第四十二夜 工場だとピンヒールはダメだけど
美味しく頂いて コーヒータイム
「比丘明の合格 方丈家で引っ張ってみますか」母
「え?」
「さよのの新家 候補地の土地が広いのよ 比丘明の◎な腕
ウチで店舗用意して 駐車場はさよのの店と共用
もう一軒 店が出来る広さで 三軒あればいいのよね
香織はやれないし明くんも代打業で誘えない 誰かいないかな」
「場所は?」比丘
「駅前で パチンコ屋だったのだけど 隣が保育園で補修すら出来ない
ダマでトイレは治したけど GiveUPで更地にしてるの」
「ここは どうかな ベタ代次第だよね 駐車場の整備整理も含まれてるし
集客のイベントもヤッてくれる 道路向こうの飲食店街はそれ狙いでベタが高い
駅前で良さげだけど その辺も込で考えないとね」
「その辺なんだよね うちの会社もそこはテナントさん誘致で色々頑張ってる
彼に関しては、親方に物凄く恩義を感じてて真面目に店舗運営」課長
「ここの店長じゃなくても 知り合いを紹介してもらえばいいかも
まず 本人の意向確認をしましょうよ」香織
「駅前のパチンコ屋って うちの柿畑の隣ですよね」遠山さん
「そうよ 借地を返したいと言われてて 柿畑まで使えれば四軒いける」母
「四軒とは」琴美
「昔ながらのは一階店舗 二階が住居では 今どきなので
店舗とは別で新家の総二階の5LDK 4軒長屋 それ位の広さはある
店舗は物販で今のさよのの店サイズが2軒とこのサイズの飲食を2軒
直也さんが算盤弾いたけど 飲食の店舗運営が出来るのがいないのよ
分家も土木屋に建築屋ばかりで 小売・飲食が居なくてね 」母
「直也さんと話をしないと」比丘
「私も ウチの頭領に話をしないと」遠山さん
「アクセサリー物販なら ウチで独立させたいのがいる 店舗経営も熟せる
だけど ミニスカでピンヒールで良乳なんだ」
「良いじゃない 工場だとピンヒールはダメだけど店舗だし経営側
そこは拘らないわよ」母
「あ、アクセ売り場のなえ君 確か”男”ですよね」琴美ちゃん
「その 確か”男”ですよね ってなに?」母
「イマイチ自信が無くなるレベル可愛い 色気で負けるので
遠山さんと並ぶと100%なえ君が男を攫っていきます
本人は男だし 女が好きだし と17の彼女がいる 19才男子のハズ」
「真面目で 売上は抜群 女性客もリピーターが多い 石の解説はマニア
うちもホントは出したくない 客連れてかれるしとの営業課長の話なんだ
だけどさ 滅茶可愛く ミニスカも似合うとか 男に負けるのは と
女性の売り子の店員からは 正面切っては出ないけど な、加納さん」
「それを私にフルとか 課長は鬼ですね 並んでたら胸腰尻全部負けて
すれ違う男性は、なえ君を二度見していく 嫌がらせ」琴美
「売上的には出したくないけど揉め事は避けたいで アクセサリー物販
なえ君で任せれるよ まぁベタ代次第だけど 客寄せならお値打ちに」
客の並びが出てきた12時20分 ふた組みが空き待ち
「出るよ 次のお客さんが待ってる」レシートを持ってレジに向かう
レジには奥山
「お義姉さんの店に先に行ってて」比丘
「3分行けるか」
「三番が入った 10分は行ける」
会計をカードで済まして 横にズレる
「聞こえた?駅前のパチンコ屋を更地にして奥山を誘いたいって」
「その前に 遠山さんとの見合い ちゃんと裏取って推してくれ
あ、Gショックにしたな それがいい パンチで舶来はヤクザ」
「おう 長谷兄に笑われてきた 今日食って俺は推せると判断
裏書きを集める なえ君の情報が欲しい」
「なえ君wwww いいぞ 俺の店出てすぐ左のアクセ屋にいる
GS裏のBar2回で」
「デジポットを入れて 足りなければ請求書で握ってる 好きなだけ
なえ君の写真とかあれば 5回はOKだ」
店長〜 と呼ばれて「また 土田かBarで」と厨房に戻る奥山
ヨシ 半歩は前に進んだ と歩いてるとアクセサリー屋
天然石メインで その場で作ってくれるという店
覗いていると 店員のめっちゃ可愛い娘が声を掛けてくる
「お兄さんなら 月の女神 ラピスラズリでブレスレットが似合いますよ」
めっちゃ可愛いし女声だし でも縁と運が違和感を運んでくる
「なえ君?」
「え、一度接客したら忘れないけど 忘れてました?」
「いや なえ君という 売り子が凄いと聞いたからだな」
「アフガン産の5Aの10mmで 創りますね」とサクサク測定
サクサク ブレスレットと明細書を サクッと現物を左腕に嵌める
「和名では瑠璃といいます やすいのはシマシマが入ってなくて真っ青
これはお兄さんには似合わない >500円のを見せてくれる
それはそれでウルトラマリンで顔料や中学生向けアクセです
さらに安いの練り物なので うちは置いていません」
請求書と明細書とブレスレットは既に左腕にハマっている
ラピスラズリ アフガン5Aグレード 10mm 24個 1200円×24
仕方がなので カードで支払い サクサク済んで
「これ 彼女さんに 女神の加護を とイヤリングにしてあります
ピアスにするなら 又ご来店して下さい サービスで直します」なえ君
後ろに売り子の女の娘はいるが 客は”なえ君”待ちで待っている
「これって月の女神の石? ツクヨミの石?」
「ツクヨミって月を読むのツクヨミ アマテラスの弟神」
「それ言うと神罰が下るぞ ツクヨミは女神 それでツクヨミは似合う?」
「女神なら加護も抜群です 次のお客さんがお待ちで」と切り替えるなえ君
お義姉さんの店に付くと 長谷兄弟は居ないが会話開始
「なえ君を 誘おう 誘ってお義姉さんにぶつけよう 必ず凹む
焼肉より可愛い どういう詰物かは知らないがおっぱいも良乳
対焼肉で使える 靴下より可愛さ しかも彼女アリで安全
香織 なえ君が選んでくれたイヤリング ピアスなら変えてくれるって」
「なえ君と会ったんですね あれで19の男なんですよ」琴美 悔しそう
「琴美となえ君 ウエストはどっちが細くて おしりはどっちが大きいの?」
倒れる琴美 遠山さんも倒れる 支える課長
なえ君を観に行く香織と母
「あの娘はね 人間の生理学を無視した骨格とか言われてる
あの良乳は本物よ 18で入社した時に販売の娘達が脱がして現認したのよね
良乳でキュッとなウエスト ふわっとなお尻 脱がした10人が全員下向いて
でも沈々は立派なのよね 異世界からの訪問者が渾名よ」
「あの女性10人で女子更衣室に連れ込んだ事件って そんな顛末なんだ」課長
「あの娘達 絶対なにか入れているって 脱がせてなかったらココで3Setと
なえ君 白シャツの下にTシャツにバンドエイド 白ブリーフにミニスカ
パンツは脱がなくていいが間に合わない速さで さくっとで全部脱いじゃって
しなまで作れるポーズで隠したけど それでも見える立派なもの
ウチへ連れてきて 下着をご進呈 3セット30万を10人で割ってたわよ
おかげでフィティングは私だし 全部見て パンプスを2足進呈するハメに」
まったね