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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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24話 裏切者の裏切者

新聞を読んでいるとジータがこっちを見ていた。

「……どうしたんだ?」

「新聞を見てるんだぁ~」

「そうか、ならじっくりと見るんだ」

ジータは新聞を被りつくように見ていたがアナウンスが鳴った。

{超常現象発生、職員はポジションについてください}

「んもー新聞を見てたのにぃ~」

「……みんな行くよ」

千尋さんは仮眠を取ろうとしていたが不機嫌そうに起き上がった。

「静かに寝させてくれないかなぁ」

そしてホームに着き電車に乗り込むとすぐに発進した。

「しかし最近超常現象発生しすぎなんだけど」

「せっちゃんはそう思うの?」

「うん、なんか立て続けに超常現象が発生してるなって」

「まぁ……そうだよね」

千尋さんは少し顔が曇りった。

「超常現象が立て続けに発生してない時、ネコが木から降りれなくなったから救ってくれっていう仕事もあったんだけどなぁ」

「何それ平和じゃんか」

「平和だよ。まっ、何が言いたいのは私たちが暇を持て余せる世の中になればなって」

「平和な世の中かぁ……」

そしてヒビの近くの駅に着き、簡単にヒビを見つけた。

「じゃ、入るか」

千尋さんは勢いよくヒビに入った。

「私たちも入るか」

私たちもヒビの中に入っていった。ジータも最後に入りあたりを見まわたした。

(とても真っ白だぁ……やべっ、焼き豆腐食べたくなってきた)

すると後ろから声がかかった。

「ラムダよぉ、そいつらを殺さないのか?」

「……へぇ、カイがどうしてここに居るの?」

どうやらラムダはカイという人物のことを知っているようだった。

「誰だお前は!?」

私は振り向きデバウアーを構えた。

「まぁまぁそんなグロテスクな物を見せるなよぉ」

「……ラムダ、こいつとの関係は一体何なの?」

だがその問いにラムダは答えず、ブツブツと何かを言っていた。

「私はもう決めたんだ、もうお前たちの仲間じゃあない!裏切者なんだ!」

「そうか、残念だ」

奴は手元からビー玉を出した。

「これでもくらってろ」

奴がビー玉を投げた時、ビー玉から軽トラックが出てきた。

「なんだこれ!?」

私たちは落ちてくる軽トラを避けた。

(ビー玉から軽トラックになった……錬金術か?)

「千尋さん、どうするんですか?」

「……一旦逃げるぞ」

千尋さんがそう言うと私たちはヒビから外に出ていった。

「あぶねぇ……ありゃ危険な能力だぞ」

「そうだね、だけどどうして逃げたの?」

「奴の能力が分かってない以上、むやみに手を出すことはやめておこうという教訓だ」

そう千尋さんが言い、目線はジータの方に向いていた。

「なるほど、それでどうするの?」

「……せっちゃんってヒビを発生させることできるよね?」

「できるけど……」

「ならせっちゃんとラムダは別の方法でヒビを作って電脳世界に入って。私とジータはこのヒビから入る」

「挟み撃ちって事?」

「そういう事になるな」

「なら作戦開始って事でいいね」

「ああ、よろしく頼むよ」

そして私とラムダは屋根に登り、ヒビを作った。

「さて、ここから侵入するか」

「なら私から行くよ」

ラムダが先にヒビに入った。

「私も入ろうか」

ヒビの中に入るとラムダがさっそくカイの周りに酸性の霧を発生させていた。

(さて、どうしようかなぁ)

そして私は地面に着地してどういう行動をするかを考え始めた。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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