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第七十二夜 お雪さんの前には一升瓶が2本転がっている

グダグダからのリスタート

司会進行は誰? これでまた揉めだす神様たち


十六代三九郎の後ろに廻る 比丘

「十六代三九郎 殿どの

 ここは 見えて聴こえて割って入れる修造に司会を任せよ

 三九郎殿から司会の任 修造との命を告げよ」


「三九郎 アキラの進言を受け入れよ」座敷童の摩耶


「司会進行の任は 修造に任す 始めよ」三九郎


修造が受けて 巫女の舞を始めて頂きたく と始めていく


「三九郎殿 と殿どのは憑いていたけど 命令形

 岩山のご当主様にあいてに うちの婿殿は」と香織


「あれだけの 神様の前で上座から下座に お願いしますは言えない

 それと お願いしますだと 責任はお願いされた 三九郎殿

 上座からの『せよ』 なら俺の責任

 コレ以上の神様の揉め事が続くようなら割って入る役がいる

 今の三九郎さんでは厳しい 修造ならいけるし、俺が手助けに行ける

 本来はその役は 大天狗の三郎さんの役なんだけど

 お局様問題は避けて通った」


「鼻が凍って氷柱でしたから 避けたい案件だけど頑張らないと」香織


舞が終わり 誰が祠を開けに行くか 席次で行くと一番上の長谷


「祠を開け 御神体の鏡を舞座に安置を行います」修造

あ、誰がやるか 長谷くんに任せるも、 安置の仕方も知らないし

また揉めるのは と考えてたら


「開けてきます」と軽い長谷


トントントン 神様で一杯の 舞座を通り杉 普通に祠の戸を開ける

座敷童の摩耶が出てきて 御神体の鏡を舞座に安置する

お局様のお雪さんの 神通力のフルバックアップの成せる技


「次は 祝詞 一郎様 祝詞をあげて頂きたく」修造


ご老公

祝詞というか チーム佐々木WithYAMAHA のレースモード突入の訓示


「全力で冷静に 冷静に全力で 前に行く

 スタディーを繰り返し 気力を振り絞り 1秒を大事にしろ

 反省は後でも出来る 下を向くな 今これからは 顔を上げろ 前を向け

 いくぞ レースモードに突入だ」


「はい 全力で冷静に 冷静に全力で 1秒でも前に 頑張ります」

長谷 刻み込まれた チーム佐々木での訓示に反応してしまう


「あ」と皆が思うが


続いて来る雅人さん

「はい 全力で冷静に 冷静に全力で 一歩前へ 頑張ります」

景子さんも続く

「はい 全力で冷静に 冷静に全力で 婿殿を支えます」


「うん 私を20代と見抜く眼力と肚 よい返事で」お雪さん

「景子も雅人も よく続いた 前を向きに頑張れ」摩耶

「うんうん 一歩づつでも前にな」神々


修造 思う所はあるが神様もお認めだしと流して 「瑠璃の交換へ」


三宝をツクヨミが持って 二人の前に

見えない人は 三宝が宙を浮いて移動している


雅人さんの腕輪はハマったが 景子さんのイヤリングが雅人さんハメれない

さっと香織と伶美が移動して ハメ方の指導をして無事ハマっていく


「無事 瑠璃はハマりました 食事に移ります」修造


加藤さんと倉田さんが動こうとするが 「動かずで良い」と三郎さん

烏小天狗が10名ほど出てきて食事の配膳を始める

三郎さんの姿と声は 全員に見え聴こえ 烏小天狗も見え聞こえる


食事が始まると 紗のスケスケの女神様が 歩美さんの所で

「エロBBAどうしで」と呑み始めて 歩美さんにも勧めてる


「エロBBAでも限度がありまして 今のお姿は エロ杉なので目のやり場に

 横に嫁では 比丘さんしか対応できません」長谷


「うむ そうか エロ杉で殿方は困ると アキラは良いのか」スケスケ


だまって道行きを差し出す 香織 


「これを着れば良いと うむ」 着させる香織


座ると ミニミニスカートワンピ状態 それでもスケスケよりはマシ

だけど エロいのには変わりない

そんなこんなで 食事も頂き終わり


「食事も終わりました 御神体の祠への 返納になります」修造


「ほい」と座敷童 鏡が宙を浮いて祠へ帰っていき祠の戸が閉まる


みると ヨッパな座敷童 お局様のお雪さんにだいぶ呑まされたようだ

お雪さんの前には一升瓶が2本転がっている


「あきら 摩耶とお雪の始末を」とツクヨミ


渡って寝てしまった座敷童をお姫様抱っこで 祠まで連れて行き

憑いてきた長谷が 戸を開けて 中に寝かす比丘 戻ってきて

「お雪さんは 家も知りませんし 三郎さんが知っているはず お任せします」


物凄く渋い顔になる大天狗


「大丈夫ですって 今日のお雪さんは渡って寝てしまった

 昔みたいな、渡ってグダグダにグダってる所はパスできた」


「なら 岩山で面倒を見よ 部屋はあるだろう」 どうしても嫌な大天狗

「片付けを烏小天狗を指導してやっておく 1刻後に取りに来れば良い」


「仕方なし 担いで Unimog に乗せて 応接の和室の部屋に寝かす

 なつかしい話だ 寝てしまっているからまだマシだ 修造手伝え」


「私が 手伝います」雅人さん


「はい!?」と比丘と修造


「景子さんの時はお任せでした 渡って寝たお局様を一度は体験しておかないと」


景子さん思いっきり下を向く


「いい 冷静に全力で 全力で冷静に 熟しましょう」比丘


雅人さんメインでUnimogの2列め、加藤さんの隣にお雪さんを放り込む

三列目に景子さんと雅人さん 四列目に修造夫妻 倉田さんはナビへ


2号車から出発していく 続いて比丘達3号車 殿でご当主の乗る1号車


「ご老公 少しは恩返しが出来ましたか」長谷


「恩返しは 今年の最終戦 天辺に立つ事 婆にもバレた 応援に行く」


「私も憑いていきますので なにやらずっとの隠し事 妾でもなし

 この20年の不思議が見れます 長谷さんとやらの応援なのですね」


「今はな 20年前からチーム佐々木を応援しておる

 若い子たちが 今日の祝詞で前を向く 清々しい光景じゃ」


「樫村さんの跡取り娘さんですよね 良い肚の婿をお迎えに

 岩山の奥社の結界から ご来臨された神様方とも

 甘やかされるとダメ男には笑いましたが その通りです

 嫁が手綱をキチンと持つ 大事なことですよ」婆


「だそうよ 歩美さん 頑張りましょう」香織


「樫村家の婿 茶の一つも出来ないようでは困りもの

 嫁の指導が大事 キチンと教えなさいね

 後ろの方丈家の娘さんも キチンと茶を頂けるように指導を」婆


「それなら 婆が 此の二組の茶と料理の検分をしてはどうかな

 岩山の当主は弟に譲ったが 長兄の嫁の検分 熟せば立派」ご老公


「そうですね 四人のお抹茶と煎茶 ブリの刺し身と煮物の検分をしましょう」婆


まったね


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