第百三十五夜 姉より先の妹の寿 披露宴だけでも、ひっくり返す
ジャンボタクシーが生田醸造に到着して皆で降りると
婆様が満面の笑みでお出迎え 御曹司は渋い顔
「さよのさん 奈津二の釣書を受けての訪問 うちの嫁に来て頂けると
受けて良いですか 婆は嬉しく 大智さん有難う御座います」
深々と頭を下げる婆 畳なら真の礼より深い礼
事態が飲み込めなく、奈津二を連れて店を出る一同
「奈津二さん その渋い顔は」須磨子20が先陣を着る
「まさか 婆が勝手に釣り書きを出したとか」順子
これやらかしてるかも、と不安になるさよの
「釣書は奈津二くんから直接貰ったし、推してくれも」大智
重い口をやっと開く奈津二
「婆な 24・5の娘をとずっと言っておって、さよのさん29
そうは言っても、あのポスターの爆乳で俺はさよのさん
ひとつ上の姉さん女房 金の草鞋で とも言われてる」
「うん 金の草鞋はそうだわな」大智
「須磨子ちゃんは知ってると思うけど 婆様に逆らったことがない
これは結婚相手の此処一番で と取っておいたんだ」
「その何もかものお伺いで 見合いも組めず」須磨子
「そのリスクも承知 巨乳以上で姉さん女房で狙ってた」
「うんうん それなら さよの でピッタリ」順子
「話がすすむ前に ポスターを見た婆 観光協会のポスターで浦上の顔
浦上の顔が生田に嫁入 婆から推してきた 『うるさい 婆』が言えない」
「兄貴の希望なんか放置で さよのさん さくっと嫁に来てサクッと赤子
私の嫁入りのバックアップを」妹23も店の前に着た
「そうなのね 妹としては兄がダメなら廃嫡で婿取り 敷居が上がる」渡瀬
「うちら 兄が順当で赤子あり 小姑は早く嫁に行けだし」桑畑
「さよのさん 嫁入りの先を見て お付き合いをお願いします」奈津二
「奈津二さん それカッコいいですけど 此の場では」須磨子
「婆の介入を防ぐには 急ぎの此の場しか」妹23
「婿入りをお願いしますではなく 嫁入りの先を見て なんていい言葉
香織 婿を取ってくれありがとう お先には許容する」さよの
「さよの 惚けてないで、返事をしてあげな」順子
「嫁入りを先に見たお願い こちらからもお願いします
年内に結納 1月末で式・披露宴 一気に行きましょう」さよの
「俺を見て貰うのは」奈津二
「今日の茶菓子 ここ生田醸造の味醂カスでの甘味 料理も味醂で美味しく
この味醂を創る人柄が現れておりました」さよの
ぐっと拳を握り黙る奈津二
「兄さん 味醂カスでの和菓子で解ってくれる巨乳 無理かと思ってたけど
解ってくれる爆乳がきた 土下座でお願いしな」兄には厳しいい妹23
「年内の結納 1月末までの式披露宴 方丈家へ繋ぎは谷上家で良いかの」婆
「それで婆様の愚痴は二度とないと握れるのなら」順子
「無理をお願いしますが、出来れば谷上から嫁に
実家の方丈家にはダマで 式・披露宴の招待状をギリで発送したい」さよの
「裏は何か不明だけど、うちはさよのさん達が着てお袋が有頂天の登ってるから
何でもありの世界線で行けるけど 生田家は?特に婆様はそれ良いか」大智
「愚痴など 二度とないわ 味醂カスでの和菓子 何度も持っていっておる
毎回 おいしゅう とのさよのさん 味醂屋の嫁に最適じゃ」婆も出てきた
「味醂カスでの白あえ 美味しゅうに 妹の婿 パンチのアキラも納得の味」
「うんうん 奈津二 返事は上がって貰って柳陰をどうぞでよいか」婆
「こちらへあがって下っされ 用意は出来ておるからの」爺
「さよの 上がれば次のステージへ行く 良いか」順子
「奈津二さんの人柄の裏書き パンチのアキラもサインしているから
白あえで使ったら「美味しくどうぞの心が見える いい味醂屋で」よ」
「上がりましょう 私らの援護は不要みたいだし」桑畑
「上がる前に味醂蔵の見学をしたい 嫁入り先の蔵 見ておく」さよの
「兄さん 蔵の見学セずでの返事はない 婆の全勝」妹23
「こちらへ この黄色いテープの上をあるて下さい」
妹23の解説で進んでいってしまう見学 奈津二沈黙
どうしようかと思う 渡瀬に桑畑と順子に須磨子
生田醸造の爺父奈津二と大智で密談開始を見て任せるを選択
「婆様と妹23さんの解説 ありがとう 奈津二さんは密談
婆様 あがっても良いですか」さよの
「まず 上がりんしゃい それから」婆
上がると 爺父母は柳陰とかつまみの準備を完了している
騙りだす婆
「儂と嫁の節子は、味醂蔵の金勘定ばかりをやってきた
それはそれで時代であるし、生田醸造を守り立ててきたわ
この先 奈津二の子の代に残すにはもう一つが要る
浦上の顔の爆乳のポスターもあるが 茶の一つも熟す下着屋
新たな地平を 生田醸造に開いて欲しくての」
「私に出来ることなぞ、たかが知れてますよ」さよの
「濃尾の方丈家の長女で浦上の谷上家の預かり 縁が広がる」母の節子
「縁と運 妹の婿殿の言葉通り 式・披露宴後に繋は致します
奈津二さん 姉さん女房 厳しいですよ いいですか」
「それ」とまでで婆を遮り 「婆は黙れ 俺と嫁の話」と奈津二
「奈津二さん その肚を決めたのは 爆乳ですか?」須磨子
「須磨子ちゃん ごめんね 20と若い娘だけど乳がね
巨乳・爆乳は七難隠すだし あこがれの爆乳だし」
「私だと」F+の桑畑
「さよのさんが居なければ」奈津二
「さよのさんが奈津二さんの嫁 さよのさん宛に釣書を渡した相手なら」須磨子
「抜け駆けで俺 セカンドチャンスで桑畑さんに行くやつも居る」奈津二
『汚い』と思う渡瀬 声に出てる
「渡瀬さんも良乳 巨乳・良乳・貧乳の宗派があるから 後輩は良乳派」
「まてまて 渡瀬さんと桑畑さんはウチ預かり 勝手なことはダメ」大智
豪族は豪族で 一難去っても次から次へと思う 大智夫婦以外
「さよのと奈津二くんで先を見た 年内の結納 1月末までの式・披露宴
方丈家と言うより香織さんにはダマでゴリ押しすればいいの?」順子
「そっか、実家の父母爺婆も抱き込んで香織にだけダマでいいのね
姉より先の妹の寿 披露宴だけでも、ひっくり返す
この柳陰 いい婿のトニに嫁に行ける 奈津二さんよろしく」
「任せて やれるだけはやる」奈津二
「仲人どうしよう 遠山家のが重しに」大智
「遠山は樫村の本家でも分家でもの何処かに投げるとか
それで順子先輩と大智さんかお姑さんご夫婦で私達の仲人」さよの
「そうする 化学が暇してるから 投げる」順子
まったね