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ホロウの放浪譚~世界を知らない悪魔と歩く~  作者: あんたったー
第一部 一章 出発編 【???】
8/8

世界資料《オーズ》 国家編「精族・魔族」

◆精族◆


【エル=ファリス】―利を重んじる孤高の冷酷


 大森林の半分を領地とする、

 精族たちの閉鎖的な民族国家【エル=ファリス】。

 長命かつ才知に優れた精族は、調和や共存を口にはするが、

 実のところ彼らが重んじるのは“実利”であり、

 『精族の利益』である。


 森の中に点在する複数の集落を、

 世襲によって選ばれた王が束ねる。

 王家の血統こそが精族の頂点であり、

 その存在は理論的な支配の象徴に近い。


 精族は、他種族との関係を「深すぎず、浅すぎず」に保つ。

 これは中立主義ではなく、

 「他者に踏み込ませず、踏み込まない」ための距離感である。


 共に森林を分かつ国家や他種族とも、

 連携は最小限にとどめられている。


 彼らの関心は、あくまで自分たちの森と繁栄のみ。

 世界がどう動こうと、味方は精族だけ――

 それがエル=ファリスという国の本質である。




◆魔族◆


【灰炎盟国バルトグローム】—ロマンが詰まる自由の国


 火と灰の大地に根ざした魔族の盟国。

 過酷な環境の中で鍛えられた戦闘集団が支配し、

 炎を操る魔術に長けている。

 自由と力を重んじ、

 内部は複数の強力な氏族が緊張感を持って連携。

 盟国としての結束は固いが、

 個々の戦士たちは誇り高く独立心旺盛。



【夢喰の都 根ベルアイン】—実体のない要塞


 不思議な力を持つ魔族たちが集う都。

 夢を操り、幻覚や精神世界での戦いに秀でる。

 夜に輝く幻想的な街並みと、

 影のように静かな空気が特徴。

 外部からの侵入者はその魔力に囚われ、

 容易には抜け出せないと言われている。



【魔王領ヴェル=ディア】—無法地帯。


 魔族の頂点たる「魔王」が統治する領域。

 強大な魔力と支配力を持ち、

 他国からは畏怖の念を持って恐れられている。

 領土は広大で、強力な魔物や兵士が厳しく統治にあたる。

 その実態は謎が多く、

 魔王自身の存在も神話的に語られることが多い。

そして、そんな有象無象をすべて有しているのが、この『  』――


【オーズ】である。

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