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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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30話 バグズパレード

私たちは外にある非常階段で最上階に向かっている最中だった。

「ひぃ……あと何段あるのよ」

「千尋さん……あと7階分の階段を上らないといけないですよ……」

「疲れたんだけど……ラムダとジータは大丈夫?」

千尋さんが後ろの二人を気にかけていたけど心配はなさそうだった。

「元気だよ」

「そうだねぇ……うへ」

「なんで二人は元気なの……?」

「逆に千尋さんが体力ないと思うけど」

「そうなのかな……?」

千尋さんが音をあげつつ私は体力を温存していった。

「やっと最上階に着いたね……疲れちゃったよ」

「疲れちゃったね……お疲れだけどまだ仕事は残ってるよ」

「……えっ」

私はドアを開けようとしたが全く開かなかった。

「千尋さん、頼む」

「私疲れてるんだけどなぁ……どっせい!」

千尋さんはドアをぶち抜いた。

「って虫ぃぃ!!!」

目の前に大きな虫がいっぱいいた。

「でかいしグロいしで何なのよもぉぉぉおお!!!またかよぉぉぉ!!!」

千尋さんは虫が苦手で私たちの後ろに隠れた。

「仕方ないなぁ……」

私は拳を固め、ラムダは酸性の霧を投げ込む準備をしていた。

「私たちは屋外、私のレガリアで一網打尽にする!」

「おっ、ラムダやったれ!」

ラムダが紫色の球を室内に投げ込み、私たちは物陰に隠れた。

「ギシャァァァァ」

「虫の悲鳴が聞こえてくるね……」

「うぎゃぁぁぁ!!!」

千尋さんがバタバタとして苦しんでいた。

「千尋さん!?」

「嘘!?ここまで酸性の霧が!?」

「いや皮膚は溶けてない、となると虫が嫌すぎて拒絶反応出ただけなんだろうね」

「なんだぁ~」

酸性の霧が晴れてから私たちは建物の中に入った。ドロドロに溶けた虫だったものが地面に滴っていた。

「うわぁ……とってもグロテスクだなぁ」

「これって虫だったもの?」

「そうだけど……千尋さんどうしたの?」

「……気持ち悪い」

(千尋さん……虫を目の前にすると弱くなるのかぁ)

最上階の部屋を進んで行くとガソリンが多く積まれた部屋があった。

「このガソリンは何だろう?」

「燃料なのかな……だけどなんの燃料かわからないね」

ジータはガソリンをじっと見ていた。

「ジータ、行くよ」

「わかったよぉ~」

そして私は大きそうな部屋のドアを開けた。そこに居たのは……一人の人間だった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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