龍の夢をみた日
きらきら光る星が輝く夜。
田中誠二、小学4年生の10歳。
部活はサッカー部。
「お母さん、今日は星が輝いて見えるね」
「本当ね。でも早く寝なさい」
「はい」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
僕は、布団の中に入った。
明日は、土曜日。
公園に遊びに行こうかな?
今日は、疲れたから寝よう。
僕は夢を見た。
青空から太陽が輝き晴天。
青空から、白い雲が出てきた。
その間から、青い龍が現れた。
そしてその龍がこちらに向かってきた。
「どなたです?」
龍は口を開かない。
「どうしたんですか?」
「願いはあるか?」
龍が口を開いた。
「はい」
「そうか、明日一日やろう。私を見つけたら、願いを叶えてやろう」
「本当ですか?」
龍は後ろを向き空の方へ消えた。
翌朝。
「お母さん、昨日不思議な夢を見たんだ」
「なに?」
「昨日、不思議な夢を見たんだ」
「本当に?」
「うん」
「どんな夢?」
「言わない」
「変な子」
僕は、歯を磨いて朝ごはんを食べた。
僕は支度をして、外に出た。
まずは家の近くの公園に行こう。
僕は近くの公園に向かった。
友達の金田がサッカーボールで遊んでいた。
「おはよう」
「おはよう」
「なにしてるの?」
僕は話しかけた。
「リフティングの練習」
「そうなんだ」
「誠ちゃんは、何しに来たの?」
「人探し」
「人探してなに?」
「あんまり言いたくない」
「教えてよ」
「昨日、夢見たの」
「それで」
「龍の夢を見たの」
「それで?」
「龍を探してるの」
「どこにいるの?」
「わかんない」
金田は笑った。
「探せないじゃん」
「どこか良いとこないかな?」
金田は考え込んだ。
「警察に聞いたら?」
「それ無理。住所ないから」
また金田が笑った。
「ヒントないの?」
「青空だった」
「海じゃないの?」
「そうなのかな?」
「行ってみたら?」
「わかった、近い海てあるの?」
「熱海」
「ありがとう、行ってみる」
金田と別れた。
僕は家に帰った。
地図を広げた、熱海市、僕の家から自転車で大体1時間半で海に行ける。
昼ごはんを食べた。
「あんた、午後も出かけるの?」
「うん」
「どこに行くの?」
「海、見に行く」
「一人で?」
「金田と」
「わかった。気をつけなさい」
「わかった」
僕は嘘をついた。
僕は、支度をして家を出た。
「熱海か〜。遠いな」
自転車に乗った。
町を出て、国道を走った。
コンビニでジュースを買った。
「海だ〜」
熱海の海に着いた。
海岸沿いに自転車を置いた。
僕は海を見た。
太陽は輝き、波が立っていた。
空を見上げた。
雲はなく晴天だった。
僕は眠くなり、浜辺で眠った。
日差しが強くなり僕は、目を覚ました。
「やぱり出てこないな〜。もう帰ろう」
そう思った瞬間。
晴天の空に雲が出て来た。
その間から、青い龍が見えた。
その龍がこちらに寄ってきた。
龍が、
「よく来たな」
「はい」
「願いは?」
「世界平和」
「それで良いのか?」
「はい」
「自分で、叶えろ」
「わかりました」
龍は消えた。
僕は家に帰った。
お母さんにその話をした。
「あんた、頭でも打ったんじゃないの?」
「そうかな?」
その日の夜に、星空を見た。
星は昨日より輝き、満月の夜だった。




