一因。例えばリゼロでは舞台がらっと変わるし、ダンまちはクールごとにテーマ性大きく変化します。女神のカフェテラスだと2クール目からキャラ一気加入のテコ入れあったり。シャンフロも1期終盤で制作スタッフが出てきて変化を匂わせてはいたのですが全く登場せず。

しかし中盤ついに別のゲームが出て一気にロボットアニメのようになったのはだいぶテンション上がりました。今後も色んなゲーム出て味変できるといいと思います。

そもそも私のストーリー性にこだわる楽しみ方が良くないんだなと、テレビでの視聴ではなくニコ動専用にしたらサンラクとエムルの面白おかしい掛け合いにツッコミ入れたりなかなか楽しかったです。おまけパート・シャンフロ劇場では中の人の結婚に脚本家が乗ったのかエムルを新妻と評していました(笑)ストーリーはこれから進んでいく可能性もありますし冬アニメの2クール目も視聴していきます。



・精霊幻想記2

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆3.5


幼い頃に母を殺され、スラム街の孤児となった少年リオ。七歳のある日、彼の中で不慮の事故で死んだ日本の大学生《天川春人の記憶》が甦り、同時に《膨大な魔力》が覚醒した。 それから様々な出会いと別れを経験したリオは、両親の故郷で母を殺した宿敵への復讐を胸に誓う。 数年の旅を経てシュトラール地方へと舞い戻ったリオは、望まぬ政略結婚を強いられていた恩師セリアを救出。だが、その直後、突如として出現した光の柱に導かれるようにして、彼は己が前世である天川春人の初恋の少女・綾瀬美春と衝撃的な再会を果たす――


1期は寅さんのように各地を放浪していくのは1つの見所でしたが、欠点としてヒロインがどんどん増えるのにも関わらず掘り下げがないという、キャラ乱発の薄い作品という印象がありました。しかし2期は掘り下げられ作画もキャラ愛を感じるくらい良く全体的にパワーアップした印象があり良かった。例えば最初から神クオリティの作品だとスタッフが入れ替わる関係上2期以降クオリティが下がる作品もしばしばあります。そういう意味では1期がそこまで凄くないのが良い方向に動いた理想的な2期だったなと。

内容としては精霊幻想記って舞台の台本というか、かなり丁寧な言い回しをします。自然とはいえないけど逆に独自性があって良いなと。キャラクターは大人気キャラ、セリア先生に加え後半は再登場したフローラが可愛い。あと坂田弘明というキャラが無能に見えてなかなか憎めないキャラで良かった。原作は相当長いそうですが最近知り合った人も読んでいましたし挑戦したい所です。



・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV

個人的満足度 80点 おススメ度 ☆4.5


女神祭――迷宮都市オラリオが活況に包まれる、実りの祝祭。豊穣を象徴する女神たちは祭壇に奉られ、その中にはあの『美の女神』の姿も。ダンジョン深層という死地から生還を果たし、日常を取り戻したベル・クラネルもまた、女神祭の賑わいを楽しむはずだった……――とある酒場の娘から一通の手紙が届くまでは。都市の片隅、小さな酒場で固まった、少女のたったひとつの決意が、少年と迷宮都市を狂わせていく。


ライトノベル原作でアニメ5期あるのは本作とデアラ、昔だとスレイヤーズくらい。長く愛されていて本当にすごいですね。娼館・異種族・死闘など毎期異なった雰囲気やテーマを出してくるのも素晴らしいです。

ただ私個人としてはあまり好きになったキャラがいないこともあり今までの4期までは満足度55~70点くらい、そこまで刺さったわけではないシリーズ。なので視聴するかも迷う程でしたが、まさかここまで楽しめるようになるとは!見続けて良かった。刺さらない作品も見ていけば報われると教えてもらえたのは秋アニメ最大の収穫です。

戦闘描写に力入っていた4期に対し5期はシナリオ・キャラ描写がすさまじい。

なんといっても1期から登場してたシルさんにあんな伏線があるとは。度肝を抜かれました(ネタバレ今まで踏まなくて本当に良かった)他キャラもフレイヤファミリアの幹部へディンがベルを指導する場面が面白い。中の人的にも島﨑さんと松岡さんの中の良さは有名ですが松岡さんが中の人そのままのキャラで演じていて、そんな余裕ある演技が楽しめるのは長期シリーズならではでいいなと。

