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第二十五夜 やっぱり、お爺さんを〆た方がよくないですか?

ご飯を食べ終わるり タバコ部屋に移動する

流石お屋敷 部屋は余ってるしデカイ換気扇付き


タバコを吸っていると 爺がムズムズしだして 我儘を言い出す

「香織 さよのの祝の口上 その前に香織の婿取りの口上があったはず

 それを聞きたい」爺


「お義姉さん やっぱり、お爺さんを〆た方がよくないですか?」比丘


「〆て大人しくなるなら〆るわよ もう無理」


「お義姉さん GS裏のBarで

 香織の口上は 一字一句 刻み込まれたから覚えてる

 とボヤいたとマスターから携帯電話にリアルタイム中継がありましたよ」


「え??」


「あの店の一晩でのレコード2万4千円 レコードホルダー特権で

 お義姉さんの動向の連絡をお願いしました」


「若者向けの店 そんなに高くない 瀬山は呑まなかったけど

 長谷と二人でええだけ呑んでも2万も行かなかった」さよのさん


「あの店のバックバーの一番目立つ下から3段目の左側

 マスターの趣味で集めた定冠詞の30とかバカ高いのが並んでる

 高いからお客さんに勧めない 注文も高いよとのアドバイスで断る

 基本12まで 出しても17/18 お客さんの財布を考えてくれる良心的な店

 メシマズ本国で北海油田の仲間と呑んだから との経験値とお財布で

 お眼鏡に適いダーダーで出してくれるからレコードホルダーになれた

 金曜日の請求書は結構行きますよ」


「お手上げ 義理の弟の口上から スタート」さよの


「香織さん 『お先にって』 今言っとけばいい 一個づつ片付けよう」

しれっと スタートを切り 「残りはお義姉さんで」


「仕方なしか

 「姉さん 姉さんの存在自体が私にはビハインド

 強烈な風評被害を喰らいましたが 最後は 比丘明びくあきらさんを連れてきた

 ありがとうございます 料理とか厳しそうですが あきらさんを婿に迎え

 お先に 寿 をさせて頂きます」

これを喰らって お祝いの口上を述べたわよ」


「香織 余程腹に据えかねてたのね」母 美弥乃


「まぁ それでもお義姉さんと言ってくれる婿殿だから」婆


「香織 よく言った」爺


誰もお義姉さんもを庇わない カバーに行くか

「お義姉さんは GS裏のBarで渡ってグダって最後は俺のオープンの助手席で爆睡

 まぁダウンケットを掛けはしましたが車庫に放置の扱いをしたのですが

 縁と運 グダって爆睡して頂き有難うございます 香織と縁を結べました」


「縁と運 まさか このパンチ 名をもう一度」爺


「運ですよ いい悪いは人の判断 運にいいも悪いもないですよ

 縁と運があれば巡り会えます  この能書でいいですか」比丘


「比丘明の説教 喰らった沙也加の旦那は凹んだ」さよの


「凹まなくていいのに 理解してくれればいい 縁と運とね」


二本目のセブンスターにジッポで火を付けると携帯に着信

タバコ部屋を出てテーブルの上に灰皿があった応接の洋室へ移動


「後10分くらいで そちらに到着です」とだけで切れる


タバコ部屋と言っても テーブルも椅子あり喫茶店みたいな部屋に戻り


「もうすぐ俺の客が来ますので 応接の洋室をお借りします

 香織のコーヒーは美味しい 人数を訊かなかったのは失敗

 10杯は用意を開始して レイコも欲しい あと冷たい麦茶もお願い」


門を開け 門の前で待っていると クラウンが門を潜る

続いて ファントムⅡが門の前に横付け

どっちだ ご当主か景子さんしか乗れない車

ショーファーが開けに行く前にRrドアが開いた 景子さんだ


「香織 サーブはお義姉さんか母婆に任して俺の隣へ」と玄関から叫ぶ


景子さんに続いて反対側から ご当主が降りて その場でこちらを見てる

