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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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73話 信じさせるための強行作戦

部屋に帰ってきた私は千尋さんに迎えられた。

「おかえり~」

「ただいまーってまだ時間があるなぁ……ミックスジュースをカバンに入れてからまた外に出るよ」

「そんなー私一人で部屋に居ないといけないの?」

千尋さん一人宿泊部屋にいる理由は自由に宿泊部屋に入れるようにだ。全員部屋を出てしまうとインキーで困るか部屋に入れないかの二択なのだ。

「ちょっと会いに行きたいなって思った人物に会いに行ってくる~」

そう言って私は部屋を出た。

(確かあのペットロボ製作者の人の宿泊部屋は確か1203号室だっけ、ここは1808号室だから12階の3号室ね)

私は12階の3号室に向かった、そして1203号室の前にたどり着きチャイムを押した。

「はーい」

中からさっきの人が出てきた。

「……何の用ですか?」

「あの……ちょっとだけついてきてほしいんですよ」

「どうしてだ?」

「凶暴化したペットロボを捕まえないといけないんですよね、なら私に任せてくださいよ」

「……何を言ってるんだ?」

私はペットロボ製作者の腕を引いて1808号室に向かった。

「千尋さん~ちょっと外に出ていく、ペットロボ一匹狩ってくるから」

「えっそれなら私が……ってクソッ、鏡花に向かわせる!」

千尋さんは電話で鏡花さんを呼んでいる間に私とペットロボ製作者は宿の出入り口に向かった。

「どこに連れて行く気なんだ……もしかして誘拐なのか!?」

「そんなことする子ですか?」

私はペットロボ製作者の目を見て目をうるうるさせ始めた。

「誘拐しなさそうな目をしているな……」

数分後、鏡花さんが私たちに合流した。

「千尋さんに許可とってるから今からペットロボ1匹捕まえるよ」

「分かったけどこの人は?」

「ペットロボの製作者、何かわかるだろうなって思って」

「いやパソコンがないと何も分からないんだよな……」

「ゴチャゴチャうるせーもう行くよ~」

私は無理やりペットロボ製作者を連れて路地に入っていった。

「ここって何だかいそうだと思わない?」

「ペットロボいそうですね」

すると音が上や前から鳴り、私と鏡花さんは刀を構えた。

「刀!?」

「言ってなかった、私と鏡花さんはこういう超常現象を退治していく仕事をしてるんですよ」

(明らかにペットロボが複数体いる、鏡花さんと協力して退治するか)

「四季の舞……冬!」

私は音の鳴った方に走って行き私はペットロボに四季の舞の冬をぶつけた。

(こりゃ当たりはしたけど効いてなさそうだな……なら春か秋だな)

鏡花さんはあたりを警戒してペットロボ製作者を護っていた。

「セツナ、こいつらは装甲が厚い、秋か夏で対応しろ」

「分かりました!四季の舞……秋!」

私は秋でもう一度ペットロボに斬撃を食らわせ、ペットロボの主要なコードが見え、そこを狙って切った。すると機能停止した。

(もしかしてこれって電源につながるコードなのか?)

「鏡花さん!ペットロボからコードが伸びてます!そこを切れば機能停止できる!」

「分かった、そこを狙って切ればいいんだな!」

鏡花さんはあたりにいるペットロボの気配を察知するとしゃがみこんだ。

「四季の舞……秋・貫!」

鏡花さんは勢いよく地面を蹴り、最初に狙ったのは上にいるペットロボだった。

「まず一突き!」

千尋さんは上にいるペットロボを刀で一突きして装甲もろとも機能停止させた。だがその時ペットロボ製作者は上を向き、ガン見をしていた。

(なんだあの男……ただのスケベ親父か?普通なら冬を打ち込んでるぞ)

そう思って私はペットロボのコードを精密に斬っていった。

「これで気配はなくなったね、こいつらを一旦連れて行こうか」

私は機能停止した犬のペットロボを引きずり、宿まで持っていった。

「これを解析してくれと言いたいんだな」

「そう、それにペットロボが凶暴なところ、見た?」

「ああ、なんだか君たちだけ狙われていたような気がしたんだが……何か変なことをしたか?」

「何もしてないんですけどね」

「そうか、なら解析をしてみる」

そう言ってペットロボ製作者はペットロボを引きずって宿泊部屋に戻っていった。

「ふぅ、一旦はこれでペットロボの事について分かることがあるだろう」

「私は再び鍛錬してくる、後の事は頼むぞ」

そう言って鏡花さんと別れ、私は宿泊部屋に戻った。

(しかし疲れたなぁ……千尋さんずっとここに居るようだし変わろうかな)

「千尋さん、私疲れたので外に行ってきてもいいですよ」

「えっ、いいの?」

「良いですよ~」

「ならせっちゃんのお言葉に甘えて……」

そう言って千尋さんは部屋のドアを閉めた。

「いやっほぉい!自由だぁ!!」

千尋さんの声がなぜかうっすらと聞こえてきたのだった。

(千尋さん……ずっとぼっちだったのかな)

静かな部屋でわたしは一人ぼっち、何かをするわけでもないので私は疲れを取ることにしたのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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