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第二夜 妹さんと寿司屋に

フルオープンでスイカなお局様をお屋敷放り込みに来た 俺 比丘びく

妹さんらしきポチャの愛嬌のある20代前半の女性に どうにかしてと言われてる


「どうにかして ってと言われても 女性を担いでいくとか イケメンの役割

 俺 ブサイク7割 愛嬌3割の ブサメン 任務範囲外です」


しげしげと俺の顔を見る 妹さんらしき女性

「それが言えれば イケメンよ 担いでベッドへ放り込んで」


打算機がオーバークロックで計算し弾き出した結論は 速く帰る


「無理 スイカだけでも片側2kgはある 両方で4Kg

 此の体制からの担ぐのは腰をいわします

 俺、バイクで事故って腰を炒めてるので無理は禁物でやってます

 手伝って貰うのもコンビで慣れてないと危険ですから」


「どうしたら?」


「車庫もあるし 往復のタクシー代満洲で手を打ちます」


「はい?」


「ここの屋根があって 扉がしまる車庫に 俺の車を放り込んで

 俺はタクシーで帰る 明日の朝にタクシーで車を取りに来る 以上」


「姉さんはどうするの?」


「まだ それほど寒くないし 屋根も壁もある車庫 俺のカエルも被ってるし」


「それって、回避運動に入ってる?」


「GS裏のBarで回避しきれず ここまで来てしまった これ以上は回避したい」

希望を言ってみる


「一つの正解の路かな シャッターを開けるから 貴方の車と姉さんを放り込んで」

と言いながら 門の内側から操作すると 車庫の電動シャッターが開いていく


SECが出ていっている以上に隙間が開いてる車庫に スイカ姐さんがナビで寝てる

オープンカーを放り込み 財布とか入ったショルダーバックを出して

トランクの隅にギリで入るダウンのシュラフをパタパタしていると

シャッターが仕舞っていく


「あれ? 出口はお屋敷側しかないけど」と考えてると


「そんなの酔って渡ってグダった姉さんを宥めすかして回避できるブサイク

 いつ起きてグダるかもしれない姉さんが寝てる 宥め透かせれたブサイク

 今帰す訳には行かない 明日の朝食にもここに居てもらわないと」


まぁブサイクは事実なんだけど

お誘いに来てくれるのは呑んで渡ったお局様ばかりとは厳しな

たまに来てくれていてもお局様ほどの下知でのがないので気が付かず

囲まれて「この鈍感」と叱られて、連敗街道驀進中だしな

とココまでは声に出なかったけど


「瀬山 おっ前 ここまで読んで全部を俺に押し付けやがって 腹減ってるのに

 飯も食いに行けねえ」と こっちは声に出てた


シュラフを開いてケットにして スイカ姐さんに掛けていると


「瀬山さんの友達なんだ そこで裏はとれる お腹が空いてるのなら付いてきて」

と門の向かいの寿司屋に向かって歩き出す 妹さんと思われる女性


のれんを仕舞いに出てきた大将と三人

「この自称ブサイク7割愛嬌3割のお兄さんのお腹をいっぱいに」


「ギリだけどシャリはある けど ネタがな トロは売り切れだ」

と暗にお断りな大将


「いいよ コハダと白身と秋の香りの大ハマチがあればいい

 シャリもネタも大きめで」と俺


「佐伝が時間的にギリだが どうする」


「オイルにつけるのも一仕事 俺とまだ名前も訊けてない

 ちょいポチャのお嬢さんで 食って終わりにしよう」


「香織さん 今日の男はなかなか 入りな 旨いのを腹いっぱいに」 


店に入りカウンターに座る

「俺 瀬山とは中学の同級生の 比丘びく GS裏のBarで呑んでたら

 スイカ姐さんと瀬山のコンビで来て 巻き込まれた ブサイク7割愛嬌3割」


ちょっと考える 妹さんらしき人


「ほい 鰯から コハダからだけど 時間との戦いに入ってるからな」と大将


鰯から美味しく頂く


「残りは? 俺で修了なら 美味しく頂くけど」と訊くと


「オリーブオイル漬けのタッパに入る量になったから持ち越せる」


「じゃ 次はコハダで 仕事が楽しみ」


「兄さん まだ若いのに年寄りみたいな注文だな」


「学生時代は潜ってて、年間50回は日本海へ を4年やってた

 新鮮なのはどうあがいても海辺だ 街の寿司屋には仕事を期待」


「そんな年間50回も日本海で潜るって アクアラングでしょ 

 車も出たばかりのオープンカーだし お坊っちゃん」と香織さん


「それが貧乏人なんだな 瀬山がさ高2の秋にスキューバのショップが出来たと

 一人では怖いから一緒に ってショップに行って金払って潜ったのは3回

 あとはショップのバイト君でお手伝いとバーターで行ってた

 瀬山のやつは1年で抜けてな 俺一人 最後は金を貰って潜ってた」


「それって、職業 私 20(ハタチ)の夏にPADIのオープンウォーターを

 サイパンで取ったけど 斡旋してくれたショップの人が

 教えてお金を貰うだと仕事になるから国内だと潜水士とかの国家資格が

 必要だとかで大慌てをしてたけど」


ショルダーバックのライセンスホルダーに入っている潜水士の免許証を出して


「ん これか? 見る前に 香織さんでいいよね スイカ妹は言いづらい」


また18のパンチが伸びてアフロな若い俺が写ってる写真が貼り付けてある

日本国の潜水士の免許証なのに資格よりも写真で笑われるを何度もしてる

話の掴みのネタでは受けて貰える 国家資格の免許証


「香織23よ 見せてね」 と手にとって見て

「なにこのアフロ」 写真と実物を交互に見て爆笑 ヨシ! 


「パンチはアイロンだとそんなに長さが要らないけど ロッドだと長さが要る

 端境期でその写真 これ書き換えなしの一生モノの免許だからかなり辛い

 高校生だったし若さで送りつけた」


先週掛けたばかりのパンチを触る 香織23


「ほい コハダ 仕事はしてると思うぞ」と大将


これも美味しく頂くと さくっと次の白身が出てきた 大振りなネタとシャリ

話してる間に引いての飾り包丁を入れてたみたいだ

鯛の昆布〆の4日目かな 残したら廃棄だ


「ツケは香織さんでいいんだよね」と大将 気を使ってくれたよ


「さよの姉さんよ 呑んで渡ってグダって それでも送ってきてくれたブサメン

 寿司くらいは 姉さん持ちよ」


「ネタはあるが 大ぶりに握ったら 大ハマチの前でシャリが終わった

 ヒラメと大ハマチと赤身の漬け刺し身で行くか」


「刺し身だとポン酒 もう呑み過ぎで お腹が一杯で眠たいから帰りたい」


まったね

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