残り数話が冬アニメとして放送されます、楽しみです。しかし5期目にこんな伏線回収をぶちこんでくるとは原作者大森先生は天才だなと。これは大森先生脚本の別アニメ、ウィストリアも何かしら伏線あるに違いない。決定済の2期に期待膨らみます。



・転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

個人的満足度 80点(90点) おススメ度 ☆4.5


人の能力やステータスを見抜くことが出来る“鑑定スキル”を持って異世界に転生したアルス・ローベント。 世に隠れた「逸材」を見出し領地を強くしていくアルスは、ミーシアン州で日に日に存在感を増していった。 そんな中、クラン・サレマキアとバサマーク・サレマキアによるミーシアン州次期総督の座を巡る争いが激化していく。 ついにアルスはクラン陣営として初陣へ向かうことに―――。


1期はステータス要素を前面に出した、信長の野望や太閤立志伝といった戦国シミュレーションのアニメ化という印象がありました。一方2期は戦争に突入し三国志演義的な戦記物としての楽しさを感じました。

こういった戦記物の面白さって、一般的には奇想天外な策略が見られるかだと思います。しかし本作についてはそこまで奇抜には感じませんでした。ただそれはキングダムなど他の戦記物も苦労する描写。むしろ策略より「情」しかも敵側の事情で勝敗が分かれる人間ドラマとしての魅力が素晴らしかったなと。パラメータという一見無機質な要素と人間ドラマという「情」一見相容れない要素が絶妙に絡み合う本作は、短所はあれど長所がそれ以上に凄まじい名作と思います。

全体的にはキッズアニメ的な作画なのも賛否分かれる部分ですが、最終話は劇画タッチの作画で歴史絵巻・大河ドラマを作るんだ!という意気込みを感じました。今回の2期は分割2クールでしょうが3期が発表。エックスに上がっているザコシショウからのサプライズ発表で声優陣の喜びを見ると、こちらまで嬉しくなりました。内容が評価されたのか、配信人気も1期以上に高かったですし人気で勝ち取った3期だったのでしょう。


年末にエックス等でたくさんの方が2024年楽しめたアニメランキングを出していまして、私にとっては何か考えましたが総合的には春と秋で2クール分楽しませてくれた本作を挙げたいです。ラジオも毎週あって楽しかった。最近は隔週か、ない作品が多く本当にありがたい。第19回では以前調べたなろうアニメが100以上放送されていることについて投稿したら採用頂きました!



・嘆きの亡霊は引退したい

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4


トレジャーハンターになろうぜ 目指すはただひとつ、世界最強の英雄だ かつてそんな誓いを交わした六人の中でひとりだけ圧倒的に才能がなかった少年がいた。 ある日挫折を口にした彼に、幼馴染は言った。「クライ、お前、特に役割ないんだからリーダーやれよ」 才能があり過ぎる怪物達(=幼馴染達)で結成されたパーティ《嘆きの亡霊ストレンジ・グリーフ》は数年にしてその名を帝都中に轟かせ、そのてっぺんに据えられた彼はあれよあれよという間に最強パーティのリーダーとして祭り上げられた。 跳ね上がる周囲からの期待により彼の言動はいつだって勘違いされ、事態は予想もしない展開に…。 これは、最強パーティのリーダーにして最強のクランマスターとして名を馳せるクライ・アンドリヒの栄光と苦悩に満ちた英雄譚である!


事前特番ではコメディ系の作品と予想していましたが、それだけではない深みのある作品で面白かったです。まず演出が良かった!冰剣の魔術師の監督で、OPが毎回独特の入り方など、随所で飽きさせない工夫がされています。

ストーリーも独特でした。主人公がそこまで活躍しないけど陰実のような勘違いコメディが展開されます。陰実も途中からハマった作品ですが嘆きの亡霊も空気感が分かってきてから面白くなってきました。ただしクライは物欲が高すぎたり感情移入するには難しい主人公で、陰実ほどははまらなかったので点数は少し低くする感じで。これは私がまだ全貌を理解してない面もあるかもしれない。その分ティノやシトリーなどヒロイン勢がかわいく掛け合いも楽しかった。1期は嘆きの亡霊のメンバーが一部しか活躍せず。なので決定済の続編が本番と言えるかも、期待しています。



