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憤怒の赤、狂い咲く華  作者: 徳川万次固め
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五話 そして俺は拳を握った

 トワコは国の東の護りを一手に引き受けるファンドリオン家の次女として生を受けた。

 ファンドリオンの武家としてのルーツは、この大陸から海を挟んでさらに東のとある島国の民族との交流にあるという。

 その民族は特異な反りを持つブレードを主軸にした戦闘技術を持っていた。

 他にも女性にも適したポールウェポンの技や体系の異なる魔法を操るなど、大陸の者とは異なる力を誇る彼らとファンドリオン家は密接な関係を持つことにした。

 実利を好み人種などの拘りが薄いという貴族としては特異な傾向を示すファンドリオン家は、技術交流だけではなく婚姻関係を結ぶことなどでもそのつながりを深めていった。


 トワコという珍しい響きの名前もそこから来ている。

 ただ彼女の容姿はあまり混血を感じさせないものであり、現在のファンドリオン家の中ではやや珍しい存在でもあった。

 彼女には兄が二人、姉が一人いたが、彼らは皆黒髪でその顔の造形もトワコとはやや趣きが異なっている。

 とは言え彼らは系統は違えど全員魅力的といえる見た目を持っており、またその仲は総じて良好でこうした点でトワコが不満を持ったことはこれまで特にはなかった。


 幼少期の彼女は現在と比べてとても活発な少女であった。

 兄や姉を見習い武家の一員として戦闘技術の他に礼儀作法なども学んではいたが、それで彼女の快活さが抑えられたかというと否と言うしかないだろう。

 周りの同年代は貴族の門弟や才能を見込まれて青田買いされた平民などが大体だ。

 同門の徒として身分の差はできるだけ排されてはいたが、それでも流派の直系かつ公爵家の子ともなれば、その振る舞いに対等に付き合える子供がいないのは仕方のない話であった。

 トワコは幸せであった。

 ただ少しだけ疎外感を感じていたのは……贅沢というものであろうか。


 ある日、彼女は己の四肢に重みを感じた。

 知らぬ間に手首、足首に鎖の入れ墨のようなものが出来ていたのだ。

 ファンドリオン家の術師たちが調べた結果、それは呪いの一種であることが判明した。

 トワコ自身は詳細は知らないが、放置するわけにはいかないということだけは聞かされた。

 しかしそれはかなり厄介な代物らしく、彼らでは対処しきれないらしい。

 餅は餅屋、ということで対抗策に呪いの専門家を雇うことが決定した。




 ----




「それが……」


「えぇ、貴方たちでした」


 涙の筋を残したまま、表情のない顔でトワコは話す。


 なんだか酷く喉が渇いた。

 カップを手に取り大きくあおる。

 残っていた液体を喉に流し込むが、その味が分からない。


 嫌な感じがする。

 席を立て、ここから離れろと頭が指令を出す。

 聞け、聞いて全てを知るんだと心が叫ぶ。


 アグゼは心に従った。


 話は佳境に入る。




 ----




 やってきたのは黒いローブで全身を隠した痩せぎすな呪術師の男と、荷物持ちの貧相な見た目の少年だった。

 男は明らかに細いと評してよい背格好だったし、少年の方も鍛えているとは言えない体格だ。

 大人も子供も日々研鑽に励むファンドリオン一門の子弟であるトワコには、正直なところ彼らが自分達の解決できない問題をどうにかできるとは思えなかったものである。


 しかしそんな彼女の考えとは裏腹に、男は少女の手足の模様を見ると少し観察しただけで頷き、そして簡易な緩和術式を施しその重みを消し去ってしまった。

 驚愕する一同を尻目に男は旅の疲れも感じさせず、すぐに仕事だと言わんばかりに大人達と情報のやり取りを要請する。

 行動により怪しい風体から滲み出るよろしくない印象を大きく覆した彼に対し、ファンドリオン家の者たちも誠実に向き合った。


 自分に掛けられた呪いのへの解呪なのだから、呪術師の傍に待機していなければならないのだろうと思っていたトワコ。

 だが初日こそそうした傾向はあったものの、翌日からはべつに傍にいなくても構わないと男は話した。


『もう必要な<縁>は掴んだ。時間は掛かるが、後は我々だけで対処できる。外出しても問題ないはずだ』


 ファンドリオンの術師たちと議論する彼を見て、頼りになる大人とは見た目だけで分かるものではないのだとトワコは理解した。

 何となく自分のために行動する大人たちを放っておいてこの場から退散するのは気が引ける想いがしたが、少女の行動性は久方振りの自由を満喫したがっていた。

 ここしばらくは体が思うように動かせず、遊びも鍛錬もままならなかったのだ。

 トワコは自由を味わうために、外に脚の赴くまま駆け出すことを決めた。

  

