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無地の旗

作者: 泉末広

優しい言葉をいただきましょう。

疼く自惚れ騙しておくれ。

綺麗な町並み漂いましょう。

痺れた嫉妬隠しておくれ。

痛みの触りっこ、目隠しの許し愛。

生け贄の夢で見られる未来。

流暢な誘い文句流されましょう。

奇抜な気紛れ覚えておくれ。

認められた空白、白紙の日記。

息が届いた深夜の眠りは何処かへ行った。

対峙する肯定と否定に目の届かない憎しみが弾む。

どうでもいいと言った囲いの人が抱きしめる。

どうにもならないと言った理想の人が抱きしめる。

綺麗な町並み漂いましょう。

美しい旅路に身を委せましょう。

止められない沈黙、無地の旗。

優しい言葉をいただきましょう。

許したい沈黙をすきま風に乗せて、視線を流して。

小さな無地の旗、包んでおくれ。


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