・パーティーから追放されたその治癒士、実は最強につき

個人的満足度 65点(前半55点) おススメ度 ☆3


かつて世界は〝邪竜〟と呼ばれる邪悪な存在によって滅ぼうとしていたが、1人の勇者によって邪竜は倒され、救われた。 それから 200年あまり。世に数多ある迷宮都市の1つ、マータットに住む治癒師、ラウスト。彼はその無能さゆえに他の冒険者たちから蔑まれ、利用され、捨てられる。ある日、ラウストの前に1人の少女があらわれた。名はナルセーナ。職業、武闘家。ナルセーナはとあるパーティーから追放されたばかりのラウストに言った。 「お兄さん、私とパーティーを組みませんか?」


オーソドックスな追放系なろう作品。ただしスタッフが丁寧に作っているのか序盤は思ったより好印象。不快感は少ないしヒロインのナルセーナは可愛い。ただしビジュアルは「八男ってそれはないでしょう」のルイーゼの影響受けすぎだしストーリーがあまりによくある追放系で普通すぎる。極めつけはギャルゲーアニメの系譜なのか主人公が特徴も表情も少なく魅力がなさすぎる。それが前半評価です。

しかし7話で主人公の考えが示され無表情ながらも内心大人として責任感持っているんだと印象が変わりました。その後は独自性ある展開で、アニメ好き芸能人として知られるキスマイの宮田さん演じるハンザムやお金大好き受付嬢アマーストなど一部のサブキャラも良かった。

総じて欠点も多いけど長所もしっかりある作品だと思います。



・ひとりぼっちの異世界攻略

個人的満足度 75点(前半65点後半75点終盤80点) おススメ度 ☆3.5


高校生活を“ぼっち”で過ごしていた遥は、授業中に突然クラスメイトと共に異世界召喚に巻き込まれてしまう。 チートスキルが並ぶリストから好きなスキルを選んで神様から与えられる――はずが、チートスキルは早い者勝ちで既にめぼしいものはクラスメイトに取り尽くされていた!? 神様の逆ギレで残ったバッドスキルを全て押し付けられた遥は、スキル『ぼっち』のせいで、異世界でも孤独に冒険することに……。


前半こそいまいちな要素もありましたが後半どんどん面白くなった作品。

「ひとりぼっち」なのにキービジュがハーレムでどんな作品になるか予想つかなかったし主要キャラ名で主人公目線を採用しており、「副委員長B」だの「不良A」だの特徴的で期待していました。

しかし前半はせっかく異世界に来たのにクラスメイトだけで話が進み閉塞感がありました。なろうに造詣深い、ちきちきチャンネルさんもおっしゃっていましたが7話から本番だと思います。バトル描写に磨きがかかった他、本格的に異世界が描かれ世界の広がりを感じました。

あとは独自性に置いてもこの作品は光っていたなと。クラス転移ですが女子が集団で行動する感じはちびまる子ちゃん味というか妙にリアルだし、主人公遥が女子達に振り回されながらもどこか楽しんでいる空気感が他作品にないものでした。

ぼっちというと「ぼっちざろっく」の主人公を思い浮かびますが、遥みたいなタイプもいると思うんですよね。ぼっちになってしまうけど悲観しても仕方ないので割り切るタイプ。タイトル「ひとりぼっちの異世界攻略」は正直詐欺タイトル(笑)ですが、「ひとりぼっち(を目指す)異世界攻略」終盤出たキャラ「ひとりぼっちの(○○を救う)異世界攻略」と解釈しています。最終話も素晴らしかったです。



・魔王様、リトライ!R

個人的満足度 55点 おススメ度 ☆2


大野晶は自身が運営する「INFINITY GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま、異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った謎の少女「アク」や聖女「ルナ」などのGAMEの配下や異世界で出会った仲間たちと共に着々と異世界での地盤を固めた彼は、現実世界に戻る術を探すべく新たな旅へ踏み出した。「魔王」を中心とした物語が再び動き出す……!


5年前の1期は満足度75点くらいでかなり好きだった作品。高尾奏音さんと石原夏織さんのラジオも毎回楽しんでいました。2期はスタッフ総入れ替えで、その事自体はアニメではよくあることですが、なぜか声優も主人公以外総変更。原作者曰くスケジュールの問題だそうですが、それなら他アニメは続投できる説明がつきません。1期はスネ夫の声優とかベテラン多かったのでギャラの問題なのかなと推察しています。1期のアクの声優、高尾さんは「うちの娘」と並んでデビュー作でしたしなろうアニメでも活躍しているので総変更自体は大変残念ですが、新しい声優に罪はないので魂継承した熱演を期待していました。しかし声自体は1期に寄せたのか違和感は少なかったですが、所々聞き取りずらい(汗)ろくに絵が完成しないまま収録したか、音量調整が雑なんだと思います。キャラデザも作画も雑だし突貫作業で作った残念アニメと言われても仕方ないのでは。

