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ビヨンドザアンノーン?  作者: 猫こんた


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114/161

113話 My Life My Line

夜になり私たちは半グレの組織に乗り込んでいった。メンバーは私とタウ、あとラムダだった。

(しかし千尋さんはここに半グレの組織があるって言ってたけど、どこ情報何だろう)

私はそう思いつつ、突撃する準備をしていった。

「私はこれだけでいい」

タウは真っ白のカードを持ってそう言った。

「そんな装備で大丈夫か?」

「大丈夫、問題ないよ」

そして私は思いっきり入り口のドアを蹴り壊した。

「どーも、アルファとオメガに関わった以上死んでもらうよ」

「誰じゃ!?」

「カチコミかぁ!?」

中にいた半グレたちは狼狽の声をあげていたがタウは真っ白のカードをどんどんと投げていった。

「遠くから始末していく」

真っ白のカードは特殊な軌道を通り半グレの脳天に突き刺さった。

「ガッ」

「ホギョ」

「セツナ、この近くに毒使いがいるかも。警戒しておいて」

「分かった、なら私は刀を構える、ラムダは援護をして」

私は真正面に刀を構え、敵と向き合った。

「子供がどうしてそんな刀を持ってるのか知らないが……子供だし力で圧されるわけがない」

「へぇ、なら年齢はただの数字って事、思い知らせてやる」

(四季の舞・秋!)

私は刀を横に向けると半グレに向かって独特なステップを踏み、弾丸が当たりにくいようにした。

(射線が見える見える、ここだな)

私は黒くなっている刀を振った、薄暗い中で振った刀は全く見えず、奴の腕を飛ばした。

「うわぁぁあ!?」

「言ったでしょ、年齢はただの数字って」

私はその勢いのまま心臓を一突きして奴の息の根を止めた。

(でも私の勘が言っている、まだ敵が居ると)

私は周りの音を聞いた、靴が擦れる音や呼吸の音が聞こえる中、幽かに呼吸が浅い音が聞こえた。

「そこかぁ!!!」

私は走って敵が居そうな場所に向かった。そして適当な場所で刀を振ると見えない何かがバックステップを踏む音が聞こえた。

(なるほど、見えない敵って事ね。見えなければ音を聞けばいいのか)

私は聞こえる音に集中し、見えない敵が何処に居るか探していった。

「どうしたんですかセツナさん」

「ラムダ、恐らくこの場には見えない敵が居る。話しかけるな」

(’どこだ、何処に行ったんだ)

刀を握ったまま私は周りの音を聞いた。するとタウの後ろに回る足音が鳴った気がした。

「タウ!後ろ!」

「何?」

するとタウの後ろから姿を現したのは私を襲ったアサシンだった。

「おっと、これはかわせない」

タウは自らの腕を犠牲にして針を防いだ。

「まったく女々しいぞ」

「どうしてそっちにいるんだタウ、どうして裏切った」

「どうして裏切ったか?聞きたいのか?」

私は奴に向かって走っていってたがタウはそれを止めた。

「私はな、楽しい方に就くんだ。My Life My Lineだよ!」

そう言ってタウは真っ白のカードを4つほど後ろに投げた。

「それがお前の答えか、ならお前を殺す」

ラムダは急いで解毒剤をタウに渡そうとしたがタウはそれを拒否した。

「恐らく奴はラムダを殺せば勝ちだと分かっている、だからラムダはセツナに守ってもらって」

「分かった、だけど無理はしないで。セツナさん行きましょ」

私とセツナは逃げ、それをアサシンは追いかけようとした。だがアサシンの腕に真っ白のカードが突き刺さり、そのカードは血で濡れて赤くなった。

「私との相手、してくれるんだよな?」

「このレズが、しつこいんだよ!」

アサシンは物凄い殺気をタウに向けた。

「今までの私はこの時点で逃げていた、だが私は私なりの正義でもうあの時の惨めなタウには戻らない!」

そう言ってタウは色とりどりのカードを出していった。

「じゃ、二人だけのダンスを始めようじゃあないか」

そう言ってタウは赤色のカードをアサシンに投げた。その光景を私とラムダは外で見ていた。

「タウ、大丈夫かな」

「セツナさん早く逃げますよ!?」

私はタウの戦う姿を見れずにその場から逃げていったのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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