世界資料《オーズ》 国家編「精族・魔族」
◆精族◆
【エル=ファリス】―利を重んじる孤高の冷酷
大森林の半分を領地とする、
精族たちの閉鎖的な民族国家【エル=ファリス】。
長命かつ才知に優れた精族は、調和や共存を口にはするが、
実のところ彼らが重んじるのは“実利”であり、
『精族の利益』である。
森の中に点在する複数の集落を、
世襲によって選ばれた王が束ねる。
王家の血統こそが精族の頂点であり、
その存在は理論的な支配の象徴に近い。
精族は、他種族との関係を「深すぎず、浅すぎず」に保つ。
これは中立主義ではなく、
「他者に踏み込ませず、踏み込まない」ための距離感である。
共に森林を分かつ国家や他種族とも、
連携は最小限にとどめられている。
彼らの関心は、あくまで自分たちの森と繁栄のみ。
世界がどう動こうと、味方は精族だけ――
それがエル=ファリスという国の本質である。
◆魔族◆
【灰炎盟国バルトグローム】—ロマンが詰まる自由の国
火と灰の大地に根ざした魔族の盟国。
過酷な環境の中で鍛えられた戦闘集団が支配し、
炎を操る魔術に長けている。
自由と力を重んじ、
内部は複数の強力な氏族が緊張感を持って連携。
盟国としての結束は固いが、
個々の戦士たちは誇り高く独立心旺盛。
【夢喰の都 根ベルアイン】—実体のない要塞
不思議な力を持つ魔族たちが集う都。
夢を操り、幻覚や精神世界での戦いに秀でる。
夜に輝く幻想的な街並みと、
影のように静かな空気が特徴。
外部からの侵入者はその魔力に囚われ、
容易には抜け出せないと言われている。
【魔王領ヴェル=ディア】—無法地帯。
魔族の頂点たる「魔王」が統治する領域。
強大な魔力と支配力を持ち、
他国からは畏怖の念を持って恐れられている。
領土は広大で、強力な魔物や兵士が厳しく統治にあたる。
その実態は謎が多く、
魔王自身の存在も神話的に語られることが多い。
そして、そんな有象無象をすべて有しているのが、この『 』――
【オーズ】である。