ただし、内容に目を向けると1期に引き続き本作の魅力であるカオスな空気感は残っており、ある程度楽しむことはできたアニメではありました。そして何といってもED、これは曲も絵柄も素晴らしかったです。


ネットでよく聞いたのは「1期は良かった」という声です。しかし私に言わせれば1期は作画や音楽がしょぼいのに関わらずそのしょぼさを活かしていた面白いアニメでしたが、当時話題になったかというとなろうアニメの人気がそこまで安定しない時代でニコ動でそれなりに人気程度だったはず。何が言いたいかというと何かというと作画ばかりで内容の面白いアニメを話題にできない我々にも責任があり、ちゃんと面白い作品は話題にする。そうすれば2期は5年もかからず早めに出ただろうしスタッフも続投したと思うのです。



・やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中

個人的満足度 65点(序盤80点) おススメ度 ☆3.5


処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――!


好きな異世界物も全て視聴するのは大変なので視聴予定に入ってなかったですが評判の良さを聞き視聴しました。たしかに序盤の掴みは今期1かもしれないくらい面白かった!オーソドックスな逆行婚約破棄物になるはずが、いきなりシスコンキャラとロリコンキャラが激突する衝撃展開(笑)

その後演出面はやや合わなかった。たびたび作画の輪郭線が太くなるのですが、コメディだけでなくシリアスなシーンも多いので作品に入り込み辛くなるというか。

ストーリーもキャラを早口にさせて進めるのはいいとして、序盤の展開の割に奇抜とは言えないし尻切れとんぼではあるし。ジルがラストダンジョン前の村に住む住人のように一族含めめちゃ強いようですがそこまで描かれませんし。(続編あれば面白くなりそう)

とはいえキャラクターは十二分に魅力的でした。何といっても主人公ジルがキャラめちゃくちゃたっているし可愛い。泥棒ネコちゃんと言い放つスフィアも良かった。OPEDも何度も見返すくらい素晴らしく、視聴して良かったです。



・Re:ゼロから始める異世界生活

個人的満足度 85点(90点) おススメ度 ☆5


襲い来るエルザたちの猛攻を退け、大兎との戦いでベアトリスとの契約を果たした「聖域」の解放から1年が過ぎた。 王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。 それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てた ルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。


3期は王選候補の各陣営キャラが総登場したりバトルシーンが多かったり原作読んでいた時からアニメ映えすると思ったので期待してましたが想像以上に素晴らしかった!

とことん作り込まれてクオリティが高かった上、新キャラの魔女教大罪司教達が揃って濃い、頭のネジがぶっ飛んだ攻めたキャラ。カペラは悠木碧さんが演じてまして、異世界かるてっとのイベント行った時ベアトリスを受けていたと話されてましたが真逆の憎々しいキャラで存在感ありました。神回としては何といっても終盤の演説シーン。昔読んだキングダムの原作合従軍編の演説シーンは心揺さぶられましたがそれに匹敵する感動でした。

ラノベ、特になろうはページ制限ない分キャラクター多い作品が多く、それをアニメに落とし込むとまとまりのないものになることが多いです。そんな中でリゼロは数多いキャラにそれぞれ見せ場があり空気なキャラがほぼいないのが本当にすごい。まさに理想のなろうアニメという印象、後半クールは2月からだそうで最高に楽しみにしています。

この作品はyoutubeのラジオ生配信やアフレコアフタートークなどアニメ外も充実しているのでカッコ内は加点。特にミニアニメはアルの正体に迫る話などオマケの域を超えているので必ずチェックを!アルの心情を考察しながらアニメも見ると別の感傷も生まれる、絵だけでは察せられない深みもあるアニメだと感じます。


大晦日にはスバル役小林裕介さんとパック役内山夕実さんが結婚を発表!おめでとうございます^^

リゼロラジオで定期的に打ち上げの報告あって声優陣の仲の良さは伝わってたし、現実主義勇者のラジオ25回の内山さんゲスト回で無職転生との共演者数の多さをいじった投稿採用してもらいお2人に笑ってもらえたのは大切な思い出で嬉しかったです。リゼロ婚とも言われますが、なろうの2大巨頭リゼロと無職転生の主人公役同士が結婚するということでなろう婚でいいかも(笑)



・歴史に残る悪女になるぞ

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4


ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”が大嫌いだった私が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢アリシア。 念願叶って転生したからには、歴史に残る世界一の悪女になってやる!そのためには強くて頭もよくないといけない! ——と努力しただけなのに、悪役令嬢として頑張れば頑張るほど周囲は予想外の反応で……。 はたしてアリシアは歴史に残る悪女になれるのか⁉


春にイベントのゲストで来ていた柳瀬監督にお会いし頑張って作っていると聞いていたので楽しみにしていました。とはいえ悪役令嬢系はそこまで刺さらないこと多いし制作会社MAHOFILMのクオリティは高いとは言えないし期待しても・・と思ったら期待を大きく超えて面白かった!

