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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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128話 一瞬の出来事

夜明け1時間前になり私たちは外に出ていった。

「千尋さんとか暗殺課の人たちはホテルに待機してるけどさ、何処に居るのか分かるの?」

私はタウに道案内を頼んでいた。

「分かるよ、こっち来て」

私たちはタウの道案内について行き、急に路地裏で止まった。

「この先にいるはず」

「分かった、行ってくる!」

私は鏡花さんからもらっていた回復薬を腰に提げ、路地裏に入っていった。

(とても薄暗いなぁ、全く見えないよ)

ほんの月明かりが頼りの中、私は奥に進んで行った。

「……へぇ、ドンピシャとは、やるじゃんタウ」

私は刀を構えると真正面から銃声が鳴った。

「どうして敵がここに居るんだ?」

「タウに教えてもらった、オメガだな貴様」

真正面に居るのはオメガだ、だが別の気配が一つあった。

「後ろにアルファがいる、そうだろう?」

「それはどうかな、ここでお前を倒せば野望に近づくって言うんだ」

私は話を聞かずにオメガに近づき刀を振り降ろした。

「おらぁ!隙ありだ!」

「おっと、話の最中に戦いを仕掛けるなんて駄目じゃあないか」

オメガは銃で刀を受け止めていた。

(正攻法では恐らくだがオメガを仕留めることは不可能、後ろから来るラムダたちの援護が必要か!)

私はとにかくその場を耐えしのぐことしかできないと思った、だが私は悪魔的発想の戦術を思いついた。

(ちょっと待てよ、今真下にヒビを作り、そしてオメガを電脳世界に引きずり込んだら……!)

私は少しだけ大きめのヒビを作り出し、オメガを電脳世界に叩き落とした。

「なるほどな、電脳世界で一騎打ちか。アルファと分断させるのはいいな」

私は力を溜めるレガリアの応用で足に力を溜め、高速移動し始めた。

「高速移動か、なら一発で仕留める!」

オメガはハンドキャノンを構え、私を狙っていた。

(恐らく奴は私が突撃してくるのを待っているだろう、だから遠くから面倒な攻撃をする!)

私は飛び回りながら銃撃を耐えれる場所に入った、すると奴は遮蔽を撃ち、弾が遮蔽を貫通した。

(すごい貫通力があるな、喰らったら明らかに致命傷になるぞこりゃ)

私はオメガにビー玉を投げ、軽トラに喧嘩させていった。

「むっ……」

オメガはハンドキャノンを捨て、新しくハンドキャノンを生み出した。

(なるほど弾数は無限ってことか。弾切れによる勝負は出来ないか)

私は再び足に力を溜め、高速移動し始めた。

「そのまま移動してろ、私は戻る」

オメガは背を向けて現実世界に戻ろうとした、私はその背中に向けて飛び、刀を振ろうとした。

「罠だよ馬鹿野郎が!」

オメガは一瞬で振り向き、私に向けてハンドキャノンを向けて撃った。

(きたっ!!!)

私は刀を真正面に構え腕に力を入れた。そしてハンドキャノンの弾は刀に当たり、真っ二つに割れた。その破片は私の頬に左右対称に切り傷を作った。

「覚悟ぉぉぉ!!!」

私は刀を振り降ろした、だがオメガは盾を出した。

「ふん、勝ち確だったのに一気に形勢逆転されてどう思う?」

いつの間にか私の腹に風穴が空いていた。

(いつの間に穴が……!?)

私はそのまま刀を振り降ろし続けていた、すると腕がプルプルと震え始めた。

「痛みで刀が振るえちゃってるじゃん、もうあなたは終わりなの」

腹の痛みがある中、私は刀に全集中していった。すると盾がどんどんと赤熱していき、どんどんと溶けていった。

「何だこれ!?」

「終わりだったのはお前の方だったようだば。腹の痛みが私を意識の先に追いやったんだ!」

刀は私自身の精神を表していた、私は無意識の内に盾を斬れると感じ、それを刀が感じ取り盾を斬ったのだった。

「グッバイだ」

私は痛みを感じながら奴をデバウアーで喰らった。腰に提げてある回復薬でも手遅れになるような傷で生き残るにはオメガを喰らわなければいけなかったのだ。

(これでオメガを抹消した、他のみんなはどうなったんだ?)

傷が癒えるまで私は電脳世界に居座ることにしたのだった。どんどんと腹の穴が塞がっていき、完全復活まで秒読みの状態だったのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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