第0話「朝日が昇る」
【残酷な描写のシーンがあるかもしれません。ご了承ください。】
初めての連載作品ですが、応援してくださると嬉しいです。
〜AIによる人類との可能性!そんな世界で、一人の少年が巻き込まれるSF連載小説!〜
赤い光が回り、警報が響いた。
「おい!早く来い!急げ!!」教官の声が耳を通る。
栗山は走った。下級隊員としてここで任務を成功させなければならなかった。
栗山の頭を教官の"ある話"が遮った。
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「今、+*`+*++*`社長の研究所で極秘研究が行われているのだが、もしその研究資料が逃げ出すとすると、人間に危害を加えるだろう。」教官の言葉に高山が挙手した。
「研究資料が逃げ出すって...一体どんなものなんですか?」教官は続ける。
「それは...極秘研究として言うことはできない。そもそも私もなにか知らない...。」
部屋に沈黙の空気が流れた。
しばらくして教官は告げた。
「まあ、これは"最悪"のケースだ。これが起きれば君たちも出動に当たるだろう。そしてなによりも...」
栗山は息を呑んだ。
「"死"を覚悟しないといけないかもしれない....。」
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栗山は今に戻った。
一体どんな資料なのだろう?
やっぱり未知のウイルスとか?
栗山は理解できなかった。
「よっ!初任務だ!これで昇級して、飯食いに行こーぜ!」
そこに、陽気に高山が肩を並べた。
「それにしても、怖がらなくていいさ。初任務くらい楽勝っしょ!」
栗山は答えられなかった。
マップを開いた。
もうすぐターゲットの近くに着く。
それが何よりも恐怖だった。
走り続けた末に、目標地点まで50mとなった。
2人は、分岐して挟み撃ちにすることにした。
栗山があと5mに差し掛かったとき、目の前を何かが飛んできて「グシャリ」という音とともに
隣のビルに激突した。
またもや栗山は理解できなかった。
栗山が怪しく思い近づくと、
"同じ下級隊員の死体だった"
栗山は恐怖を抑えた。そして一つ、想像したくないことを考えた。
「高山は無事なのか?」と。
栗山はUターンし、すぐに高山と別れた分岐点に戻り、高山の進んだ方向へ足を踏み入れた。
必死に走った。
すると、人影が遠くに見えてきた。
「お〜い!高山〜?」
震える声で高山を呼んだ。
恐る恐る近づくと、高山ではなかった。
それは、まさに"人間ではない"形だけのものだった。
そして一歩、また一歩とゆっくり足を運んだ。
栗山は逃げようとした。
「タカヤマ?タカヤマノジョウホウデリセットシマス。」
栗山は空き缶でころんだ。
「タカヤマ、ワタしの名前は高山です。」
みるみるうちに"それ"は高山の姿へと変わっていった。
「高山の情報に上書きできました。」
その頃にはもう"高山"だった。
「よ〜!栗山!久しぶりだなー。いつぶりだっけなー。」
栗山の目の前に、"高山"の顔が迫った。
「でも、もういかないとだめなんだ。」
「お前を++*+*+*}てからなあ〜?」
ドスッ
ドスッ
ドスドスッ
栗山は落ちる感覚とともに暗闇に閉じ込められた。
暖かかった。
ゆっくり目を開けると、"高山"は姿を消していた。
そして、もう一つ、
朝日が見えた。
建物と建物の間の、ずっと向こうに橙色の太陽が顔を出していた。
「ああ、高山あ。一緒に行こう。また、飯食いになあ。」
涙がこぼれ落ちた。
体の疲れを感じた。
栗山は眠った。
XX13年 8月7日。
合計50名の死者が出た。
以下、死亡者名。
佐藤美咲
田中一郎
鈴木遥香
山田健
伊藤優奈
渡辺翔太
中村彩花
小林大輝
加藤真央
木村美月
斉藤亮太
松本あい
森本拓海
岡田奈美
藤田悠人
高山美穂
石井詩織
河野大地
吉田みゆ
野口真由
宮崎健二
竹内彩乃
西村翼
東海林葵
北川蓮
南條沙耶
大野晴人
小川隼人
高山幸平
黒田杏里
白石悠斗
青木真琴
赤松海斗
金子遥
銀河健太
銅山愛美
水野圭祐
火野彩
黒木隼翔
土屋蓮
風間奈央
雷電優希
雲雀大地
栗山蒼汰
今井拓也
林結菜
岡本凛花
海藤美海
星野晴太
月見晴人
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"高山"と名乗る未知の人影の目撃多発。
直ちに現場に急行せよ。
※これはフィクションです




