第百三十七夜 それを返されては 良い嫁としか言えんわな
ジャンボタクシーが迎えに来たと 婆
「そんなの時間で着て貰わないと もうイッパイとかで長尻に
あげくの渡ったのが多数とか 俺も渡るかも知れないしな」
「流石 (豪族の社長|うちの旦那)」順子桑畑渡瀬
「おれ ハタチの良乳を担ぐのは色々考えるものがあるから
女性陣で須磨子さんはお願いしたいけど いいよね」
「流石 豪族の社長」桑畑と渡瀬にさよのと奈津二も加わる
順子が担いで桑畑と渡瀬のサポートで載せる
ジャンボタクシーが出発していく
「そういえば議事録はどうしたの」順子
「原本はここに 第三者の保管が一番 どこかでコピーを取って廻します」二人
「うーーん 冗談抜きでウチで働かない?」大智
「そうは言っても 谷上の家には1部屋しか居候部屋が空きがない」順子
「あそこ八畳だっけ」
「十畳よ 昔風の二人部屋 押し入れはたっぷり
あそこに二人より 東側の貸家が空いてるから そこに住んで貰って」順子
「そっか 流石我が嫁 スタイル抜群 順子愛してる」大智
「姑のお稽古熱の防波堤が2枚追加になると思えば考えるわよ
もう今朝のルンルン それなりの娘が二人も来たルンルン
それに加えて、大智が仕事出来と認める二人だしね
あとは此の二人に料理とか教えれたら 私は逃げ切れる」順子
「うん お袋に仕事は出来る二人を谷上から嫁に出す これでルンルンに
この二人を橋頭堡に そのためにはまず良縁の紹介から」大智
「橋頭堡 先陣で頑張りますが それはそれで大智さんの評判があがる
余計に 紹介の要求が続くのでは」渡瀬
「さよのさんの段ボールも」桑畑
「段ボールは 28以下ばかり 焦ってはいるけど 爆乳に申し込む余裕がある
放置でいい やばいのは良家のご嫡男 親と同居との敷居があがる」大智
「実家の後ろ盾もいるから 学生結婚で謝恩会は分娩室とか私みたいな無茶はね
お義母さんを黙らせてくれた 大智と実母には頭が上がらない」順子
「まぁ お義母さん 犬山の成瀬家の縁戚で 樫村の分家筆頭の嫡男の嫁
あ、渡瀬さんも桑畑さんも 俺に釣書を渡した時点で此の世界線にいく
さよのさんの創業350年の味醂蔵の御曹司が いっとうおとなしい世界線」大智
「でもまぁ 松平の岩山家ほどではないから」順子
「あそこは 別格も別格 守り繋ぐ墓と仏壇 どころか神社と神域まである
そこの奥社の舞座にあがったとの漏れ聞こえた北、比丘明と方丈香織
そこの縁で うち谷上にきた二人 足りなければウチで足して良縁を結んで貰う
谷上家としては 頑張るしかない事柄で 谷上家の発展が見える」
「私等 そんな血縁はないのですが」桑畑
「パンチのアキラ 全くの血縁なしからの 岩山景子との縁
その縁と運を支える 二人分の命を背負うダイビングインストラクターの肚と
狂気の技と言われる料理の腕 本人の努力と縁と運だけで今を支えてる
その縁と運 二人も持っているわよ がんばって」順子
「到着です」運転手さん
皆で須磨子さんを降ろして、子供たちはさよのに任して茶室に集まる
さよのの嫁入りの確定の話を共有して 議事録を確認していく先代
さよのの仲人どうしようで 一旦話はとまり
「パンチのアキラ 岩山家との関わりがなかったら?」渡瀬
パンチのアキラの話を先代との共有をしていいく当代と姑
「そこは私も知りたい」姑の千恵子
「今現在の私の見解は 関わりは必然 最後まで景子とはHもなし
連れ歩いての夕食とか岩山家でのお昼とかは、景子の方が恩を受けてる
あの時点でもお局様業界に激震が走ったのよね」
「奈良の流派の料理担当と指導を1年 これは岩山家と関わる前なの?」千恵子
「それも 岩山家との関わりの後 と流れているけど 前よ
景子の前から姿を消して メシマズへ1年以上との話もある
前でないと辻褄が合わない 狂気の技の料理だから前でいいのか」順子
「岩山家との関わりでのブーストはあったにせよ 潜る方でも北海油田で働いて
M-ERCL にリストインしているエキスパート イントラもマスターイントラ
うちの海洋部門でも果てしない向こうだそうだ」大智
「そうやって並べると 景子が惚れきるのも ある意味当然かもね」順子
「うふふ たのしみ」千恵子
「え!!」渡瀬と桑畑
「良家の嫡男 谷上で足りなけれなうちの実家の平松家 樫村家も担ぎ出します
須磨子さんの前哨戦 全力での嫁入り こういうギチギチのやり取り
姑の楽しみですよ 教え鍛えも本気の領域へ」千恵子
「よし 私は他人事になった サエコで珈琲入れてきます」順子
「お袋の楽しみは放っておいて 良家の嫡男のヨッメ なり手が少ない
俺も全力の支援はする 嫁入り後での姑のとの力関係も頑張る
そノ辺を含めて釣書を俺に渡す 戻すを 考えて欲しい」
「全力の支援の裏書きは」渡瀬
「須磨子さんに預かっている美貴さん達 子の三人 後に尾を引くのは困る」大智
コーヒーカップのみをノンスリップのお盆に乗せて持ってくる順子
「サエコはブラックに限る」ただソーサーやスプーンでカチャが嫌なだけな順子
「話はついた? 受けるのであれば来週月曜日までに 着替えとか持ってウチへ
貸家へ案内するわ」
「いえ 内弟子 同じ屋根の下でないと 十畳二人部屋ですが母屋へ」千恵子
今朝まで 旧家の嫌がらせでビビってた二人 世界線が変わったと認識する
「うむ 二人共、良い顔になった
さよのさんとお二人は谷上の先代で仲人をする」
「渡瀬 私は流されてるだけだけど いいのか」桑畑
「爆心地の方丈さよの香織姉妹が目の前に居たんだ 巻き込まれるわよ
私の電話に出た時点で分岐は始まっている 頑張ろう」渡瀬
「千恵子 この二人はどうなのだ」先代
「料理がみれておりませんが、礼儀作法と茶の嫌がらせは熟せるかと」
「谷上に嫁に来た姑 しっかり頼む 儂はどんど座って うちの嫁の で済ます」
「やっと 順子さんの時には言って貰えなかった事を お任せを」千恵子
「はい 茶も一服もご期待に添えず 申し訳ありませんでした
それでも子の三人 一姫二太郎三太郎 これは熟しました
そして、ご希望の二人も縁と運で連れてきました」おもいっきり投げた順子
「それを返されては 良い嫁としか言えんわな」先代
まったね