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第五夜 03って東京の電話番号

香織さん呆然

あの我儘な姉さんの行動を読んで アラート鳴らすことが出来るとか


「ねえ なんでそこまで気が廻って 連敗するの」と抉ってくる香織さん


「抉るなよ そんなの第一印象で 瀬山や長谷の後塵を浴び続けてる

 ブサイク7割のハンディキャップを背負ってるからな

 スキーとかで2泊2日とかあれば 愛嬌3割を理解ってくれた娘が居たけど

 スキーに夢中で気が付かずで 鈍感と叱られて それが尾を引いてる」


「第一印象だけで行くとブサイクよりも そのパンチパーマが」


「パンチは憧れの衣笠さんのパンチ 譲れない

 香織さんが胸と背中に「姉はスイカです」と紙を貼って歩くよりはマシだよ」


「ごめん 相互確証破壊はやめる でも比丘さんは 髪型だから」


「そんなん パンチだから第一印象がパンチ ヤメたらブサイク7割が最初に来る

 最初はパンチに意識を持っていく ブサイク7割を意識させない苦肉の策だよ

 あと 潜水士の免許の写真 あれとパンチで掴みに行く」


「考えてるのね」との会話をしてると


スイカ姐さんがリビングに来て

「私の車がない 何処に停めたかも覚えていない

 比丘くんのオープンカーで寝てたから 比丘くんなら知ってるでしょ

 送っていって 行くわよ」


「姉さん 何件ハシゴしたの」


指を折りながら

「昨日は5人で歩いて館前の居酒屋へ行って そこで女の子が帰って

 瀬山と長谷と三人になって 瀬山の運転で出来たばかりで気になってた

 サイセリヤでワインを呑んだのは覚えてる 3軒目のBarにも瀬山の運転で

 行ったから 2回目のBarだけど場所は知らない」


「前回はどうやって帰ったのですか」


「瀬山 呑んでなかったから瀬山が運転  私の車で帰して

 次の日に迎えに来て貰った」


瀬山が瀬山くんから瀬山と呼び捨て お局様モードに入っていると判断


「その時は何軒ハシゴして そして歩いて敷居を跨いだと」


「廊下で寝てたけどね」


「前の時は1軒めで焼肉とビール 2軒めでBar レコードがあると聞いて

 挑戦したかったけど却下されて瀬山が止めてくれて 歩いて敷居は跨いだ」


「男女で焼肉って 瀬山と出来てるんですか」


「瀬山と彼女と三人よ 誘ったら二人で来たから 三人で焼肉 

 もう一軒と彼女も誘ったけど帰ると言うから 館内だしお借りしますと

 瀬山に噂のBarまで運転させて送って貰った」


焼肉でビールも呑まずでは 気の毒とも思うが モテるイケメンの瀬山

まつ毛が長い たまには不幸になれ と同情すらしない ブサメン7割の僻みだ


「スイカ姐さん 行きますよ 香織さん 朝食ごちそうさま」と出ていこうとすると


紙とボールペンを出され

「携帯の電話番号を書いて お昼の予約がとれたら電話する」

しかたなく 携帯の電話番号 03−0***−**** を書くと


「03って東京の電話番号 嘘言って 逃げるつもり?」とお怒りの香織さん


「後ろに居るから 掛けて味噌」と言うと 電話部屋に連れて行かれ

固定電話のプッシュフォンから 掛けられると 俺の携帯が着信する


電話に出て「嘘は書かないよ」とだけ言って切ると

「これ うちの電話番号」 と カードを渡される その場でメモリーに登録

20件しか登録できないけど、爆弾かも知れないけど可愛い23才 1件を使う


スイカ姐さんをナビに載せて 暖気開始でCDの神々の入城がスタート

姐さんカエルを被る

まぁフルオープンだし 髪の毛がバサバサになるから被り物は必要だけど


ワルキューレの騎行が奏でられているとGS裏のBarに到着

会話する時間もない そもそもオープンでインカムがないから会話は無理

SECの隣りに停めて「着きましたよ 意外と近いでしょ」


「そっかぁ ここなら近いし 送って貰うのも抵抗がないわね

 午後待ってるから」と 近いから歩くとかタクシーとかの発想がなく

送って貰うつもりでいるスイカ姐さん お局様候だよ


さて お昼ゴハンは奢りはいいけど2時間以上の間がある が2時間しかない

コーヒーも三杯も頂いてるし喫茶店も行きたくない

バイク屋も人が集まるのは午後だしどうしようBarの駐車場で考えてると

あれ神々の入城が奏でられてる

時計を見ると10時ちょうど デカイスーパーの営業開始時間だ

午後とかはブッチして 今行って片付けよう とデカイスーパーに向かう


10時10分に2Fの専門店街にある瀬山の店に顔を出して

「今からスイカ姐さんの店に行くから案内してくれ お昼は別口で真っ当な店に」


「比丘 すげえな さよのさんの家に泊まるとか 朝食まで食うとか」


「スイカ姐さんは俺の車のナビで朝までだから玄関の敷居は今朝跨いだ

 だから同じ屋根の下では寝ていない

 妹の香織23さん 料理も上手 けどなぁ実の姉妹 血は繋がっているから」


「おっ前 その度胸と女性の扱いでなんで連敗するんだ」


「お局様に特化してんだよ いいから速く案内してくれ」


「まだパートさんが来ていないから ここの通路をまっすぐ行って

 三本目を右に 2軒めだ 仏語の看板は出てる 迷ったら戻ってこいな」

と言っていたら なにか女性が来て話し込む 瀬山


「この人 館内総務の遠山さん さよの姐さんの店まで案内してくれるって」


「比丘です 遠山さんよろしく」と 遠山さんに付いていく


この遠山さんもスイカ姐さんほどではないけどデカイし腰も絞れてるのが

総務のベストスカートスーツでも理解る

こんな女性の多い職場 俺なんて今の職場だと最初に食堂で一緒になった

お局様一派に認定されて 若い子から距離をとられてお局様としか話せないのに

まぁ 何勝もする必要はないし あと1勝して寿でいいしな


と遠山さんの魅力的な後ろ姿について 店に入っていく

遠山さんがなにやら話をしており 切を見て


「スイカ姐さん 約束より速いけど来たよ 遅刻はダメだけど早着はOK」


「じゃ はい椅子 座って」と椅子を進めれれるままに座って 廻りを見てみる


まったね

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