まず主人公アリシアが信念を持ったキャラで魅力的。悪役令嬢と言いつつすぐ丸くなって良い人で終わるのでは?と思いきやぶれず、応援したくなる。序盤はロリ可愛く、その後OP通りどんどん成長しまうのは思わず「戻して」言ってしまいそうになりますが(笑)たびたび挟むデフォルメキャラは可愛いし終盤OPにない可愛い形態になったのはサプライズで良かった。

ライバル?キャラのリズはかなりストレスがたまるキャラな上よく似た展開が続きましたが、終盤の展開をみると意味あるストレスでした。停滞があるからこそ成長が活きてカタルシスが生まれると思うんです。

イセスマ1期、うちの娘、リアデイル、ユニークスキルと見てきた柳瀬監督の独自演出ですが、たくさんのアニメを見る中で声優のアドリブに振ったアイキャッチなど実に楽しい演出が盛り込まれているなと。前作ユニークスキルは面白いけどクオリティは低かったですが歴悪は向上しており、低い時は時間が足りないだけで本来優秀なアニメーターだなと。たまに崩れるのは変わらないけどそれは逆に面白かったです(笑)手を抜く部分は抜くべきだと。(EDクレジットは監督1人原画回が多く凄いですが無理しないで頂きたい)

総じて飽きさせない演出と芯ある話が合わさった良作アニメでした。



以上が小説家になろうに掲載された作品です。この後はそれ以外に最後まで見た6作品を五十音順に取り上げます。



・アクロトリップ

個人的満足度 80点 おススメ度 ☆4


みつけた、熱くなれるもの(魔法少女)をー祖父のもとを訪れた地図子は、街を守る魔法少女・ベリーブロッサムと出会い、たちまち夢中に。 しかし、敵対する悪 の組織「フォッサマグナ」総帥・クロマの攻撃があまりにもパッとせず、2人の戦いは見応えゼロ。もっと、ベリーの活躍を愛 でたい地図子はモヤモヤを募らせていく・・・。 「魔法少女をもっと輝かせたい・・・強いてくれ、苦戦を!」 その欲望(?)が、内気な少女を悪の路に導いてゆく―。


本作の方が原作は先らしいが冬アニメの「魔法少女にあこがれて」のような魔法少女推しの悪の組織の話ということと、先行で聞いた水瀬いのりさんのOP曲が良かったので視聴。

個人的に秋アニメ最大のダークホースで面白かった!毎回視聴前楽しみでした。

主人公地図子がとにかく面白かわいい!通常時は美人なのに様々な顔芸見せてくれ、ツッコミキャラとしても秀逸。ニコ動配信も早かったのでテレビと合わせ2回見ました^^

うら若き少女達の物語のはずが時折古いネタを交えるのも新鮮。なろうだと平均値やろうきんといったFUNA作品に近い空気感を感じます。時折吹き出し交えたコミカルな演出も楽しい。

賛否分かれるとしたらストーリー面でしょうか。グダグダというか、短編を重ねる形式ですがほとんど掘り下げず終わります。ですがそれは「らしさ」で片付く問題でしょうね。最終話もそんな感じで終わり楽しかった。原作はりぼん連載だそうで、大昔楽しんでいましたが久々に楽しめたのも収穫でした。



・甘神さんちの縁結び

個人的満足度 70点 おススメ度 ☆3.5


京大医学部を目指す高校生の上終瓜生。児童養護施設育ちの瓜生は、京都にある神社「甘神神社」の宮司に引き取られ、居候をすることに。 そこで待っていたのは、夜重、夕奈、朝姫の巫女三姉妹との同居生活!さらに居候の条件は「婿養子として神社を継ぐ」こと!? 三姉妹とのお見合い、甘神神社に降りかかる難題…瓜生は乗り越えることができるのか…?