横幅もデカイファントムⅡ ご当主は乗り込み 隣の駐車場に移動していく

とりあえず クラウンに行き

「倉田さん 倉田さんとの密談の約束 勘弁して下さい」

「私も 屋敷をでる時は この一台で いつの間にか後ろに」


まぁなぁ 昨日100人以上で囲んだんだ 皆場所は知っているわな


「あきら 倉田がな 一人で こっそり出かける 倉田の後を付けようと

 父上を誘って来てみた 倉田の妾とか 出てきたら面白いと

 ワクワクしていた」


「それは 残念 倉田さんの妾は 挙田で鉄板焼き屋をヤッてます」


「え??」


「そんなん あのお姉さまから話は聞きました 縁を結びましたから」


「でも それを今言われるのは」


「景子さん 今から挙田に行く お昼に 鉄板焼屋で父娘の語らい」

車からアルプスの地図を降ろして 犬の耳を付けて 丸を付けて

「このお店11時から営業開始 美味しかったですよ」と店の名刺を渡す


その場で携帯で開店準備中の店に電話して

「今から二人向かうのでお願いします」と予約


「あきらが予約してくれた 加藤 この地図でわかる?」


見に来る運転手 「解ります 最後だけ迷うかもですが」


「いい そこは私も探す あきらのお勧めの店 いくよ」


滑るように門の前に横付けされるファントムⅡ Rrドアを開け乗り込む景子さん

 「父上も 倉田の妾の店へ」

出発していくファントムⅡ


「これ」と店の名刺を倉田さんに渡す


「佳奈の店じゃない」


「佳奈さんと吐きましたね 店の名前は 焼きそば佳奈でいいですか」


「勝てないなぁ その通りです 後始末はお願いしますよ」


「今向かってる店は 板さんの溜り場ですし 倉田さんも吐いた

 言い訳は 倉田さんにカマシを入れたかった なんとでもなります

 そもそも妾じゃないし 倉田さんは岩山家では独身で通してる

 籍を入れれない事情があって 隠し彼女か 内縁の妻 でしょ」


「明 コーヒーのドリップ完了 応接でいい?」香織


「ここへ もう倒れそう」と地べたに座り込む比丘


倉田さんも地べたに 座り込んで 「ここへ お願いできますか」


地べたに宴会盆で載ってるのがコーヒー どうにもだが動きたくない

倉田さんも同じの様だ ゆっくりコーヒーを頂く


「でも 予約したら素直にご当主と向かった まっとうになった景子さん

 俺を膝枕で寝かせてる時に 今の行動が出来ていればなぁ

 ご辞退のショック療法の結果だし ご辞退してないと無理とか

 ね、倉田さん 大変でしょ」


無言


「香織 氷を入れてレイコで呑みたい デカイタンブラーでお願い」


「もう一回 全部ひっくり返しますから 責任は岩山家で取ります

 景子様の婿に お願いできませんか」


「無理 景子さんも時までは戻せないのを理解っているから 言うことを聞く

 ご破産で とやったら我儘炸裂 そうなると力での抑え込みになる」


「力なら抑え込めると」


「抑え込めるけど それだと不都合が山盛り 現し世の人で居たいから」


「はい?」


「隠さなくていい 家に入らず庭で結界も張った 景子さんは座敷童

 あ、香織がレイコを持ってきた 黙ってて」


「明 岩山家の」までで 「ここに意味がある」と止める

「レイコ有難う 家に戻ってて」拒否の言葉 感じ取る香織


「結界は貼り直した 声も漏れないし居ることすら解らない」


まったね

定冠詞=The

スコッチ・ウイスキーで定冠詞のTheが付くのは

The Glenlivet  ザ・グレンリベット のみ

当時は 普通の瓶で30年があったはずなんだけどオフィシャルで見当たらない

まぁボトラーズが居るから そこで30年を出したのを呑んだのかもしれない

定冠詞の18をショットで このオーダーをするがカッコいいと思ってます

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