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第三十四夜 ヤクザ疑惑は解消したようだが

釣具屋さんだ 折りたたみの椅子の展示があってそこに座り込む

ヤクザ疑惑は放置するとして というかなにか言うと墓穴を掘る

 リーゼントはさよのさんに気がある

 オールバクは遠山さんに気がある

これは理解できた

この二人にあの二人を押し付けよう ついで20(はたち)も任したい

オールバックにはバストはあるが胸が揺れない事は黙っておこう


電話が終わって キャンプコーナーの椅子に座り込んでる俺の前に来る


「長谷は明後日のお見合いで忙しいらしい 瀬山はすぐ来るって」オールバック


「長谷の婿入りの案件を纏めたパンチと聞いた 話は聞く」リーゼント


「俺 片瀬27」リーゼント

「俺 奥山26」オールバック

「俺 比丘26 もうすぐ方丈に名字が変わる」


「おい 方丈ってさよのさんの名字」片瀬


「妹の香織さんの処にお婿さんに行くんだよ お義姉さんじゃねえよ」


「こっちの人は 身分は開かせないが真っ当な企業グループの総帥の側近 

 番頭さんの倉田さん ヤクザの幹部じゃねえぞ」


「何月生まれだ?」片瀬


「12月だ」


「同じ学年だな タメ口でいこう」奥山


「それで行こう でさ奥山くんは遠山さんとどうなりたいの?

 遠山さん婿養子案件 お婿に行けないと無理だよ 家の意見とかも絡む」


「俺 親が居なくて学もない 今の親方の店に入ってイタメシ屋なんだ

 デカイスーパーのolio d'olivaを店長兼料理長になるまで育てて貰った」


「お婿の障害になる家はないと お婿に行って世継ぎさえ出来てしまえば

 料理人でいいじゃね 無理して 遠山家を継ぐ必要もないし」比丘


「そうですね 遠山家ならばご両親もあと20年は頑張れるし番頭も居る

 赤子の二人もいればなんとかなります 奥山さんも若い

 毎晩頑張れば いいだけです」倉田さん

 

