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34話 - ソフィア様の異世界講義

≪私達の存在と創造魔法についてはそんな感じね≫


『なるほど、よくわかりました!』


≪あ、だから別に私のこと敬ったりしなくていいわよ。君たちの世界でいうところの……そうね。加護もあげてるし……世話になってる会社の上司くらいだと思えばいいわよ?そもそもあんまり固いの好きじゃないもの。気楽にいきましょ≫


『話しやすいですね!助かります!』


≪それでね、そんな感じのシステムで世界は動いているんだけど……私がつくった魂がカルマ値を一定に輪廻を自動的に巡るシステムを構築したはずなのに君だけすごい不の方に偏ってたって言ったでしょ?それで君のことを呼び出したのが事の始まり。君の世界で言えばデバッグみたいな感じじゃない?このままそんな存在が増え続けたらマズいもの。とりあえずこれからも検証しながら君のこと見守ってるわ≫


『僕はどうすればいいですかね…?』


≪普通に生活してればいいわよ?でも君がシステムいじって普通に生活できなくしちゃったんだけど……。まぁ脱ワカメできてよかったじゃない。これからも応援してるわ。そのほかに質問はある?≫


『えーっと…属性魔法のレベルって使えるエネルギー量であってますよね?』


≪あ、そうね。でも君すこしだけ勘違いしてる部分があるわ。君が使う〇〇バレットみたいな魔法あるでしょ?あの魔法に属性エネルギーってほとんど使われてないのよ。少ない属性エネルギーでできた弾丸をあなたの高い知力で打ち出している、って言えばわかるかしら?≫


『あ、なるほど!』


≪知力が高いあなたは属性レベル1でもバレットを音速で打ち出すことは出来ると思うわ。でも例えば地震、津波のようなすごい大きな自然エネルギーをつかう魔法には属性レベルがかなり用いられるってことね≫


要約すると…

★属性魔法のレベルは扱える自然エネルギー量に比例する。

★魔法の操作性は知力依存。


『ってことですね!』


≪そうそう。あと知力が高いから頭がいい!とはちょっと違うのよ。天才でも一切勉強してないのに問題が解けるわけじゃないでしょ?知らないことは知らないわ。クラムちゃんは知力すごい高いけどまだ人間でいう幼児くらいの感じでしょ?いろいろ教えてあげれば成長していくと思うわよ。知識や魔法に使える頭の容量が大きい、と考えればいいと思うわね≫


『ありがとうございます!じゃあすごい初歩的な質問ですけど魔物ってなんです?』


≪魔力をつかえる生物が魔物ってだけね。ただ魔物は普通の生物に比べてはるかに強いわ。地球のクマとかライオンもその世界のウサギっぽい魔物にも勝てないわよ。だからあなたがワカメの時に魔力だしてたら他の生物は逃げて行っていたのね。魔力が使えるって使えない生物からみるととっても危険なのよ≫


『なるほど~!じゃあ加護って具体的になんですか?』


≪具体的に…と言われるとむずかしいんだけど繋がりを濃ゆくしてる感じね。あなたがここにアクセスできたのも私の加護のおかげだし、クラムちゃんがあなたの魔法を覚えやすいのも加護のおかげかしら?≫


『創造魔法ってクラムにソフィア様がつけてくれたんですか?』


≪あ、あれ?ちがうわよ。君が創造魔法(小)をつかえるでしょ?じゃあクラムちゃんもあなたから意思伝達で知識もらって少し使えることと似たようなことになるじゃない?それで鑑定システムが創造魔法を微量に使えると判断したんじゃないかしら?≫


『おーなるほど?確かにそうですねぇ。あ、それ繋がりでクラムって僕の成分取り入れて特殊進化してるんですけどなんでかわかります?加護の力ですか?』


≪あれね(笑)おもしろいわよね。君を媒体に私の加護の力を取り入れてるからじゃないかしら?創造主の加護を取り入れた貝がむしろ普通に進化する方がおかしいでしょ?≫


『あ~。たしかに…。ってことは僕食べた生き物ってみんな特殊進化しちゃいます!?』


≪それはないわ。あくまで君の加護をもったクラムちゃんが私の加護を持った君から少し力をもらってる感じだもの。普通の魔物が君を食べても私とのつながりなんてできないわよ?そう考えるとクラムちゃんは私の孫弟子みたいなものね~≫


