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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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148/161

147話 今までにもない強敵

早速奴は血のチェンソーを持って私に突撃してきた。

「人体が切れる感触がいいんだ」

「おっとぉ!!」

(これは突きだ、防御すれば弾かれるな)

私にブゥゥウンとエンジン音を轟かせながらチェンソーを振り降ろす奴の顔を見ればとてもにっこりしていた。

「うおおお!!!やべぇ!!!」

奴はチェンソーを上から下に振り降ろしてきた、私は刀でチェンソーを受け止めガードしたがどんどんと金属が削れていく音が聞こえてきた。

「オラァ!!!一旦退避ぃ!!!」

私はラムダとジータが逃げた場所を見て遮蔽に隠れた。

(刀でチェンソーをガードするのはさすがに無理があるか、刃に傷がついてる。何度も受け止めてたら刀が折れるぞ)

奴はチェンソーで私は刀、明らかに馬力が違いすぎた。接近戦は先ほど感じたように危険すぎたのだ。

「ほらほら逃げないで戦え」

私はレガリアを使ってハンドガンを2丁だし遮蔽から出た。

「おっと、飛び道具は効かないぞ」

奴はチェンソーを横に構え銃弾を防ごうとしていた。

「へぇ、そんな物で防げるの?」

私は奴に向けて撃ったがチェンソーに防がれた。

「マジかよぉ!!!」

(アレを破壊するには対戦車ライフルでも持って来いっていうのか!?冗談じゃないだろ!?)

「言っただろう、飛び道具は効かないと」

私は銃弾が効かないとなるとハンドガンを捨ててビー玉を投げた。

「ふん、何が来ても無駄だぞ」

ビー玉を軽トラに変え、そして奴は軽トラを少し苦戦しながら真っ二つにした。

「やっぱり逃げるぞぉぉお!!!」

私は後ろに逃げた、するとフローズンさんが見えた。

「あっ、フローズンさん逃げて!!!」

「あいつもお前の仲間か……殺す」

「ってなんかチェンソー回しまくってる人いるんだけどぉおお!?!?」

私とフローズンさんは並走して走った。

「いやなんでセツナがここに居るのよ!?」

「ミューらしき人が居た、だがここに居たのはミューの仲間だった!」

するとフローズンさんは無理難題を言ってきた。

「セツナは確かビー玉から軽トラを出すレガリアを持ってるよな」

「そうだね、それがどうしたの?」

「すまないがロードローラーにできるか?」

「分からない、そもそも変えれるのか分からない」

「そうだろう、だが自己暗示をするんだ。ロードローラーを出せるって。そして私は上空から奴を叩く!」

「分かった、やってみる!」

フローズンさんはレガリアで瞬間移動をし始めた。

「消えた……」

後ろから奴の声が聞こえてくる中、私は上空を見ていた。

(いた、もうすでに屋上に……)

フローズンさんは一瞬で建物の屋上に登っていた。

(私ならできる……出来るはずだ!)

私は上空にビー玉を投げ、ロードローラーが出ると言う事を念じた。そしてビー玉から変化したもの、それは軽トラではなくロードローラーだった。

「時よ止まれ!!!」

フローズンさんが飛び降りながら時を止め、ロードローラーを掴んだ。

「ぶっ潰れろぉおお!!!」

時が動き出すと奴の上にはすでにロードローラーが落ちてきていた。

「ウオッ!?!?」

奴はチェンソーでロードローラーを一刀両断しようとしていたがフローズンさんは武装展開していてザ・ワールド(世界)を両腕に纏わせてロードローラーを殴っていた。

「もう遅いぞ!!!」

フローズンさんはロードローラーに強い一撃を食らわせ、私がいる場所に瞬間移動してきた。するとロードローラーから光が漏れ出し、爆発したのだった。

「派手だなぁ」

だが奴は炎の中から出てきた。辛うじて生きているようだった。

「まだだ……まだ生きてるぞ」

「おいおい、人間なのかあいつは?」

フローズンさんはそう言うと楽しそうな笑みをしていた。

「セツナ、奴は私にやらせてくれ。奴がどこまで耐えれるのか試させてくれ」

「いいけど、死んだらだめだぞ」

「ああ、そうだな」

フローズンさんはワクワクしながら武器を出した。

「じゃ、出来るだけ耐えてくれよ」

「フローズンさん、奴に接近戦は危険ですよ」

「ああ、そうだろうな。だが戦いってのは自身の得意を押し付ける事だ」

するとフローズンさんは一瞬で奴の背後に回ると針のようなもので奴の首を貫いた。

「へぇ、あなたって普通に血を流すのか」

フローズンさんはとてもてきぱきとした動きで奴を殴ったり蹴ったりしていた。そしてフローズンさんは私の方に向けて奴を蹴り飛ばしてきた。

「ありがとよ!こっちに飛ばしてきてくれて!」

私は刀を構え、奴を斬ろうとした。だが奴はチェンソーでガードしてきた。

「この刀は私の意思の強さだぁああ!!!!」

刀はどんどんとチェンソーにめり込んでいき、そして私の刀は奴の胴体を真っ二つに斬った。

「ガッ……」

真っ二つになった奴は一瞬で絶命し、私とフローズンさんは肩で息をしていたのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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