ずっとずっと飛んで行く ずっとずっと飛んでいる
私は高く飛んでいる
高く高く飛んでいる
どんどん高く飛んで行く
ずっとずっと飛んで行く
何故に私は飛ぶのかな
それは楽しいから
それはつらいから
飛んでいると楽しいから
何かがつらくて逃げたから
周りはいつも闇の色
私それでも飛ぶのかな
光は小さく見えている
ずっとずーと下の方
何だかとってもつらいよう
何だかとってもさみしいよう
ここは暗くてさみしいよう
「誰の助けもいらないさ」
「このまま一人で飛んでるさ」
さみしくてつらいよう
「孤独に生きるさ」
明かりがなくて嫌だよう
「贅沢は無用さ」
嫌だよう
「黙って死ぬさ」
先が見えなくて心細いよう
「生きているから生きるだけさ」
このままでは耐えられないよう
「そうでもないさ」
何とかしたいよう
「何ともならないさ」
暗闇ばかり続くよう
「それも悪くないさ」
つらいよう
「つらくない」
悲しいよう
「悲しくない」
高過ぎるよう
「少し低くするよ」
そうしてさらに何日かが過ぎて行った
なぜ私だけが飛んでいなければならないのかと思いながら