大ヒット作五等分の作者のアシスタントによるマガジンラブコメということで視聴。前半の内容はむしろ女神のカフェテラスに近いというかそのまま。5000人の客を賭けて地主と対決するとのことですが、勝算ないのに受けるのほんとに京大志望か、仕事あるのにどうやってカウントしている、そもそもカウントは正確なのかとツッコミしかない(^^;そんな感じで不満残る脚本でしたが後半は粗も少なくだいぶ巻き返していると思います。CM見る限り青ブタみたいな超常的な話をやるみたいですし連続2クールということでシナリオ面は今後に期待します。

その分キャラがめちゃくちゃかわいい!キャラデザは五等分やカフェテラスを超えているのでは。長女の八重は肉感的な魅力があるし三女の朝姫も小悪魔的でキャラがたっている。OPEDはラブコメの定番風OPをEDに回し、OPをももクロに歌わせて独自性出すというのはよく考えられていると思いました。



・妻、小学生になる

個人的満足度 65点 おススメ度 ☆3.5


10年前、妻を亡くした愛妻家の新島圭介はずっと失意の中にいた。 だがある日、小学生の女の子、白石万理華が、自分は他界した妻、貴恵だと言ってやってくる。 こうして、小学生の姿をした妻との人生が再び動き始める…


なろう異世界転生物のヒットを受けてか推しの子のように異世界以外で転生を絡める作品が出てきてこの作品もその一角。(ストレートな転生物かというと終盤ギミックがあります)

親族を亡くして生活が一変したことは私もあるし、亡くした親族が帰ってきたら嬉しい気持ちを抱くことはありえると思うのでリアリティある導入だと思います!ヒューマンドラマとしての完成度は高いです。

満足度そこまで高くしていないのは中盤から明るいハートフルな話だけでなく苦難の話が多く盛り込まれるようになったから。2クールあれば合間に明るい話も挟めるでしょうが1クールなのでどうしても話を畳むために駆け足になってしまうなと。

主人公圭介はさすが中の人スクイズの伊藤誠やっていたというべきか、色々未熟な部分目立ってやきもきしました。しかし最後ちゃんと締めてくれて良かったです

あと圭介と娘の麻衣は見た目、異世界おじさんのおじさんと甥の幼なじみ藤宮にそっくり!テンプレおじさん像なのだろうか・・?



・ドラゴンボールDAIMA

個人的満足度 70点(前半65点後半75点) おススメ度 ☆4


かつて、幾度となく世界を救った孫悟空。魔人ブーを倒し平和な日常を送っていた悟空たちは、突如、ある陰謀によって小さな姿に!その理由が「大魔界」と呼ばれる世界にあるらしきことを突き止めた一行のもとに、ミステリアスな少年魔人、グロリオがあらわれる!


ブー編の数年後から始まる前作ドラゴンボール超とは別に、ブー編直後から始まる新規ストーリー。前半はつまらないわけではないけど期待よりやや下だなと。悟空達が子供になるということでドラゴンボールGTに似た構成なんですがパーティメンバーの界王神やグロリオがパンやトランクスに比べ地味なのがあると思います。あとは音楽。新しい路線を開拓しようという意気込みは分かりますが、神曲多かったGTに対しDAIMAは全体的にドラゴンボールらしくないゆったりした曲が多く盛り上がりに欠けるなと。


とはいえ良い部分もあって、強さが全てではない価値観にしたかったのか全王やビルスといった悟空より強い存在の登場で超サイヤ人の強さがぶれた超に対し、DAIMAはブー編と同じくあくまで超サイヤ人が宇宙最強という路線に戻し、主人公最強系の面白さも備えています。ドラゴンボール全体の展開としてもフリーザ編やセル編のリブートは超や映画でやったのでブー編のリブートとして魔界や界王神にスポット当てるのは正当な流れだなと。

後半はキャラが増加。女の子キャラパンジやベジータ達が加入し敵側にも魔人ブーに似た憎めないキャラが出てきて確実に話が面白くなってきました。最新話ではベジータの本気形態も熱かった。


子供になった悟空達、いわゆるミニ版は、悟空以外は声優総変更。将来大人版をやることも見据えているのかも。タイムボカンシリーズのドロンジョ達三悪人の新声優も、まずスピンオフの夜のヤッターマンで子孫をやってから演じていました。違和感は多少ありましたがそこまでではないですし、将来リメイク等で大人版演じるならその時こそ本気の声優陣が見れそう。鳥山明先生の遺作になることですし、冬アニメの2クール目もしっかり楽しんでいきます。



・2.5次元の誘惑(2クール目)

個人的満足度 80点(終盤85点) おススメ度 ☆4.5


3次元の女子に興味無し!漫画研究部部長・奥村は今日も部室でひとり、画面の向こうに映る愛してやまない2次元のキャラクター・リリエルの名を叫んでいた……。 そんな奥村のもとへやってきたのは「リリエルになりたい」という3次元女子・天乃リリサ。彼女は、漫画の中に登場する女の子のエッチで可愛い「衣装」が大好き。 そして、奥村に負けないくらいリリエルを愛する仲間オタクだった!


