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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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116/161

115話 よくやったよ

私は固まっているタウを見つけ、私は声をかけた。

「タウ!大丈夫か!?」

私は声をかけたが全然動きが無かった。

(まずい、血を流しすぎてる)

ラムダが急いで走ってくると白色の球を投げた。

「これで回復すればいいんだけど」

「あれ、これって敵も回復しないの?」

「あっ、ちょっと待って」

回復の霧はタウの傷だけを癒していった。

(タウだけを治してる……奴はカードにされていて身動きが出来ていないようだ)

タウは最後の力で奴をカードにしたのだろう。

「しかしタウは動けなさそうだね。どうする?」

「担いで帰ろうにも目立つしゾンビが現れたらそれはそれで終わりだし、本当にどうしよう」

私とラムダはどうやってこの場を離脱するかを悩んでいた。

「ラムダ、ここって倉庫だよね?」

「そうだけど、何をするの?」

「台車を持ってきて、タウを乗せて運搬する」

ラムダは少しだけ動きが止まりつつ台車を持ってきた。

「じゃ、行くぞー!」

私はホテルに向けて台車を走らせていった。ガタガタと鳴りタウは頭を揺らしていた。

「物凄く揺れてるけど大丈夫なの!?」

「いや大丈夫じゃあなさそう!」

ガタガタ揺らしている途中、タウは目を覚ました。

「なになにこれ何!?!?」

「あっ、タウが起き上がったぞ!」

私は急にブレーキをかけた、するとタウは慣性の法則で真正面にぶっ飛んでいった。

「ウギャァァ!!!」

「あっ、ごめーん」

タウは立ち上がり、奴のカードを私たちに見せてきた。

「奴はカードに封印した。私たちの勝ちだ」

「勝ったのか!!!うおおおお!!!」

私とラムダは喜び、タウは自慢げにカードを私たちに見せてきていたのだった。

(タウが生きてて本当によかった。本当によかった)

そして私たちはホテルに戻っていったのだった。そして部屋には誰もいなかった。

「千尋さんたちは外にいるのか、ゾンビが現れたっていう事だよね」

私たちは風呂に入る準備をしていき、千尋さんたちが帰ってくるのを待った。

「タウ、そのカードはどうするの?」

「殺すのならこのカードを破くといい。カードから人に戻せるのは私だけなんだよね」

奴のカードを私に渡してきた。

「殺すのなら殺すでいいし生かすのなら生かすでいいし、あなたの自由だよ」

私はカードをじっと見てカードをどうしようかと考えていた。

(殺すのが正解なのか生かすのが正解なのかどっちなんだ?)

私はジップロックでカードを封印した。

「殺さないのか?」

「みんなの意見を聞きたいんだ、こいつの被害に遭ったのは私とタウで他のみんなには迷惑をかけていない」

私は一旦みんなの意見を聞きたいと思っていた。

「そうだよね、なら全員が帰ってきたら話をするぞ」

私たちは千尋さんたちが帰って来るまで雑談をしていった、ラムダはタウに対して毒に蝕んでいないか確認していて若干毒に蝕んでいたため解毒剤を注射をしていったのだった。

「しかし私の解毒剤の箱から2本盗んでたのね」

「ごめんて」

「そう言う悪い子にはぶっとい注射器を刺さないとね」

ラムダはそう言って解毒剤をぶっとい注射器をタウに突き刺した。

「ブッギャァァァァ!!!」

そして静かな夜にタウの絶叫が木霊するのであった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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