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第五十五夜 ブレス m03 177の82 体脂肪率は11%

黙って見ていた 計二が口を開く

「バタバタしない 店の始末も準備もある

 明後日の11時と時間だけ決めて 場所は考える どう?」


「明後日はダメだ 俺も計二も夫婦で岩山の内祝いに参席

 10時に方丈家に迎えが来る 歩美さんと二人で来いよ」明


「場所はウチでいいわ まんまの部屋だし 食事は仕出しで我慢して

 流石に いきなりの三三九度はもういい 明日の11時に集合」香織


「明日は木曜日 休館日だから親方系列の3店舗が休みだ 調理場さえあれば

 人と材料はなんとかなる 食べて貰うのも調理人の自己紹介」奥山


「そこそこの板場だ 今日は瑞穂の板場が6人で頑張ってる」明


「珈琲 行きましょう 偶には社食でなくて飲食店街のタマダへ行きたい」

話を区切りに行く琴美


「リクエストが出た 受付ましょう 行きますよ」歩美


「私は 宝飾店へ連絡を入れてから向かいます ホットをお願いします」琴美


「連絡とは」計二


「結婚指輪 ふた組のお勧めを用意して下さい です」琴美


皆を見送り 内線で宝飾店と話を済まして

座り込んでる、さよのに向かい話しかける琴美

「さよのさん ダメージレベルは?」


「装甲が全部もげて メインカメラと腰が吹き飛んで立てない」


「どうされます? 旅に出るとか 見合いをするとか 考えないと」


「今は無理よ 惰性で店開いて 接客で紛らわす」


「でも見合い 婿取り案件が片付いて嫁に行けます 枠は広がりました」


「え?」


「比丘さんが婿 さよのさんは自由に嫁に行ける 小姑がいるよりは未来がある

 今までは婿取り部門お局様部 しかも妹の小姑つき 全部クリアです」


「」


「あれ?さよのさん居ませんでしたっけ 私 三人の兄から妹の私ですら小姑は

 邪魔 早く嫁に行け 小姑の存在自体がダメらしいです 宛を探しましょう」


「理解るけど 明日からね 今日は無理よ」を聞いて タマダに向かう琴美


タマダに移動して10人がけに案内され 発注後に始まる突然始まる見合い


「こちら総務の遠山さん 別名エロBBAは失格 でも広背筋は凄い6Pad」計二


「はい?」と皆


「こちはオリーブオイルの店長の奥山くん 同じ館内 顔と名前は知ってるよね

 仕事の中身とかの裏は板仲間と岩山家で取った」 皆を無視して続ける 明


「遠山さんの必要要件は 婿に入る お局様を気にしない 他にはなにか」計二


「来年の全日本へのチャレンジを許して頂く です」遠山さん


「俺は 魚釣りのランガンで一緒に歩いてくれると嬉しい」奥山


「その歩くのに 待ってる間は基礎トレは出来ますか?」


「ぜんぜん OKです それと俺 親も居なく 学も中卒でイタメシ屋

 親方のおんぶに抱っこでココまで来ました 親方を披露宴に呼びたい」


「そこの裏を 比丘さんが 担保すると」歩美


「親方に挨拶がまだだ 一国らしいから厳しいかもだがイケイケで推す」明


「テナント組合会の話では真面目だそうです ただうちの課長の紹介でも

 すぐ別れる 課長いわく課長とは趣味が違うのでは との事」到着した琴美


「それは課長さんから直に聞いています 課長さんは巨乳系 奥山さんは?」歩美


「貧乳京都ですから 総務課長とは宗派が違います」奥山


「!!!」常識がある若菜 「正直だわ」慣れてきた、それ以外


「素直でまっすぐな方 父母爺婆は今夜中にねじ伏せます

 明日の見合いで決めましょう 私もさよのさんに お先 を言わないとね」


「質問いいですか」若菜 「どうぞ?」遠山さん


「正面切っての 貧乳京都 は通るんですか」


「揺れない乳 大胸筋と広背筋のバスト 貧乳以外何者でもない」明


「それ 比丘さんが言っちゃうの」琴美


「事実ですから」歩美


「通っちゃうんだ というか 通しちゃった」若菜 呆然


「パンチは良乳派 俺は貧乳京都 コンフリクトしない 友達の条件だ」


「巨乳派が居れば」琴美


「さよのさん?」歩美


「今、凹んでたので 婿取りは不要になったから嫁に行くだけ と煽ってきました」


「さすが琴美ちゃん ナイスの働きだ こないだのTC返却は不要 彼氏と使って」


「嫌がらせ 私 さよの遠山一味に認定されて 男性から避けられてるのに

 でも 亜美先輩の愚痴も詰めも減り、聞かなくていいのだけは助かります」


「片瀬の弟とか これ写真とプロフ 173の68 大胸筋で89の細マッチョ」奥山


「なんで そんな他人の弟さんの写真とプロフを持って サイズを詳しく?」若菜


「お互いリカバリー 俺がマッチョでブレス m03(メータゼロサン) 177の82 体脂肪率は11%

 片瀬の弟も体脂肪率は11%だ 相手の好みの問題で細マッチョは片瀬弟に

 マッチョは俺に 貧乳京都の俺 片瀬弟は良乳派で好みが違う

 片瀬本人は耐久系の細マッチョで175の76 やっぱり11% 爆乳派だ

 皆で趣味は筋トレと釣り 女性の好みが違うから 相互紹介協定が結べる」


「おれ デブサイクになって頑張って痩せて 14%で限界だ」明


「比丘さん 俺も16%なんで一緒に13%を目指しましょう」計二


遠山さん以外の女性陣が固まる

「おかしい集団 香織は? あたし23% このプニッがいいと康太さん」

「公称22% 実は24% 明も同じくこの膝が良いと」

「私の特別サービスで 21%の膝を揉んでもらい 13%の遠山先輩が脱落」

「普通の女性だもの こんなものでしょ 膝枕はOKと」若菜


戻る女性陣

「遠山先輩13% 膝が硬いと脱落してますが」琴美


「28での最後の全日本チャレンジ そこで引退して俺の美味しいイタメシと

 適度な運動で脂肪を付けて 中華と和食も協定を結んだから飽きないよ」


「親親類の余分なのも居ない 婿に最適 婿に来て下さい

 もう見合いはすっ飛ばして 婿に」


「じゃぁ 俺今から親方のとこへ話をして 釣書とか取ってくる

 方丈のお屋敷に持っていけばいいか」


「往復の時間は?」


「1時間半 30分で話をつけるから 今15時半 余裕を見て18時に行く」


「方丈邸で待ってます」


出ていく奥山 見送る皆


「さぁ 宝飾店へ」歩美が先頭で向かう


まったね

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