夏アニメとして始まった本作。当初は見視聴でしたがアニメ系youtuberりくとさんがランキングで1位に挙げるくらい推していて興味持ち途中から追いつきました。

ラブコメはそこまで高い満足度にならない私ですがこれは大当たり。

キャラのコスプレ姿が皆ガチでセクシーで可愛い上、ジャンプ+ということでスポコン的熱い展開を備えています。コスプレ業界のことは詳しくないですが学べる楽しさもありました。

連続2クールでやるラブコメは珍しいですが、特に終盤が神!ジャンプを降ろされた漫画家と娘のエピソードがめちゃ良く、久々にアニメで涙。終盤が1番盛り上げる2クールアニメは名作だと思います。作者の経験談を盛り込んでいるのか展開にリアリティというか情念を感じました。2期も決定し楽しみです。


どうでもいいですが本作・カッコウの許嫁・カノジョも彼女。

主人公見た目似すぎてませんか?一時SAOのキリトみたいな主人公増えたことはあるけど今後テンプレになったりするのだろうか(笑)



・魔王2099

個人的満足度 65点 おススメ度 ☆3.5


統合歴2099年―不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが迎えてから500年―魔王再臨の刻、来たれり。 サイバーパンクシティ『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、宙を錯綜する極彩色のネオン光―魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。 魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた―。 巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。 しかし……その裏に隠されていたのは―


なろうではなくファンタジア文庫のラノベ原作。放送前、やたら特番を組んでいてすごい作品なのかと注目していました。

いわゆるサイバーパンク物というのでしょうか。世界観が未来世界と魔法世界の融合で特徴的でした。キャラとしては主人公はあまり共感できなかったですがヒロインのマキアがめちゃ可愛かった。

ただし内容としては魔王学院の不適合者を思い出すというか、そこまで奇抜性はないなと。主人公が配信者というのは特徴的なのでもっと活かせれば。7話は敵役マルキュスの主人公の変貌への反応が愉快で面白かったです。


Dアニランキング等見ましたが配信人気はなろうのいわゆる剣と魔法の異世界物に比べて伸びていません。こうしたなろう異世界以外のラノベって、世界観の説明でだいぶ枠を使ってしまうのでどうしてもその後敵が出て苦戦して倒して終わりという風に単調に終わってしまう印象。一方なろう異世界は似たような世界観・展開と批判はされますが、その分普通にやれば埋もれてしまうので実は全体的な創意工夫は負けていないと思っています。なろう異世界物の人気はもう10年以上続きいつ先細るんだという話ですがこうしたなろう以外のラノベ原作が人気面で成り代われない以上もうしばらくは人気が続きそうです。



以上が最後まで視聴した作品です。この先は途中まで視聴した作品について取り上げます。



・チ。―地球の運動について―

個人的満足度 60点 おススメ度 ☆4.5


地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語。

15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。 彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。 が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。 ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。 異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。 彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――。


5話まで視聴。終始クオリティ良く3話で衝撃展開が描かれるすごい作品だなと。ただ中世ヨーロッパ含め歴史好きとして、世界観に違和感があったので途中で視聴を止めました。P国というおそらくポーランドで某宗教による科学の弾圧が描かれますが、ここまで弾圧一辺倒で偏ったものなのか?宗教家が科学を積極的に研究した歴史も描かないと不公平ではという思いがあって。

スパイファミリーやなろうで架空の国や宗教が出るのはちゃんと理由があると思うんです。逃げ若みたいなポップな絵柄で架空の化け物出るとかなら分かりますが、リアルな作風、しかもNHKで放送ですし。今後納得できるギミックもあるとはと聞いていますが少なくても応援できるアニメではないなと。とはいえ他のアニメにない何かがあるのも事実で、名作と感じる方もいると思います。



・魔法使いになれなかった女の子の話

個人的満足度 55点 おススメ度 ☆3


魔法使いに憧れる天然少女クルミ=ミライと、代々魔法使いを輩出する名家の令嬢ユズ=エーデル。 レットラン魔法学校<国家魔法師養成専門学科(通称・マ組)>への進学は魔法使いになるための必須条件。なのに、まさかの受験失敗………と思っていたら!?