 そんなわけで動き出した彼女の目にある人物が映る。

 呪術師とともにやってきた小間使いの少年だ。

 あの男は見た目を裏切る優秀さだったし、こっちの子にも何かあるのかもしれない。

 トワコは外に出ようとするアグゼの前に走り込むと、高揚した気分のまま腰に手を当てて指を突き付けた。


『私も連れて行きなさいっ!』






 アグゼは見知らぬ土地を散策するという楽しみを知った。

 トワコは新しい友人との身分や礼儀作法などを一切考慮しない明け透けな関係を楽しんだ。

 公爵家の娘が素性の怪しい子供と二人だけでろくな監視もなく遊びに出れるはずがなく、本当は隠密の行に長けたファンドリオンの者が影から見守っていたのだが、そんなものは気付かなければ存在しないことと同義である。

 しっかり二人に張り付きつつも、公爵からの命で決して子供達には勘付かれないように一定の距離をキープするその在り方はまさにプロの技だった。

 まだ呪いが溶けたわけではないが、それでも久しぶりに自由を取り戻した我が子への公爵なりのプレゼントといったところであろうか。

  

 兄や姉、他の同門たちが修練に励む中、ひたすら羽を伸ばし続けて数日が経ち、トワコはまさに絶好調といった状態だった。

 後は手足の模様さえ消えれば完璧っ、と思うトワコに朗報が入る。

 ついに解呪が最終段階に入ったということを聞かされたのだ。

 また、呪いを解くだけなら呪術師一人で事は済むのだが、公爵家としてはそれだけで終わらせられるはずもない。

 解呪の過程で呪いを掛けてきた下手人たちの存在が確認できたので、報復に打って出るということになった。


 初日以降は解呪で時間的拘束を受けることはなかったが、最後ともなれば勝手が違うのだろう。

 今回は治療対象であるトワコも解呪の場に呼ばれることとなった。

 最後の大仕事なので集中したい、他の者は席を外しくれという呪術師の頼みも、これまでの実直な仕事ぶりが評価されすんなりと通った。


 最低限の人員を部屋の前に残し、儀式が始まる。

 眼を閉じて呪言を唱えるカースメーカーの男。

 トワコが彼と二人っきりになるのはこれが初めてのことだった。

 ここ最近、連日ともに過ごしていたアグゼとは違い、このミステリアスな男のことは彼女は何もしらなかった。

 しかし間違いなく感謝はしている。

 口数少なく寡黙な男。

 公爵家に対して全くへりくだる様子はないが、しかし知恵者にありがちな鼻につく態度なども一切見られない。

 実情は違えどそれは少年と共通するものであり、やはりトワコに好感を抱かせるものだった。


 ふと彼女は考える。

 この儀式が終われば彼らとの関係も終わってしまう。

 仕方のないこととは言え、それを意識すると惜しくてたまらなくなってくる。

 どうしよう、何かないだろうか。

 色々考えてもいい案が浮かばない。

 うーん、うーん。


 男が呪言を止め、わずかに顔を歪める。

 そのまましばらく静止した後、少々力を込めた息を吐く。

 そしてゆっくりと目を開けた男は、実にあっさりと儀式の終了を告げた。


 考えがまとまらないままタイムリミットがきてしまったことに彼女は驚き慌てた。

 しかし手足を見ると確かに鎖の模様が消えていくではないか。

 嬉しい、が同時に焦りが胸中にやって来る。

 仕事を無事に終えた呪術師はその報告をしようと立ち上がった。


『あ、あのっ』


『ん?』


『ほんとうにっ、ありがとうございましたっ。ぇ、と、それで、ちょっと御礼がしたいので、あの、ちょっとしゃがんで、横、向いてくれませんかっ?』


 少女の言葉を聞いて男はわずかに思案する。


『口付けでもくれるのだろうか? ならばその必要はない。要した労力は契約した報酬の範囲内だった。さぁ、報告に行こう』


 こちらの行動を見透かした率直な返答に驚くと同時に、少女はムッとわずかに顔をしかめた。

 マウストゥマウスではなく、あくまで親愛や友愛を示す頬へのキスのつもりだった。

 咄嗟の思い付きだったし、知り合ってわずかのずっと年上の男性に対して行う礼としては些か過剰かもしれないが、それでも勇気を出した提案だったのだ。

  

 男のクレバーかつぶっきらぼうな物言いは知っていたつもりだったが、それでも少女の心にはちょっとだけカチンと来てしまうものがあるのだった。

 