「なんだそれ 俺はお付き合いをお願いしたいレベルなのに 婿入り?赤子?」


「んなもん 遠山さんもギリ27 明日式上げで初夜で受精しても出産は28

 結納とか式・披露宴の準備とかで時間を食うと 大台で❍高スタンプだよ

 とりあえず婿入りで名字が変わってよければ支援はする

 そっちのさよのさんは 本気で明日には式やらないと❍高」


「そっかぁ 女性側には大台の❍高スタンプというリミットがあるのか」片瀬

「パートさんに聞いたけど 女性にとっては恐怖のスタンプだって

 母子手帳を出す時に見る処にデッカク❍高スタンプがバン

 嫌がらせでヤッてるとしか思えなかったらしい」奥山


「それは嫌がらせではないです 高齢出産はリスクが高くなる

 医師側も要注意で対応をする必要があるので目立つ処にバン

 母子の安全のための ❍高スタンプですよ」倉田さん


「落ち着いて話せそうになった 行くか」

奥山の車で向かい 入口のドアにで掲げられている

Open 1900〜の看板を見つめる四人


「あと10分だ 待つか」ムーンフェイスを見た比丘


「あのさ その腕時計の時間は合っているのか 俺のGショックだと1755だ」

「俺のも同じ時間 さっき見た時 針が全部 止まってた」と若い二人


ムーンフェイスを見ると 秒針が止まっている ネジを巻いてなかった

どころか 嵌めただけ 時間も合わせていない


「なぁパンチ 同じ年の忠告でさGショックにしとけ 結構ズボラっぽい」奥山


「うん そうなんだ 普段はSEIKOのクオーツなんだ 偶々 嵌めて欲しいと

 プレゼント主からのリクエストで慌てて嵌めた クオーツに戻すわ」


「ひょっとして、そのパンチって髪型のセットが面倒でパンチなのか」片瀬


「片瀬のリーゼントはセットで20分は掛かる パンチはセット要らず」


「親方と同じ理由 正解ではあるけど 親方は40で そちらの倉田さんと

 おなじアイパーでのオールバックにした ハゲが隠せるからな」奥山


「やっぱりか でもいい お婿に行けるからハゲ散らかすまでパンチ」


「ズボラだ」若い二人に倉田さんまで加わった


ヤクザ疑惑は解消したようだが ズボラ認定をされた

何処かを捨てないと潜るのと料理に集中できないから認めるしか無い


「突ったててもしょうがない 3軒隣の串カツ屋に行こう

 土手煮の味噌での味噌串カツが上手い」奥山


車はBarの前の駐車スペースに停めたまま 

奥山が車のワーイパーに何かを記入した名刺を挟んでから串カツ屋へ


「ん?」と見つめ合う 比丘と倉田さん


店に入ると 奥山がピンク電話に行って プッシュボタンを連打する

その隙きに片瀬が食べ物とビールの発注してくれる


四人揃った所で 「何してたの」と訊くと

「瀬山のポケベルに 串カツ山田に居ると連絡してきた

 あいつポケベルを4つ持ってて 亜美25さんほか館内用が一個

 彼女用が三個 間違えないように個別に名前が書いてあるらしい

 その彼女用の3つに 順番で

 Barは1900から 串カツ山田 速く来い と打ってきた」


「バレてるのを知らないから ココで使ったか」爆笑する片瀬


「俺は 亜美さんの味方だからな 警告射撃だ」奥山


「それ ピンポイント狙撃で 三連発のクリーンヒットだぞ」比丘


「いやいや 彼女側には打ってないから警告だよ」片瀬


「まぁ仕方ないな イケメンのツケだ」と言うと 二人が深く頷く


瓶ビールと串カツほかが配膳されて コップに注ぎ乾杯をして

「奥山はいい 遠山さんを紹介して 焼肉に行ってあのBarで呑んで を

 5回繰り返して それでも遠山さんが良ければ推す事は出来る」


「なんだそれ 俺そこまでの資金はないぞ」


「遠山家の婿候補のお見合いの予選だ 親も焦ってるから出してくれる

 俺なんか瀬山に北 焼肉の20(ハタチ)が俺に向いて困って

 琴美ちゃんにも資金を渡して処理を頼んでる あの娘は苦手だ」


「典子ちゃんか 貧乳で俺好みなんだが 広背筋が足りない」奥山


「俺 たれない良乳が好み なので香織

 そか あの20(ハタチ)貧乳なんだ 俺の守備範囲外だ

 奥山 貧乳京都仲間でなんとかしてくれ 金で済むなら資金は出す

 金は働けばなんとかなるけど 迫られるのはどうにもならん」


「いっそさ、奥山の指導で筋トレで筋肉つけさせたら」お気軽な片瀬


「ちょっと背が足りない プロテインが主食になるし 付き合いきれない

 遠山さんは、あの筋肉から、俺の料理で少しずつ脂肪をツケていけば

 最高のプロポーションに いいよなあ、あの体幹でじわじわ脂肪をツケていく」


「その時は俺の中華も協力するわ」片瀬


「俺 和食系だから一見ローカロリーの湯葉の揚げたのとか

 ブリカマとか鯛カマの煮物で支援するわ」比丘


「そっか 比丘も料理人なんだ その時がきたら頼むわ

 典子ちゃんは貧乳京都で当たっておく」奥山


「そっか 俺も当たっておくわ 瀬山と違って迫られて困るとかまっとうだな

 あいつ 名前書いたポケベルが4つだしな

 それで 俺は 垂れてもいいから爆乳 さよのさん」片瀬


「ん? さよのさん 見かけは垂れてないぞ」比丘


「そんなの下着専門店のオーナー 外骨格の補正下着の疑惑がある

 それでも あの爆乳は魅力」片瀬


「違うって」と奥山と比丘がハモる


割って入る倉田さん

「三方とも好みが違うだけですよ 喧嘩する意味がない

 取り合いなら 放置で喧嘩の見物ですが意味のないのは止めます」


「そうだな 人様の趣味に趣向にケチをツケてはだめだ」奥山

納得するその他三人


まったね

ポケベル4つは聞いたことはないですが

この時代でも携帯電話二つで名前が描いてあるのは見た事はあります

仕事用とプライベート用かと思ったら違った

公開 と 〇〇ちゃん

この時代 番号通知がなくて出るまで誰かわからない

「間違えたら困るだろ」だそうです

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