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第四十三夜 なんで買い物の荷物は自分のしか持たないの

なえ君 異世界からの訪問者なんだ そうとしか思えないけど

でも今は 異世界からの訪問者でも焼肉を狙撃してくれればいい


「あきらくん その腕のはなに?」お義姉さん


「なえ君にいつの間にか買わされてた 何とかって石のブレスレット

 香織も同じ石でイヤリング 女神の加護があるらしい」


納品書と 腕を出してブレスレットをお義姉さんに見せる


「あきらくん 誕生の月は?」


「12月 それまでに寿 お婿さんに成る」


「お婿さんは頑張れだけど 本気で女神の加護があるかもよ

 異世界からの訪問者のなえ君が選んだラピスラスリ

 12月の誕生石 香織は9月だけど同じ誕生石

 なえ君 その辺をズバッと当ててくる カマシても「これ」と当てる

 異世界からの訪問者は体型だけじゃなくて それも込の渾名なの

 私の体型を見ただけで下着のサイズを当てるのは訓練の賜物だけどね」


「それは凄い 誕生石で ツクヨミの加護の石で 香織にも加護 いい石だ

 Gショックをショルダーバックに移動して ちょうど左腕が空いてたのも運だね

 何にしても焼肉を撃退してくれればいい」


琴美ちゃんと遠山さんを椅子に座らせた 課長

「やっぱりかぁ 確実に売上は下がる けどもっともっと 女性のやっかみは困る

 まだ19 さよのさんの家で かなり援助してもらわないと店はモテない

 いっそ さよのさんの店を広くして 下着とパワーストーン で組んだらどう

 お客さんも男とは気づかないだろうし 気づいても脱がすとあら?! だし」


「それって どういう事?」比丘


「下着もパワーストーンも 枠で行くと 女性向けって事だよ

 なえ君 更衣室もトイレも女子使ってるけど 誰も問題にしてないし」


「まぁいいや お義姉さんとなえ君で組むなら組んで 新家街を盛り上げて」


戻ってきた 香織と母

全身が写ると姿見で自分を見る 琴美ちゃんを立たせて見る 遠山さんも見る


「背と足の長さも顔の大きさも胸も腰も 縦横長さ幅 黄金比なのよね

 流石にさよのの店では気の毒 ご婦人のアイドルになるわ

 課長さんの裏が取れて、なえ君の裏を取って 良ければ店一軒を任す」母


「課長の裏とは」琴美


「課長さんの言ってることの裏を取るため 課長さん自身の裏を取るの」母


「それは 大丈夫 なえ君に関して言ってることは一貫してるし

 私も5年のお付き合いがある 奥様もうちの店で買ってくれる間柄よ

 なえ君には やる気があるか 休みは減るし大変だけど を含めて

 私から訊いてみる 1年先よね」さよの


「そんなに掛かるの? まずいな小姑が居るとお婿にいけない」比丘


「香織と明くんは離れで暮らすから 母屋に居ても」さよの


「いえ 今更地にしてるから住居部分だけでも 半年以内に作ってお引越し」母


「そうよ 大台が家に居て小姑 もう風評被害が甚大よ」香織


『片瀬・・・ 晩飯の味で決める 板さん仲間には依頼した』声に出さない比丘

これ以上はお義姉さんが気の毒と判断して

「俺の服 買いに行きましょう 夕方来客の予定ですし」


「そうね 今日の2番めの目的を熟さないと」母


専門店街にはいくつもの服屋があり何時も通販の比丘 選べない


「瀬山は今会うと、余計なことに成るから会いたくないし」


「いいわよ 私が選んで このお店」と香織に連れて行かれる


チノパンを最初に選ばされて、裾直し 沢山切られて悲しい

ポロシャツをサイズだけ合わせて 5枚ほど

完了かと思ったら ブレザーも 2枚お買い上げ

靴もお買い上げで この店を出て スポーツ用品店へ

ジャージとかをお買い上げして 最初のお店で会計を済ませて

物を受取り 本日の第二目的が完了したら


「まぁ あっさりでポンポン選んでお買い上げな事で」母娘に言われる


「とくに生存に関係しないし プロトコルも無視できるし ポンポンでOK」


「確かに生存には関係はない けどプロトコルって手順よね なに?」香織


「あのファントムⅡのRrシートからドア開けられて出てくるお方とお会いするのって

 本来は服装含めてプロトコルが必要じゃん でもさ、この格好で会ってるし

 昨夜は ファントムⅡがショーファー立たせて待ってて Rrドアを開けて貰って

 Rrシートに鎮んで 隣はご当主様で 送って貰ったから まぁコレでいいかと」


「それ 日曜日に乗り込まれた時も 言ってたけど 本気だったのね」母


「一応 ポロシャツだから襟は付いてるし ダブルタックのチノパンだし

 ブレザーまで買ったし この先はアパートに取りに行かないと」


「アパートに行けば有るみたいに 大きなことを」香織


「どうしてもの時用の礼装なら景子さんが創らせた羽織袴が有る 着れないけど」

ここは海自の尉官礼装は持ってることは黙っていよう


「あきら君が羽織袴だと 香織は振り袖か留袖 頑張れ香織」母


「着れないって 着付け師を呼べば済む話か」香織


「着ちゃえば楽だしね 今現在の想定の岩山本家だと倉田さん達に任せれる

 持っていって頼めば着せてくれるから心配はしてない」


「ずるい」


「香織も持っていけばいい 竹田のおばちゃんが行けるし他にもいるし」


「そう言うわけには うち方丈家にもメンツがあるので」母


「だから 面倒なのでプロトコルはふっ飛ばす宣言をして三九郎さんも理解した

 香織は今日のなえ君レベルのミニスカで」


「だめ 10代なら行けるけど 20代前半の中盤」母


「明に合わせて 私も買っていくわ 買ったの見てるし」香織


買い物スタートして 10分後


「明 なんで買い物の荷物は自分のしか持たないの」香織


「染み付いた習性だよ 女性の荷物を持つ=無限大の買い物になる

 お嬢様の特性だよ 自分で持たせないと 際限なく莫大な量を買う」


「あきら君の勝ち」母


「セルシオのトランクに放り込みに行って 姉さんの店に」香織


セルシオのトランクに放り込んで さよのの店に向かう三人


来客には速いので さよのの店で雑談


「買い物も 上手く切りを付けさせる

 さよのが言ってた”が”とか、明くんは肚はイケメンなのよね

 いいお婿さんで うちとしては嬉しい 香織は頑張れ」母


「その肚に惚れたので、何も異論はありません」香織


「その口上 歩美も吐かされるのか 楽しみになった」さよの


「え?」


「蒲上の谷上家に嫁にいった順子先輩がおちょくろうとしたら

 順子先輩のお腹をぺし 私の乳とお腹をカン 順子先輩の乳をぺし

 長谷くんのお局様耐性 バク上がりの泥沼」


まったね

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