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第十三夜 縁と運に愛された男

1明くん

2竹内さん

3香織さん

4そこの女性(遠山さん)

5儂


「食べたいと言った 若い衆がいないが まぁいい 8人分頼んだ」


「いいよ 冷蔵庫もあるし持ち越せばいい

 お義姉さんが帰ってきて食べるもあるし 持ち越し前提で用意はしたい」


「それで俺になにを」


「そんなの 今日会いに来た 縁と運のある男 そこを理解ってくれた

 お義姉さんでさよのさん

 後は 香織の婿で俺 比丘明を24時間で拡散して固定したい

 爺婆父母が家に帰ってくる頃には外堀を全部埋めたい

 最内側の 姉 の内堀は埋めたしね」


「そこまで心配性にならなくても 歩美さんのとこの酒田さん

 大元の倉田さんに竹田のおばちゃんまで出張でばってる

 俺 竹内も夫婦で出張った

 純金会も光会も大騒動で 香織さんで諦めた

 聖も淑も椙も 明日の午後には余波で広まる

 携帯電話の普及が大きいですね 情報が瞬時に広まる」


「そっか 伝えたい層と携帯電話を持ってる層が被るのか

 普及率10%に惑わされた 縁と運 竹内さんが来てくれて助かった」


ピンポーン 

「寿司屋だ 俺が貰ってくる」と出ていく


「瞬時の御礼 竹内さんの弟の雅人さんも、この瞬時の御礼が言える肚

 弟と舐めてはダメ 肚はあきらくんと同じ枠に居るからね

 これを言わせる 時間もくれる はぁ 雅人さんもいい男だけど

 ここまでのタイミングの演出が運で出来る比丘くん 景子様の婿に・・

 縁と運に愛された男と比べるのは気の毒すぎるな」


「それって神に愛された とも 仏に愛されたとも」


「比丘 だから 仏に愛されてるよ 婿入り先が方丈 当て字だ

 宝生如来様の 宝生 コレが繋がるとなると たまらん」


「彼の比丘の姓 岩山家から漏れるのは初めてですよね」


「この方丈家から漏れまくっておる」


「でも 肯定も否定もなかったのが とりあえず俺は黙ります」


お寿司の桶を八段重ねで 戻って来た比丘

「お寿司が来たよう 遠山さんも食べないと筋肉が落ちる 脂肪も付けて」


「遠山さんってエアロビクスとかやってますか?」竹内旦那


返事がない


「知らないけど 腹筋は割れてる 肩から広背筋が凄いのは確認した

 エアロビクスでレオタードを着ると色気が無くなる系のガチ勢」と比丘


「そうですよね 東海選手権に出てるガチ勢 嫁がジムで始めて

 連れて行かれた今年の東海選手権 美人な顔にも見覚えがある」


「え、そんなガチ勢なの まぁ此の筋肉だしね それを知ってる

 竹内さんが今日来て今会話をしている 俺 縁と運を持ってるわ」


そんな会話のあと 遠山さんに無理くりお寿司を食べさせる

最初の2貫は無理くりだけど筋肉が補給を欲して 食べ始めると

3桶を食べ切る遠山さん 俺も2桶食べても美味しい大将の寿司

残りの三人は一づつ頂き おばちゃんの8桶が頂かれた


遠山さん と 竹田のおばちゃんはお迎えがきて帰っていったのと

寿司が売り切れ 安心してしまって 香織の膝枕で寝てしまう


「寝てしまわれた 年上への敬意も無いように見えるけど

 帰りやすくなったのも事実

 香織さんの件は その内聞こえてくるので楽しみに待ってます

 嫁の行ったBarへ参戦してきます

 場所は嫁の携帯に電話して訊きますので大丈夫です」

玄関に置いてある タクシー会社の名刺を1枚持って出ていく竹内さん


竹内ご主人が GS裏のBarに到着して 店に入ると3人がいる


「しかし比丘くん 沙也加に向かってノータイムでお局様 そしてダメ出し」


瀬山ドキドキで聞いている ご主人もドキドキになって三歩下がる


「はぁ油断したわ 23で式披露宴 片足も突っ込んないけど廻りがね

 子も二人産んで 爺婆に預けれるまで来たのに さよのに乗せられた」


「というか 体よく沙也加に言ってたけど 私向けよ お酒もヤメないとね」


「さよのさんが断酒の検討 無理 まず 控えるから」瀬山


「まぁね 沙也加からの追加情報で三方向位の裏がとれた

 渡ってたお嬢様が断酒して料理の練習をして 来週 寿の式披露宴 

 その切っ掛けが 妹の婿のご辞退 とかね 続かないと」


「その続かいないと 情報で裏が取れただけでは無いよね」沙也加


「比丘のカマシ さよのさんの抑え込みと自分の婿入りを確定させる

 『香織さん 『お先にって』 今言っとけばいい 一個づつ片付けよう』

 その通りなんだけど 普通は本人の目の前では言えない」瀬山


「すっごい 聞くだけなら 完璧な口説き文句じゃない」沙也加さん


「沙也加さん 優しいですね ブサイク7割には触れない」瀬山


「そんなの触れて漏れたら 絶妙のタイミングで凹まされるわよ

 旦那に笑われる 今日だって私達が出た後 絶対に爆笑してるわよ」


一瞬 今触れましたよね と返そうかと考えるが 初見の奥様

それよりも さよのさんを抑え込むのが優先と判断できる比丘の同級生


「比丘の振りで 香織さんが、なんか凄い口上をカマしてたのですが」


「それ私に言わせるの」


「俺 あんまりにもな姉妹の激突 意識が飛んで」と回答を拒否する瀬山


「聞きたい さよのは覚えてるでしょ」目がランランと輝く奥様


「仕方なしか 一字一句 刻み込まれたから覚えてる

ーー

 姉さん 姉さんの存在自体が私にはビハインド

 強烈な風評被害を喰らいましたが 最後は 比丘 あきらさんを連れてきた

 ありがとうございます 料理とか厳しそうですが あきらさんを婿に迎え

 お先に 寿 をさせて頂きます」

ーー

もう倒れそうだったわよ」


「それで それで」興味津々だけど 比丘びくあきらの姓名は記憶に刻む 


「爺婆父母はどうする?と訊いたら 

婿としてなら歓待して受け入れの未来しかない だと」

 

「うんうん」 物凄く楽しそうな 高校の同級生


「言わないとダメか 姉より先の妹の寿 おめでとう

 これを言わされたから 方向転換

 私のお局様の欠陥も身を持って実感したし 説教も喰らった

 凹まされた後だか説教も受け入れられる 遠山と頑張るわ」


「私が来た意味がない 全部済んでる 流石OG会で探された男よね

 頑張るなら 歩美さんも入れてあげてね 最近 渡るらしいの」


聞こえるギリの範囲で隠れて聞いていたご主人

「完了してるみたいで 俺の出番はなしでいい」と輪に入る


「いいと思う 三人で頑張ってくれるらしいから 応援してあげてね」


「帰りますか 言った端から呑んで渡ってでは格好がつかない」瀬山


「瀬山さんは主人と呑んでいって あなたはタクシーで帰ってきてね

 さあ さよのと女子会で うちへご案内」帰っていく29組


瀬山と呑みだす竹内さん でもお局様の話題は出ない

趣味が同じバス・フィッシングと解り その話題へいく

程々で切り上げて 帰っていく二人


まったね

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