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1-1 司令官・・・ですか?

 暇な時に頭の中で考えていた事をお話にしました。自分が書ける時に書くので更新はかなり遅いですが、皆様に楽しんでいただければ幸いです。

 アステラ宇宙軍第5基地そこは本星アステラ防衛の要でもなく、別の惑星からやってくる侵略軍と戦う最前線でもない辺境の基地である。しかし、他の基地から若干遠くさらにアステラ星からも距離があるため、他の基地に比べると平和的であるために軍内部から通称『離島』と呼ばれている。


 この物語はそんな基地の司令官に任命された男の話である。







 【司令官】軍隊などで、大規模な部隊や艦隊を指揮・統率する職。また、その職にある者。




 



 今から2ヶ月程前俺がこのアステラ宇宙軍第5基地通称『離島』に配属された時から司令官をしていた人物が急死した。死因はここ数年悪くしていた心臓の発作らしく、本人も発作が起こるたび『そろそろ引退するか』など言っていたが引退する前に死んでしまった。


 とりわけこの基地では目立った活躍は無かったが、俺が生まれて間もない頃他星の侵略軍を何度も撃退に成功した優秀な人物であったらしいが、なぜかこの基地に転属になった。理由は分からないがこの基地での評判はすごく良く、多くの部下にも慕われていた。その為司令の突然の死はこの基地に居る者全員が悲しんだ。


 






 しかし、司令の死をきっかけにこの基地に悪いことが起き始めた。








 司令官自室で遺品整理をしているそこから裏取引や賄賂などの行為を行っていたことが発覚した。これには多くの兵士が驚き、否定した。


 しかし、元司令はこの基地に転属される前にその賄賂問題が軍上層部にばれていたが、どういう訳か准将から少佐へと三階級降格し、この基地に島流しだけという軽すぎる処罰であった。


 これにより軍上層部や政府など多くの機関を巻き込む重大な事件になった。

 

 元司令官の急死から数週間後、先の事件が落ち着いた所でこの基地司令官になる後任の人物がやって来たが、着任から一か月後、後任の司令官が軍を脱走するという事件が発生した・・・・


 理由は駆け落ちであった。基地通信オペレーターの一人に一目惚れしたらしく、二人そろって脱走したのであった。


 さらに二人はこの基地に配備されている新型高速ステルス艦を乗って行ったため未だに捕まっていない。


 ステルス艦はその名の通りレーダーに機影が映らないだけでなく、熱探知すら引っかからない。さらにこれらの機能にカメラ、肉眼にも映らない光学迷彩を装備している。


 このスキャンダラスな事件に再び世間が大いに荒れた。軍上層部は威信の為にこの捜索の為に多くの宇宙戦艦とステルス艦を投入したり、手配書を配りそれに賞金を付けたが、未だに捕まる所か目撃情報すらない状況である。


 


 前司令官が脱走してから約一週間後、新しい司令官が着任した。今度こそ問題は無いようにと願っていたが、その祈りは着任からたったの五日で脆くも崩れ去った。




 汚職、軍規違反と立て続けに起こったこの基地に新しく着任した司令官はこの基地を占拠し、クーデターを起こしたのであった。







 幸いというべきかクーデターは未遂に終わった。軍上層部は以前の司令官二人の不祥事から学習していたのか司令官の周りに諜報員を配備していたらしく、クーデターを起こした瞬間拘束され、終息。これがクーデターの全貌である。




 しかし、この司令官は大分前から準備していたらしくクーデターの声明文をメディア各社に送っていたらしく、軍上層部は再び大いに荒れた。


 



 かくして色々あったがクーデターを起こした司令官とその部下たちは拘束され、基地には新しい司令官が来るはずだったが・・・・






 『アルノリド・カセ少佐をアステラ宇宙軍第5基地次期司令官とする。


 なお、それに伴いアルノリド・カセ少佐を一階級昇格させ中佐とする。』







 かくして、俺アルノリド・カセは中佐へ昇格しアステラ宇宙軍第5基地司令官になった。







 ・・・・・・・・どうしてこうなった。


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