表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

127/161

126話 トップが直々に

夜になり千尋さんとフローズンさんや月宮さんを置いてゾンビの対処に向かおうとしていた、その時チャイムが鳴った。

「……これって敵の襲撃とかじゃあないですよね」

「誰かが来るという連絡は無かった。警戒しろ」

私はドアを開けた、するとそこに居たのはライさんだった。

「はぁぁっ!?!?」

「来ちゃった、なんだか苦戦しているようだね」

「ですが大将が出て来ちゃだめですよね!?」

「まぁまぁ、私のレガリア知らないの?」

ライさんはずかずかと部屋に入り、ジュースを飲み始めた。

「たしかライさんのレガリアは心を読める……でしたよね」

「そう、それに相手を操ることが出来るんだ。ポーカーとかなら最強だね」

するとライさんは私のそばに着いた。

「今日ゾンビとやらを倒しに行くんでしょ?なら私を連れて行ってよ」

「ですが今治療薬が無いので」

「まったく、千尋はリスクをとらないんだから。攻撃を喰らわないよ」

「強引ですね、ライさんはいつも強引だ」

そしてライさんを連れて夜の街に繰り出していったのだった。

「しかしあの街以外の夜の街なんて、歩いたことなかったなぁ」

「そうなんですか?」

「ああ、あの会社に引きこもっているからな、仕方ない」

するとゾンビが目の前に現れた。

「さてと、真正面にゾンビが居るぞ、とっても映画に似てるなぁ~」

「じゃ、私たちが戦います」

私とジータはライさんの前に立った、だがライさんは何やら集中していた。

「いや、彼らはもう驚異じゃあないよ」

その時ゾンビが自身の頭をもぎ始めた。

「私は相手を操ることが出来る、自害させることもできるんだ」

「苦労していた相手を……あっさり一瞬で」

「まぁ実力差が無いと自害させられることが出来ないんだけどね、よかったよ」

あっという間にゾンビが自害した様子に私たちは固まっていた。

「ほら、帰るよ~」

ライさんがそう言うとスタスタとホテルに帰っていった。私たちは驚きで全く理解できずにホテルに帰っていった。

「おかえり、どうだった?」

「ライさんが全員やっつけてくれたけど何が何だかわからなかった」

「……あのねライさん、最初から最大出力で敵を殺したらダメでしょ?」

「はーい、でも最大出力でやらないと私の実力が伝わらないでしょ?」

「……そうだけどさ……むぅ」

千尋さんはライさんを落ち着かせようとしていた。

「それに戦闘なんてワクワクするぞ」

「それはそうだけどさ、一応会社のトップだよ?命大事にして?」

そしてゾンビ程度の敵ならライさんを連れていけば簡単に殲滅できるようになったのだった。





その時タウは一人で行動をしていた。

(恐らくアルファとオメガは二人行動をしている、出会ってしまっても逃げるだけだ)

タウは暗い路地裏で人が通るのを待っていた、すると話し声が奥から聞こえ、タウは隠れた。

「ねぇ、まだあいつらを殺せないの?あなたのウイルスって弱いの?」

「いや、あいつらはウイルスの濃度が薄い、濃ければ濃いほど力を増すのだよオメガ」

(こいつらがオメガ……!)

「ん~?何か盗み聞きしてるやついるなぁ~」

するとタウは急に宙に飛び出し、カードになって逃げた。

「タウか、これは面倒くさいことになったぞ」

「そうだな、敵に知られるな……もっとゾンビを増やさなければ」

タウは命からがら逃げだしてホテルに向かって走っていったのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!

評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