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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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133話 処刑人

「それで、けが人はゼロ人だな」

自警団の人は私たちを見てそう言った。

「そうですがあなたは?」

「俺は趣味で自警団をやっている者だ」

そう言うと自警団の人は帰ろうとした。

「ちょっと待って、あなたの名前は一体何なの?」

「名を名乗るほどではない」

そう言って自警団の人はフックショットでどこかに飛んでいったのだった。

「すっごいカッコイイね」

ライさんはずっと自警団の人を見ていた。

「ライさんもしかしてあの人の心を読んでた?」

「読んでたよ、どうやら本当の自警団らしいね」

「ならあの偽の自警団は……」

「多分私たちを罠に嵌めようとしていたらしいな」

そして私たちはホテルに帰ってくるとレミちゃんが私に向かって走ってきた。

「ぬっ」

「あらあら、レミちゃんが突撃してきた」

レミちゃんは私の体をよじ登って肩に居座った。

「それでここから観光が始まるのね」

「なら私は有休を使う」

ライさんはそう言って会社のパソコンを開いた。

(そう言えば社長って有給あるのかな)

「ライさんの有給って何日ですかね?」

「ん?そりゃもちろん無限大だよ」

(うそーん……)

そんなくだらない話をしていると千尋さんは風呂の準備をしていた。

「ほら、早く風呂に入るぞ」

「あ……ああ、そうだな」

私たちは少しだけ戸惑いながら風呂に入る準備をしていった。

(だけどこの街には自警団の人がいるから平和になっていくんだろうなぁ)

守る人たちがいるから私たちは平和に過ごせる、その事をかみしめながら過ごしていることを肝に銘じておかないといけないなと感じたのだった。そして風呂に入りレミちゃんを洗った。

「セツナ、横いいか?」

鏡花さんが横に座り体を洗い始めた。

「何だかこの土地に来て私はやけに活躍してないと思うのでござるが……」

「まぁ……相性が悪かったね」

「この土地に来てから一番間抜けな行動をしてるのって私かぁ」

「しょうがないよ、相性が悪かったんだからね」

私は鏡花さんを励ましながら体を洗っていった。

「ありがたや」

「それでレミちゃんはいったい何をやってるんだ?」

レミちゃんは泡を頭に乗せていた。

「全く」

私はシャワーでレミちゃんの上にある泡を流したのだった。

「ぬぅぅう!!!」

そして私と鏡花さんは湯船に浸かり、疲れを取っていった。

「そう言えば千尋さん、明日からどうするんですか?」

「観光だ、一応各自で行きたい場所に行くようにしてほしいな」

「つまり自由行動ですか!?」

「ああ、そうだな」

「なら明日から遊びまくるぞー!」

こうして明日からの予定が決まり、夢と希望を思いながら湯船に浸かっていったのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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