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第三十一夜 OG会 婿取り部門 お局様部

方丈のお屋敷に戻る途中で 歩美さんから携帯に電話


「え? 料理教室 いいけど どうして?

 分家のお姉さんたちに 煽られて うんうん


 お姉さん達もダメだから 巻き込みたい 一人は嫌と


 うんうん


 じゃ 長谷の婿入り先 恩を売っておこう

 見合いが上手く行ったら 来週から水金の午前中で


 うんうん 任されて


 板場もあると うんうん

 普通のガスレンジ 4台お願いね

 バーナーではなく 普通の二口レンジ 家庭料理


 うんうん 後はお楽しみで」


「明様 抜群のお局様耐性を発揮してますね」


「え? 普通に料理教室をやるだけだよ」


「普通の意味を履き違えてる アラサーの年上女性 三人相手ですよね

 その年齢層の女性の料理の先生は50代以上 要は年寄りが教える

 年上には しかも男性の先生 いくら明様の腕があってもやれませんよ

 年上女性耐性 お局様耐性で 抑え込めるから出来る事

 景子様では竹田さんが頑張っても なかなか進まずをあっさり」


ダッシュしてお屋敷に戻り 香織にかくかくしかじか

返答は

「そんなの探して見つかるなら 苦労はしない

 しかも婿入りOK 明をOG会 婿取り部門 お局様部 が探す訳よ」


「長谷は?」


「長谷くんは 明を見て2日間で一気に耐性が付いたから でも背反で特化型に

 歩美さんもお局様だから特化型でいいから問題はないわね」


「じゃぁ 俺は奇跡的に 香織の婿に成れるんだ 良かった

 焼肉の20の件で思い返してみたけど、ダイブショップも料理店も

 優しいお局様の担当ばかりだったからな

 長谷はお局様耐性の泥沼にハマると」自分が済んだらヨシ!な比丘


「明様 その 香織様との婚姻はオメデトウなのですが・・・

 お局様耐性+婿入りの希少性をご理解頂けたようで」呆れる倉田


「そうなんだ 婿取りで三人が来てると思ってたけど 違うんだ」


「婿取りは婿取りだったけど お局様耐性が超重要項目よ

 実姉がお局様 って何度も言ったわよね 口上もそれだし

 給料は全部小遣いでいい 引っ繰り返すと 家のお金は出さない

 この条件で蹴ったとなってるけど 本心は景子さんの自立よね

 そんな女の為を思える男が私の婿殿 姉さん有難う」


「ブサイク7割は女性の為を思わないと、速攻嫌われましたので

 理解ってくれるのが お局様しか居なかったから特化型

 香織はお義姉さんを見てるから 理解ってくれると信じてる」


「それは 骨身に沁みているから」


一安心と思ったところで


「あきら〜 倉田の車もあるぞ〜 くらた〜 」と玄関からの声


「ピンポンもなし 仕方がない」と玄関に向かう比丘


「また走って 汗かいてますよ 上がって顔を洗ってスキンケアして

 麦茶を用意します 香織 スキンケアの用品を出して」


洗面所に連れていくと鏡にルージュで【7時に戻る】と書いたまま


「あきら これは?」


「俺が書いた ルージュの伝言 です」しれっと答える


「私には一度もなかった」


「だって 送って行く 昼寝で帰る 伝言の必要性がない」


「それは そうか では顔を洗う クレンジングを」


「クレンジングを下さい 他所様の家です」


「あきら 厳しくなってないか」


「景子さんと婿殿が恥を掛ないように 後方支援です」


「理解った クレンジグを下さい」


香織がUVケアまでとタオルまで含めた一式が入った籠を渡しなら説明をする


「有難う」と洗顔を開始する景子さん


洗顔スキンケアUVケアまでで15分まで待ちだから

駐車場のファントムⅡに向かい

「麦茶と紅茶をどうぞ 落ち着いていますから大丈夫です」ご当主を誘う


「加藤も来てくれ」とご当主


三人で門を潜る時に ピンポン三連打

「懐かしい この三連打で 倉田達が門を開けた」


「こっちは門が開くのを祈ってましたよ 開かなかったら朝まで」


「しまった 開けなければ明殿が・・」


「それはそれで 今現在ですと問題発言ですのでお控えを」


玄関を上がり どうしようかと考えるが 洗面所から

「あきら〜 リビングにアイスティーがあるそうだ ご馳走になる」


しかたなく リビングに二人を連れて行く

方丈家の爺婆父は居ない 母と香織で対応してくれる


「突然のお邪魔をして申し訳ない」と頭を下げる岩山本家のご当主


爺婆には、これは嫌だろうな 岩山本家のご当主の謝罪からスタートだし

少しビビりながらも 席を勧め アイスティーをサーブする香織


「親父さん 俺の婿入り先の 香織と 母 美弥乃さんです

 こちらが岩山本家のご当主 名前知らない と 責任が重くなる加藤さん」


「明 知らなないって」


「だって お屋敷ではお館様 他ではご当主様 景子さんは父上

 夜中だし速く帰って寝たいから名前を訊く暇もなく撤収

 お昼は景子さんの相手で忙しい お屋敷全体から任したオーラだったし」


「それは事実であるが ここでは控えて下され 三九郎の16代目です」


「岩山本家の頭領は襲名ですので」加藤さん

「それより 責任が重くなるとは」


「今日のお昼 三人で食べたでしょ そう言う役目も増える」


「いえ 四人です 雅人様も呼び出して巻き込みました」


「ナイス やっぱり責任は重くなる けど 今となにも変わらずに

 倉田さん 給料upをお願いしますね 俺が楽になる」


「あきら〜 婿殿と加藤の焼いたお好み焼きがな 変なのだ

 焦げてるのに お店のより美味しい」入ってきた景子さん


「まず 座って アイスティー or 麦茶 どちらで」


「父上も加藤もアイスティー アイスティーを下され」


「合格 雅人さんは恥をかかない 焦げても美味しい理由は簡単

 美味しくどうぞの愛情が籠もっているから 雅人さんを大事に

 あとは加藤さんの言うことを聞く 上手く行きます」


「うん 加藤は雅人も呼んでくれたし 頼もしい 頼ってよいのか」


まったね

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