6話まで視聴。スレイヤーズやシャナや現実主義勇者など好きな作品が多い渡部総監督によるオリアニということで見始めました。七つの魔剣の松根監督ということで独特のタッチの中で細かい演出が練り込まれているのが良かったです。

ただ肝心のキャラとストーリーが女児向きや百合向きだったのか、不快な要素こそなかったですがいまいち合わなかったので途中で視聴を止めました。元々オリアニって話題性に苦労するもので、だからこそまどマギやリコリコやガルクラみたいな激しい要素が練り込まれているのかなと期待していたんですがなんか無味無臭というか地味に感じました。




最後に秋アニメの総括について!

満足度高い作品ばかり!超絶大豊作クールでした。最終話も綺麗にまとめてくれた後味の良い作品が多かった気がします。私が見た以外の作品だとダンダダン等も面白いそうですがあまりに豊作すぎて追加する必要がなく、いずれ物足りない時に視聴します。


なろうアニメの新作はどれも光るものがありバリエーション豊かで棲み分けてたし、3期以上の長期シリーズはリゼロもダンまちもありふれも過去1クラスで話が面白い。漫画原作でも長期作品だとネタが減って勢いが落ちることがほとんどなのに、これが数ある作品からユーザー評価で支持されるということなのか!なろう累計ランキング上位作品の底力を感じました。


アニメ外だとゲームも豊作でたくさんプレイ。中でもロマサガ2のリメイクはキャラが可愛くモチベになり大変はまりました、神ゲーでおすすめします。その後昔挫折して実質未プレイのドラクエⅢのリメイクをプレイ。戦闘バランスについてはやや大味でしたが広大な世界を自由な順番で冒険できるのは昔からこんな作品があったのかと感動。仲間の商人に町を作らせるイベントがあり、なろうアニメろうきんから名前取ってミツハって付けたのですが、本当にミツハがやりそうなことやりだして面白かった(笑)

あとはひだかくまのイベントに初めて行った他、オーバーラップ文庫のイベントを有料配信で視聴。なろうアニメの声優や歌手が揃い踏みで釘宮さんとか超豪華な布陣で楽しかったです。オーバーラップのアニメはガチで良作多く、なろうアニメのクオリティ維持に貢献しているので今後も期待しています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!大変長文になりましたが一部でも読んで頂けたなら大変嬉しいです。

よろしければ、気軽に評価・いいね頂けると幸いです。

(ご意見や好きなアニメの話など、よかったら感想欄にどうぞ。アニメの好みはそれぞれ違うので肯定的内容でなくても歓迎です)


異世界アニメ多めで、他クールのアニメ感想も書いています。タイトル上のリンク先「アニメ感想の部屋」からもどうぞ。

2024年夏

https://ncode.syosetu.com/n0040jp/


↓冬アニメで気になっている作品


衝撃的だったMyGOの続編 BanG Dream! Ave Mujica

インパクト強し 悪役令嬢転生おじさん

受付嬢が活躍で面白そう ギルマス

連続2クールで描かれる異世界物 Aランクパーティ

昔楽しんだグリザイアの続編 グリザイアファントムトリガー

大晦日結婚された声優同士がメインキャスト 日本へようこそエルフさん

楽しんだ作品の2期 薬屋・俺レベ・わた婚・100カノ

秋からの継続枠 リゼロ・ありふれ・ダンまち・DAIMA・甘神さん・シャンフロ


上記の他、なろう作品数めちゃ多いクールですが中小制作会社による小粒な量産型に見える作品多い印象

しかし数百数千以上のなろう作品からアニメに選ばれたからには何か持っているということ

いくつかチェックし発掘出来たら幸いです

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今期もまとめお疲れさまでした。 今期はぱっと見で女性主人公の転生的なものがかなり目についた気がしました。 私も見たものなどについて、少しコメントさせていただきたく。 「ありふれた…」 話も随分と煮詰…
投稿お疲れ様です! いや〜、秋アニメはリベサガが面白過ぎたせいでかなり絞っちゃったのですよね。今4週目やっております(笑) でも20作品くらいは観ましたので、視聴が被った作品にコメントさせて下さい。 …
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