『じゃあクラムに加護直接あげても…?』


≪減るもんじゃないし全然いいけど多分使いこなせないわよ?クラムちゃんすごい幼いじゃない。君を介して能力を手にしてるからいい感じに相乗効果が生まれてるんだとおもうわよ?まぁまた必要になりそうなら考えるわ。それにデメテルからの加護ももらってたしね≫


『デメテル様の加護ってどんな能力があるんですか?』


≪加護に能力はないわ。デメテルとのつながりをもらって……。そうね?少しシステム関連が融通してくれるのと、自然環境にとても好かれるんじゃないかしら?精霊と出会えたらすごいモテるんじゃない?探してみるといいわよ≫


『へ~。わかりました!なんか優しい加護もらったなぁクラム。』


≪他にはない?≫


『進化で思い出したんですけど、進化って何か法則があったりするんですか?』


≪君の進化ちょっと特殊なのよね。君の今の体と過ごした形跡や能力から一番近い生物をシステムが割り出して進化している感じかしら?あとは適合する生物がいなければ遺伝子的に近い生物から再構築している感じかしらね?だからどれだけ能力が高くても絶対に進化の系譜に存在しえない生物になることは無理ね。アリからドラゴンとかね。アリから蜘蛛くらいならあり得るかしら。システムの自動判別だから私も具体的に次は何になる!とは言えないわね。カニからサソリが出てきてたでしょ?それは陸上に適応した毒生物ならそういう進化の系譜もありえる、ってことね。≫


『なるほど。じゃあ進化したい生物と似た行動取ったりするのもありか……』


≪そうかもしれないわね≫


『またお話ってできます?あと次何処いったらいいですかね……』


≪話はできるわよ。君がつくった像に祈りをささげる…まぁ私にアクセスするエネルギーをためてる感じね。それを続けてくれると私とたまに話すくらいのエネルギーにはなるわ。加護もあるしね≫


『あの像で……』


≪そういうのは気持ちが大事なのよ。君が私にしっかり感謝してくれたからだわ。ありがと。ただ次どこ行ったらいいかを教えたりすることはできないわね≫


『どうしてですか?』


≪指示されてそこに行くことを繰り返していたらそれはもう君の人生じゃなくなるわ。君の観察をしている意味がなくなってしまうもの。ネタバレは絶対厳禁なのよ。手助けはしてあげるから君は君の人生を楽しみなさいな≫


確かにそうだな。今回たくさん話せていろいろ疑問が解けた。

いい時間だったな。


『ありがとうございます!いろいろ助かりました!』


≪で、アイテムボックスはどうするの?君がここにアクセスできたから私が直接空間転送してあげるのであって、これは魔法とはちょっと違うからこんなことこれからはできないわよ?あなたが鑑定に依頼した【ギフト】項目にでも入れとくわね≫


小さいエネルギーでも強い魔法は工夫次第で使えることがわかったし……

あんまり大規模な魔法つかって環境破壊したくないしな。

デメテル様に嫌われそうだ……


≪あ、そうね(笑)デメテルの仕事が増えるわね。仕方ないとき以外は環境は大事にしてあげてね≫


『じゃあ一旦2立方メートルくらいで!MP2000分支払います。また増やしたり減らしたり依頼していいですか?』


≪いいわよ。中に入ったままだったら中のものは消滅するから気を付けてね。あと生命は入れないでくれる?入る入らないじゃなくて生きられる環境を整えていないわ。まぁ入らないようにしておきましょうか≫


『了解です!また話しかけますね!じゃあ冒険頑張ってきます!』


≪無理はせずね?見守ってるわ。いってらっしゃい≫


『クラムー?お話終わったか??』


≪うんーデメテルやさしいー好きー!またね~≫


〔またね♪かわいいわね~あはははははは〕


まさかの呼び捨て!!


いや~この世界の神々めちゃくちゃ寛大だな……

すごい包容力……


いや、本人神じゃないっていってるけどね。

結局僕たちからみれば神と同じでしょ?

僕から見れば「これぞ女神様!」って感じだったぞ。


中二病のやつに出会わないことを祈るよほんとに……

さぁ。これはフラグになるのでしょうか…?

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