 男が扉を開き待機していた者たちに成果を報告すると彼らはそれを大いに喜んだ。

 少女も一緒に喜ぶべき立場のはずなのに、先程のやり取りのせいで気分がかすかにささくれ立つ。

 トワコは外に行ってくると告げて走り出した。

 彼女が外に出る時は腕の立つ監視役が影から護りに付くことを周囲の者は知っていたし、真っ先に報告すべき公爵や家族は皆討伐に出ていたので、彼女の行動は容認された。


 ここ最近と同じようにアグゼと共に遊びに出る。

 嬉しい状況のはずなのに喜ぶことが出来ない。

 今隣にいる少年との別れも近付いていたし、かといって先程のようなややハジけた行動を取って少年に引かれてしまうことを想像すると、心が重くなってしまう。

 もしアグゼとのやり取りで同じような溝が出来てしまうと、きっと自分はさっきよりももっと傷付く。

 そんな気がした。

 何とも言えないスッキリしない心のまま、その日の外出は終わりを迎えた。


 夜、下手人たちを無事討伐してきた一同が帰ってきた。

 解呪も順調に済んだことを聞いた家族から抱きしめられるトワコ。

 この日は面々の疲労なども考慮して早々に寝床に付くことにして、客人や門下生も交えた祝勝会は明日行われる運びとなった。


 寝間着に着替えながらここ半日ほどひたすら頭を捻っていたトワコはふと思った。

 なんでみんなが喜ぶ中、自分だけがこんなに悩まなければならないんだろう。

 自分にこんな想いをさせている彼らに何か罰を与えてやりたい。

 助けられた立場だとかそんなことはトワコの頭からは完全に抜けていた。

 それは子供に多い一方通行の考え、小さな悪意だった。


 寝る前に様子を見に来た乳母にトワコは伝えた。

 呪術師の男にイタズラをされた、と。

 具体的に何をされたとは口にしていない。

 ただ下を見ながら、自身のスカートを掴みながら、わずかに震えながら、伝える。

 乳母は目を見開いた。

 彼女はゆっくりと慈しみようにトワコを抱きしめると「大丈夫ですよ」と繰り返す。

 そして久しぶりに添い寝をしましょうという提案をしてきて、少女はそれに頷いた。

 横になり目を閉じながら少女は考える。

 よしよし、これで彼らも少しばかり困ったことになるに違いない、と。


 恐らくこの日が、齢二桁にもならない少女の性の目覚めの時だったのだろう。

 こういった話を口にすれば、それだけで大人たちは慌てふためく。

 なんとなくだがトワコはそうしたことを知っていた。

 だが事態はトワコの積極性とあやふやな性の知識、そして恵まれた環境故に最悪の方向に進むことになる。




 目が覚めると何とも言えない冷たい空気が屋敷の中に漂っていた。

 何だろうと着替えをしてから食堂に向かう。

 両親兄弟が鍛錬で朝早くから外に出ていることは珍しくないが、今日は何かが違う。

 そんな気がした。

  

 とりあえず人を探してみると昨夜添い寝をしてくれた乳母が見つかった。

 こちらを見掛けるとすぐさま駆け寄ってきて気分は大丈夫かと聞いてくる。

 いつも通りだよと返事をしながら他の皆は?、と軽く聞いたトワコに乳母が応えた。


『安心してくださいね。悪者たちは旦那様方が退治してくださいますから』




 そこからのトワコの記憶は大分あやふやだ。

 誰かからその何かが起こっている場所を聞き出し、心臓が悲鳴を上げる勢いでひたすら走る。

 魔法の発動する大きな音を聞きそちらに向かうと、行われているのは私刑だった。

 トワコが現場に着いたとき、氷柱や矢でハリネズミのようになった呪術師が死に掛けているアグゼを抱き上げていた。

 彼らに駆け寄ろうとするのを誰かに止められるが、それに抵抗するようにトワコは手を伸ばす。

 それに応えるようにアグゼがヨロヨロと血にまみれた手をこちらに伸ばす。

 が、そんな少年の頭部に矢が突き立った。

 叫び声と共にトワコの意識が落ちた。


 目が覚めたとき、少女は全てが終わっていることを知った。

 トワコはつたないながらも必死に弁明をし、アグゼ達の不名誉を取り除こうとした。

 しかし家族がそれに取り合うことはなかった。

 トワコの扱いがおざなりだったわけではない。

 少女の弁明が彼女の優しさから来るものだと捉えたのだ。

 こんな幼い清らかな少女がつまらない悪意で人を陥れるはずがない。

 汚されようとその相手の名誉回復を願う心優しき少女、そんなトワコを周囲はただ優しさで包み込むのだった。


 乳母の善意、家族の善意、門下生達の善意、それらがアグゼ達を殺した。

 でも一番悪いのは自分だ。

 一番醜い存在なのは自分だ。

 家族のことは愛してる、それは変わらない。

 だけど――――




 ----




「もう私は自分や家の為という名目で動くことはできませんでした。これまでの自分を捨て、ただ鍛錬と称して自分を痛めつける日々。縁談などの家の利益となる話も全て断って、明確な目標もないまま生きていたのです」


