未来からの頼み人
いつものように商店街を歩いていた
近所に位置しているため
暇があったら商店街をブラブラしている
目的もなくキョロキョロしてたら
前方から異様な人が現れた
「ちょっと君!こんなことを言うと驚くかもしれないが私は未来から来たんだ!信じてくれるか?」
突然現れたオッサンが意味不明な事をのたまう
「何言ってんだ、オッサン。気は確かか?」
「分かる、分かるよ君!私には分かる。未来から突然人が現れたら驚くよな。その気持ちは十分に分かるんだ。だが、私の事情も考えてくれ!」
オッサンの語気は荒い
「なんだ?事情って?」
「いい質問するね、君!実はな、突然未来から来たからお金がないんだ。一万円、いや無ければ五千円でもいい!お金を貸してくれ!」
未来から来たと主張するオッサンは
お金を借りたい
それが主張らしい
俺は未来から来たという人の器が知れた。