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第九十一夜  パンチを膝枕して撫で撫でしてみたい

後ろの若い子グループの女の娘から

「それで あの区画のお酒は奢らないんだ」と声がかかる


「そんなん あの区画の酒 口当たりが物凄くいい 簡単に呑みすぎる

 20代前半から呑んで渡ってグダッてたらお局様確定 寝てしまうのも困る」


「こっわぁぁ」


「あとな あの区画の酒は マスターの講座が長い 

 真矢ちゃん20分は講座を聞いて ショットを2杯」FRP屋さんが来た

「まいど 気のいい26のパンチくん 串カツ頂くね」


となりに座って「シーバース ダブルで お水」とオーダー


「こっちは黄色でロック チェイサーは水 ゆっくり呑んでラーメンに行こう」


呑み終わった頃にFRP屋さんが

「ラーメン指定?歩いて3分のところに鉄板焼屋が出来た 美味しかったよ

 山田と反対側  表に出れば看板が見える」」


「流石 食い物屋に厳しいFRP屋さんだ 行ってみる」


「ほい 18000円だけど 請求書?」


「キャッシュで」と支払うと


「四人で2杯づつ すっごく高いのですが」と後ろの女の娘


「そう言う酒があの区画のお酒 今日は俺のオーダーだから講座はなし

 普通に頼むと 30分はマスターの講座を受けるハメになる

 マスター 俺のツケでいいから この出てるフラゴン この娘に

 亜美さんも速攻店を出るよ FRP屋さん後をよろしく」

逃げるように店を出る四人


「じゃ スツールに座って ウシュクべとは」と騙り始めるマスター


途中途中でコロナのオーダーを熟して 20分は講座を開いて

その後にショットを切る ウシュクべ・ストーン・フラゴン


「美味しいんだけど マスターの話も面白いんだけ 長い これは辛い」


「俺らが あの区画を頼まない訳が理解った? 簡単に予算オーバーするし

 マスターの講座は酒飲みの薀蓄にはなるけど な・が・い」FRP屋


「お金よりも こっちが大変 コロナがいい

  ねえ なんでパンチさんはフリーパスなの? ヤクザだから?」


「ヤクザではない&メシマズに1年は居て現地で呑んでるから と本人談

 バックバーを見もせずブラインドで オーダーするからマスターも認めた」


「ヤクザ候の格好もするし、候のメンツで呑みにも来たけどヤクザじゃないな

 たまに無い酒を それも俺が仕入れたいと思ってる酒をオーダーしてくる

 があるからな 気のいい酒を知ってるパンチ(26)としておこう」マスター


FRP屋さんもマスターも ヤクザ疑惑の火消しに走ってくれる


「そっかヤクザじゃないんだ 奢っても貰ったしパンチだし

 白いスーツ着てくれたらデートしてもいいのに」


「はい? なにそれ」声がひっくり返ってるFRP屋


「鯉ガールはパンチ 衣笠さんほどの迫力はないけど パンチは貴重」


「ダークスーツでヤクザ疑惑 白いスーツで鯉 此のネタで今度遊ぼう」FRP屋


「このお店のあの区画のお酒をフリーパスで呑めて 耐えれる稼ぎ

 鯉ガールには貴重なパンチ しかも江夏さん並のクリンクリン

 江夏さんパンチを膝枕して撫で撫でしてみたい」


ヤクザ疑惑の火消しをしたら 鯉ガールのパンチを膝枕でなでたい発言

マスターもFRP屋も隣りにいたのが嫁とは知らない

モテないといつも零してたパンチ 煽ろう と 目で会話して 煽り始める


鉄板焼屋に移動した四人

「とりあえずビール」 「黒ラベルとキリン どっち?」 「黒ラベルで」


「ツマミとスペシャル海鮮焼きそば×2 豚お好みの豚増量」明


「3つ?」香織


「ツマミも頼んだ 15.7%は少し減らさないと」


「3つを四人でシュアで」と三人の声が揃う 横を見る香織 頷く二人


「足りなければ 頼めばいいから お腹が空くと怒りっぽくなる」亜美25


スペシャル海鮮 牡蠣入のスペシャル

「此の時期からしか出せない 三重の浦村の生食用だから生でも行ける

 ほい 生牡蠣の紅葉おろしポン酢 ツマミで」


「うん 美味しい これは太らないから 大丈夫」明


「これも 持ち越せないおから手伝って 正規料金だけど」

と出てくる イカ刺し


「ローカロリー ハイプロテイン これも太りにくいし美味しい」


「GiveUP かなぁ 紙は要らない 帰らなくても怒らないでね だもん

 あとの二人も一緒に暮せばハンコ 強烈な自身の塊

 琴美ちゃんの県内全店への警告も 無駄になりそう」亜美


「余計なことをしましたか?」


「あの時点では 最大限の援護射撃 どっちにしても漏れるしね

 三太郎があそこまで あっちの女こっち女と」


「三人とも紙は”今は”要らない だからな 警告射撃を無視出来る自信だな」明


「ねえ それって亜美さんが居るから 亜美さんの男だから 横やりが楽しくて

 愛人がいいとかになってないの あきこ のを一字一句再現してみて」香織


「紙は要らない、愛人でいいの ゴハンも三太郎のパンツもこっちでいい

 でも三太郎がそちらに帰らないのは 私の責任ではないから

 私に怒らないでね だったかな」


「うっわ 焼肉と同じパターン 瀬山ダメ男一直線」明


「なにそれ」亜美


「焼肉 服を畳むのも着せるのも靴下をはかすのも ゴハンも自分餅でいい

 そんな女任せにしてたら甘えてダメ男になるに決まってる

 けど ダメ男でもイケメンの自称俳優の卵とか

 自称売れないミュージシャンはモテるんだ

 女がこの男を私が支えないと 一番の女にと複数の女で競い合う

 今の瀬山状態 しかしあいつ何で釣ってんだろ」


「なにで釣るって?」亜美


「ダメ男だから 本気で狙っている訳ではないけど

 狙っても無理・無茶なほどの デッカイ夢を見させてると思うんだ

 その夢のために私が支えるの と女が勝手に思う 様に誘導する

 劇団に出入りしただけで挫けてたら俳優は無理だし

 ギターで和音を弾けるレベルではミュージシャンとかも無理だろ

 モロそれだろ」


出来上がってくる 焼きそば達 美味しいけど なんか複雑で食べてる


「私は普通に 4店舗ある、もう2店舗は頑張りたい だから」亜美


「本命への口説きだな 手が届く範囲だし もっともっとデッカイ夢」


「明はなんで、そんなに詳しいの? デッカイ夢作戦はやったの?」


「ブサイク7割は 心理学の教授の研究室でモテ男を解析した

 デッカイ夢作戦は 女が勝手に向こうから寄って来きて乗り換える事に

 躊躇をする必要がないイケメンモテ男専用との論文で院生の修論になった

 ブサイク7割は、そんなデッカイ夢作戦は前提条件が破綻しているし

 優しいお局様は渡ってグダるのを熟すのは大変だったし

 またグダって無い時は甘やかしだし、ダメ男一直線になるからご辞退となった」


「でも タオルも着替えも持たずにシャワー ダメ男候」


「アパートだと風呂場にタオルと下着置き場があったろ」

見せておいて良かったと思う明


「惚気は要らないので デッカイ夢ですか」亜美


「探ってみます」琴美


まったね

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