第百三十夜 巨乳・爆乳は七難隠す
「上手く行くにしても コケるにしても 紹介は無くなった
とりあえず、電話で止めてくる のと 大阪の先輩と話をする」
電話部屋に向かう大智
「生田でも 生田醸造の御曹司だったら婆様の愚痴も無くなり
そこまで女に惚れさせれるのなら 困っていないか」順子
「詳しく」香織 お世話おばさんの顔になる
「カクカクシカジカ」順子
「他に女はいないの裏書きは」
「谷上家で どうするの」
「淑のOG会幹事に売り飛ばします」香織
「強烈に助かるわ」順子
電話がしたいが電池がない 順子の携帯電話を借りて 石川を捕まえて
淑の渡瀬さんに 順子さんの携帯電話に 電話するようにをお願いする
かかってくる電話
「またまたのお声がけ 今度は」
「女性に肚があれば そこそこの家柄の御曹司 ただこの地区の女性はNG
淑の幹事に情報を流して恩を売りたく まぁ数合わせですけど
淑は尾張中部と聞いています この浦上には実家関係で縁はない
婆様の我儘だとかは距離で防御可能かと」
「そうね その感覚は大事 詳細を」
「カクカクシカジカ 近所と純金では居なくて」香織
「代わりました谷上順子とお見知りおきを 浦上の谷上産業の当代の嫁 助けて」
「はい?」渡瀬
「もう玉がなくて 淑のOG会幹事さんに売り飛ばして
婆の愚痴から離脱したい 椙も聖もOK 光は近いので」
「一度 谷上順子さんとお会いしてからで良いですか」
「お願い どこでも行くわよ」
「いえ 浦上 意外と行かないのでこちらからお邪魔します」
「助かる ウチでもいいけど 義母がいるので旧家の嫌がらせがある
テラスのあるカフェーでどう?」
「嫌がらせ? 塩でも撒かれますか」
「茶の一杯をどうぞと茶室に案内していく」
「淑のOG会幹事 熟せますので お家を見ておきたい」
「裏とりね JR浦上の駅からタクシーで谷上産業の本社受付で本社受付まで
乗せてきてくれるから 受付で淑OG会幹事でタクシー代はこちら餅に
受付から家の方までの案内を手配しておくから 予定が決まったら連絡を」
「わかりました 3日以内に回答します」
「お願いね 助けると思って 動いて欲しい」
切れる電話 静かになると大智も戻ってくる
「こいつもだ 危なく電話を叩き切るトコだった」順子
「また 料理かお抹茶OKの娘が居たのか」大智
「いま 生田醸造の件で淑のOG会幹事と合いたいと話をして
うちに来ると旧家の嫌がらせあり テラスのあるカフェーでと提案
熟せるからと カフェーが蹴られて うちに来るとか」愚痴る順子
「順子 よくやった 幹事本人でなくてもOG会にいる娘と繋がれる
大田さんはハズレ値 普通の娘がいい 助かる」大智
「大智さんが助かる?」香織
「大田さんの件が広まって 同時に琴美ちゃんの存在もあって
うちにOB会以外からも嫁の紹介をだよ 裏とりも大変だしな」大智
「その割には 私には話がない・・・」さよの
出ていって戻ってくる 大智 手にはダンボール箱
「廻したさよのさんの釣書と写真で一冊になってる」と香織に渡してくる
「一冊って釣書一枚写真一枚 2ページにしては厚い」と開く香織
釣書には「呑んで渡るお局様 但しもう一曲の店には行かない」と注釈あり
写真は最新版で29の振り袖 嫌がらせかなと見ていると次のページがある
浦上の椰子の木がある海岸でのビキニとワンピの水着写真
カフェーでおしゃれに だけどビキニ 計10枚もある
カメラマンチームで撮ってるわよね レフ入ってる グラドル候
あれっと思い【○観 水着】と書いてある、サイドボードの紙の束を見に行く香織
「大智さん こ、こ、これって姉さん!!」
「そだよ 観光協会に金がなくて モデル代はうち居候代と見合い写真
カメラとメイクは市内の写真館と化粧品が合同 と低予算
10月だけど暖かくて+気合で寒気ボロを出さなかったらしい
市役所とカフェーとかに5パターン貼ったら3日で20枚盗まれる人気
いやぁ 観光協会での序列があがったけど お釣りも来たわ」
「これが街に貼られたら 申込みはあるわ プロの撮影だしね」香織
どんっと さよのに渡された釣書と写真の入ったダンボール 5kgはある
「さよのさん 裏取り済は付箋がつけてあるけど全部は無理
さよのさんが選んだ 殿方の裏を取る方向に変える 選んで」大智
「婿取りの重圧がなくなると 見える景色が違う 有難うございます
早速部屋でニヤけてみてきます」ダンボール箱を抱えて出ていくさよの
5分もしないうちに 戻ってきて
「大智さん 間違ってませんか 26がいた 27は3人いた」
「それなぁ 爆乳で細面顔な美人お姉さんが水着で写ってるグラビアだしな
金で中高のお嬢様で、赤字ダーダーだけど自営業で物販 愛想笑いが出来る
最新情報で 茶の一つも熟すが加わって 爺婆親戚関係も黙らせれる
呑んで渡っても それはそれで爺婆親戚を蹴散らせてくれればでな
年下が増えた 26に本気か?と訊いたら 一度あってからですが、だと」
「お局様でも良いと」
「お局様のお姉さんがいいらしい26 あと生田醸造の28も入ってる
順子曰くの 不良債権は人気だぞ 爆乳は強いわ
けど 店は今の赤字ダーダーは無理 」大智
「姉さん どうせ口コミの予約 明提案の方丈で用意する新家なら
自宅の応接でフィッティング それで出来る」香織
「26が 28が 27が」聞いていない さよの
「出てけ!! さっさと詳細を読み込んで 5人決めてこい」順子
ささっと 出ていくさよの
「大智さん 殿方から見ての本音をお願いします」香織
「爆乳 多少垂れても爆乳 胸腰尻の良スタイルで美人と爆乳 そして爆乳」
「爆乳しか言っていない 殿方はそれがいいと」
きゃぁぁぁぁぁあぁぁぁ と叫び声 25がいたぁぁぁあ と聞こえてくる
「放置で もう何回か来る 25は3人 24もいるから」大智
「なんじゃ さよのの叫び声は」婆と千恵子も来る
「姉さんへの 見合い申し込みの釣書と写真を見ての叫びです」香織
「案件は谷上の姑 千恵子さんにお願いをして諾を得た 帰るかの」婆
えええぇぇぇっぇぇぇえ 24がいるぅぅぅううぅ と叫び声が聞こえる
「姉さんが 釣書と写真をもって自慢してきそうで 帰りましょう」香織
「ちなみに順子の写真を5人に魅せたら 皆喰い付いた スタイル自慢の嫁」
「あとは お料理 がんばりましょう」千恵子 あがってさがる順子
「乳なんだ 巨乳・爆乳は七難隠す おじゃましました 宜しくおねがいします」
大智に駐車場まで案内して貰い おみやげと言われ渡されるポスター達
「ポスター5パターンが各3枚 計15枚入りです どこかで貼って下さい
俺も観光協会の理事なので 貼るトコ探してお願いして貼らせてもらってます
釣書と写真の一冊も実家にも置いておいたほうが良いかと」
受け取って帰っていく 婆と香織
まったね