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北森徘徊

8/27夜

 

 森の土を踏む。



 パチリと弾ける気配。



 生命の息吹が愛おしい。



 夜であれば森を渡ることはたやすい。

 吾の時間(とき)であるから。



 フラフラと歩みを進める。



 森を渡るこの姿は人の目には写らない。


 力強き者たちの気配に触れぬように歩みを進めてゆく。


 そんな中ザワザワと振れる気配。


 ぬらりと陰を這いずるような気配。





 気がついたとて吾には廃することなどできぬ。

 吾は森を渡り見ることのみ。





 こびりついたような(おど)の残滓を上書きするような堕ちた気配。






 何もできぬが気に障る。








 ほんの少し跳ぶ。







 ココは繁茂神(おんぬし)様の(かいな)が内。

 吾はいまだ繁茂神様に連なりし者であるのだから。





 遠巻きにざわめく声。



 指し示されるままに見た先には……



















 (くらがり)の腕に囚われた巫女が見えた。





見てるだけですねー


雪姫ちゃん

冴さん?お借りしました。

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