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職業・聖女~稼ぐわよ!  作者: satomi


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4/11

4.始まりの時

「えーと、おにーちゃんがいちばんえらいの?」

「もう騎士団じゃないからそうではないかな?」

 実に朗らかだ。うちの家族が人見知りしない家系で良かった。


 お金をもらったのでちょっといい馬車での帰宅となった。その辺も兄の采配だ。お金の使い方が上手だなぁ。

「えーっと、ポールさんがリリスと旅をする。でいいですか?」

「ああ」

「フェンさんとレスさんの二人でうちの護衛をしてもらいます。護衛と言っても、空いている時間は一緒に畑を耕したりしましょうね!」

「「「「「わーい!ふたりのおにーちゃんがはたけをてつだってくれるー」」」」」

「レスさん、剣振れなかったみたいですけど、鍬で耕す感じは素振りに似ていますよ。やってることは違いますけどね」

 これは彼への慰め(?)になったのかな?


 弟妹が彼らに懐いてくれたのは有難い。

 でも、なんか兄がポールさんを牽制してない?

「ポールは元・騎士団長だから、腕は確かよ。平民上がりの実力のみで団長まで登りつめたんだからっ」

 なぜか、私がフォローすることになってた。

「まあ?リリスがいいならいいんだけど。旅の途中、()()()()()リリスの事を頼みましたよ!」

 大袈裟だなぁ。

 

 とりあえず、この村に魔獣が来たり、厄災がないように平和に過ごせるように祈りを捧げておいた。白い光が村を包んだ。数分後消えた。


「多分、平和に過ごせると思うよ。お金を置きに帰ったりするから行ってきまーす!」

「リリスを頼みましたよ、ポールさん」

「任されました、残った二人もリリスさんの家族の役に立つように働けよ~」

「「御意に!」」

 かたいなぁ。でもまぁ、二人には騎士時代の時の給金の1.5倍くらいの給金を渡す手はずだし、私もがんばろー!



 まずはどこに行けばいいかな?

「リリス様、北の方へ行くのはどうでしょう?北の方なら必ず風邪などの症状をもつ人間がいるはずです」

「ポール、リリスでいいわよ~。ほら、私もポールって呼んでるし。ねっ?」

「はい」

 実は敬語もムズ痒いけど、騎士様だし追々直してもらおう。


 旅の途中、妙な話を聞いた。

「この薬を飲むと、1シーズン絶対風邪を引かないんだぜ?」

 なんですと―⁈私は風邪を治しに行こうとしてるのに、風邪が流行ってないの?

「ふむ。今聞いた話ですと、その薬怪しいですね。本当に1シーズン風邪を引かないんでしょうか?そんなものは存在するのでしょうか?リリスが鑑定してみては?」

「そうねぇ、まずはそこからかなぁ?」




きなくさい噂です。そんな万能薬あるわけないじゃん。

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― 新着の感想 ―
今回は、護衛になってくれた元騎士団員さんとリリスの家族との顔交わせシーンからだね!リリスの家族が顔見知りしない家系で良かったね。弟妹も懐いてるみたいだし。騎士団の役割分担は、元騎士団長のポールがリリス…
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