 性の目覚めが罪の切っ掛けだったこともあり、トワコは穏やかながらも言い寄る男を全てキッパリと拒絶して生きてきた。

 家族も娘への気遣いは変わらず、名門武家ということもあってか上を目指し鍛え続けているならばと必要以上に縁談話を持ってくることもなかった。


「自分の為にも家の為にも生きられず、かと言って死んだと思われていた貴方に報いる方法もない。緩慢に心が死んでいくことを感じた私は、終わらせるなら最後ぐらいは華々しくいこうとラビリンスに潜ることにしたのです」


 惰性とはいえ、これまで練り上げてきた己の力がどの程度のものなのかという興味もわずかにあった。

 そして単身ラビリンスに挑んだ彼女は、満身創痍になりながらも出くわしてモンスターを全て斬り倒して生還するという快挙を成し遂げたのだった。

 最も浅い階の話ではあれど初めての迷宮探索で素晴らしい成果を残したことは、結果としてファンドリオン家の名声を上げることにつながってしまったが、それにより家族が喜んだかと思えば意外や意外、彼らは全身を傷付けて戻ってきた娘の心配をしていた。


 改めて家族の愛を感じ、人々の称賛を得て、そして生の実感を知り……


「私は貴方たちのことを少しずつ頭の隅に追いやっていきました。そして愚かにも、生きていてもいいのかしれないと思うようになっていったのです」


 そんなはずはないのに、と真っ直ぐに目の前の男を見ながらトワコはつぶやく。


 アグゼは全身の血液が鉛と入れ替えられたような錯覚に陥った。

 ぐるぐる、ぐるぐると、目が回る。

 喉奥からギチギチギチと生物らしくない音が漏れ出て、食いしばった歯の隙間からは白い泡が漏れ出てくる。

 目の前に敵がいた。

 あの時、唯一許せると思った存在こそが怨敵だった。

 父の言ったミスなどほんの些細なものだった。


 これまでの全ての前提が覆されて、何をすればいいのかが分からなくなる。

 呼吸を整え目の焦点を合わせようと必死に震える体を抑え込む。

 そんな中、トワコが慈愛の微笑みを見せた。


「アグゼ。貴方は私がここラズマードの迷宮攻略に参戦すると聞いて、わざわざこの迷宮都市にやってきたのではありませんか?」


 図星だった。

 トワコ率いる<リム―バーズ>がここラズマード・ラビリンスの攻略に参戦すると聞いた時、機は熟した、今の実力なら喰らいつけるのではないか、今こそやる時だと考え、アグゼはこの辺境都市を訪れたのだ。


 トワコの推測通りだったが返答できない、したくないアグゼの歪んだ目元から、トワコは内容を読み取る。


「やはり、そうだったのですね。……諦めの果てに始めたことが生きる力となり、それが名声となり貴方との接点となる。人生とは何がどうつながるか、まっこと分からぬものですね」


 瞬間、頭の中の何かがキレたような感覚があった。


(悟ったような顔で、さえずるんじゃねぇ!)


 アグゼは感情のまま目の前のテーブルを掴み真横にブン投げた。

 乗っていたカップや壁際にあった調度品などを押し潰しながらテーブルがひっくり返り、飛び散った飲み物によりトワコの高価そうな白い着物に染みを作るが、トワコの表情は穏やかなままだ。


「貴方が生きているかもしれないと聞いて、私は己の本分、存在意義を理解しました。私は今この時、貴方に償うために、これまで生かされてきたのですね」


 むしろ嬉しいそうに彼女は続けた。


「何でもおっしゃってください。金銭が必要ならすぐに用意致します。女体を求められるなら寝室か浴室に向かいましょうか。経験はありませんが、真心を込めて尽くさせて頂きます」


 虚勢ではない。

 本当に、本当に……嬉しそうだ。


「命を要求されるなら少しだけお待ち頂けないでしょうか。引継ぎなどやっておかなければ迷惑を掛けてしまう事柄がいくつかありますので」


 うるさい、だまれ、黙れ!


 アグゼは握り拳を作った。

 そして震える拳に全力を込める。


「そんなに死にてぇか」


  子供の小さな悪意から始まる冤罪、善意が起こす集団ヒステリーという話。

  リアルでもネットで拡散した誤報から凸した話とかあるし、思い込みの力は怖い。


  さて、どうしてくれよう。

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― 新着の感想 ―
[一言] まあ貴族制度有る国で公爵家の令嬢と平民の彼らの命は所詮、同級で無い。 酷い言い方すればお戯れに平民二匹、遊んで殺したでも通る。 いっそ、その方が良かったんだろうね、このお嬢さんと主人公にとっ…
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